犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬が私に興味をしめさない・下に見ている

質問内容
こんにちは。前回はサークルについてのアドバイスありがとうございました。

ワンコは4ヶ月になりました。今回は私に対する犬の態度について相談させていただきます。

家族は夫40代、私50代歳です。私が昼間5分×2回、60cmx90cmの柵の中で遊び、夜は夫が20分×2回位部屋に放します。

ワンコは夫ととても相性がいいようで、夫のことが大好きでいつもまとわりついていますが、私にはあまり興味がないどころか下に見ているようです。

仰向け固めをしようとしても嫌がって手を強くかみかみしながらです。夫には自分からおなかを見せます。

部屋に放しているとき興奮してくるとウーワン、ウーワンと私に吠えて手に噛みつこうとしてきます。私は犬の頭の上で指で円を作って遊ぼうとしていただけなのに。手から血をいままで3回くらいだしています。

甘噛みも私に対しては強くかみます。昨日も少しですが血が出てショックで悲しかったです。

1日中ワンコと二人でいて世話もえさも私がしているのに頭にきます。昼間遊んであげる時間が少ないと思いますが、双方ともしらけてしまってなかなか楽しく遊びができません。最悪なことに私がうつ病で思うように遊んであげられないのです。

コングを使ったときは楽しそうだったのですが、麻ヒモがすぐとれてしまいまって最近はやっていません。

ここまで書くとひどい犬みたいですけど、ここまで悪い子になるのは時々です。普段はなめてくれますし、お座りは覚えてくれたし、いまはマテの練習中です。

ただ私を下に見ているのは間違いないです。小さな猛獣といいますが、時々怖いと思うようになってしまいました。

リーダーウォークしようとしてもふんばってしまって、かがんで呼ぶと来るのですが、また元の位置(サークルの近く)に戻りふんばります。

外にも何回か連れていきましたが全く動いてくれず、無理やりひきずったりもしましたが動いてくれません。このままだと本当に憎らしくなってしまいそうで自分が怖いです。どうかアドバイスよろしくお願いいたします。


返答内容
>私は犬の頭の上で指で円を作って遊ぼうとしていただけ・・

↑絶対に人間の体を遊びの対象にしたり、興奮の対象にしてはいけません。

犬は常に奥様の手で興奮したり、攻撃や狩猟の対象として固定化してしまいます。「この瞬間だけ遊び」などという使い分けは子犬の知能ではできません。成犬でもよほど訓練しないと無理です。

それと犬は頭上で動く物を嫌がります。ワシやタカなどの猛禽類の攻撃と似ています。動くヒモをヘビに見立てて怖がったり攻撃するのと同じです。

噛み癖が強いうちは、褒める時なども上から手を近づけないことです。犬の目線よりも低い位置から近づけて、犬の肩付近をポンポンポンしてください。

興奮や追いかける対象は、コングだけにしてください。


>1日中ワンコと二人でいて世話もエサも私がしているのに・・

↑これがいけないのです。メリハリが無いのと、世話をマメにするのはチヤホヤと同じことで、犬は従属的に見たり「都合の良い世話係」のような感覚になってしまうのです。

もっとメリハリを付けましょう。例えば、2時間一切目も合わせず声掛けもせずかまわない。でも遊ぶ時はコングで目いっぱい20分くらい遊ぶ・・・というくらいか、もっとメリハリを付けてみてください。

「犬は世話をする人になつく」と言われるのは、あくまで「毅然さと主導性が保てる人に対して」という意味です。それが犬に伝わらないと逆の現象が起こってしまいます。大げさや猫なで声でナデナデもされてこなかったでしょうか。

特に今はご無理されないでください。

うつの時は自信を無くします。一貫性も保てなくなるので、犬は見抜きます。それと、根気が続がないのですぐイライラして強引にしてしまったり・・ということもあります。

また、うつの時は、なぐさめや癒しも求めたくなるので、無意識にそれが表現されて犬に伝わってしまうのです。


しばらくは、犬にリードを付けて持って、狭い範囲でコング遊びしてください。コングはヒモ無しでも、犬にリードを付けて持っておけば主導性が保てます。散歩の練習としても良いです。

少し犬の世話をタンパクにしてみてください。世話の時間を短くし、その分主導型のコング遊びを増やしましょう。

その中で少しずつリーダーウォークを混ぜていってください。

それから、暑い時期が続きますが、栄養バランスに気をつけてください。玄米ご飯・納豆・味噌汁・海藻・きのこ・生野菜・お魚。真水も飲みましょう。

長時間の有酸素運動(散歩)もなるべく毎日してください。

うつはメンタルからくるものと体の不調からくるものがあります。そこから負の連鎖で併発します。自律神経失調症を整えていきましょう。女性ホルモンのバランスも崩れやすい時期です。

まだ子犬も幼いので、散歩で踏ん張って動かないようでしたら移動用バッグに入れて連れて行きましょう。ペット用の肩掛けバッグが、ペットショップやホームセンターで売ってます。

家の中で一緒に歩けるようになったら、外でも少しずつ歩かせましょう。踏ん張って動かない時の対処法も、Q&Aサイトの散歩のカテゴリに記事がたくさんありますので、目を通していただいて、いずれは練習されてください・・・


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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