ケンネルコフで犬のしつけができない場合はどうすれば良いか
堀川様、初めまして。1週間前に4ヶ月のミックス(ポメラニアン×マルチーズ)の子犬を迎え入れたばかりです。
翌日から咳があり、すぐ動物病院へ。レントゲンを撮っていただきましたら、ケンネルコフだとわかりました。
まずは1週間の投薬、明日また受診予定です。
ケージに入れ、はしゃがせないようあまりかまわず、トイレが成功したときに褒めていましたら、トイレトレーで出来るようになりました。
要求で吠えることもなく、一人遊びをする以外はほとんど寝ています。
咳は1日数回で落ち着いているのですが、気管を刺激しないように首輪はつけていません。
体調を見ながらなので、適切な時期に躾が出来ないかもと不安に思い、あちこち検索していて堀川様のHPを見つけました。
明日から2週目ですが、体調を気にかけながらも毅然とした態度での躾を学びたく、堀川様の教材購入を検討しています。
頑張っておられますね(^_^)
まずはケンネルコフの完治を最優先させてください。こじれると命に関わります。
しつけはそれからでも全然間に合いますし、アレコレ教えることが躾とは限りません。
アレコレ教えようとする行為が、かえってベタベタ・チヤホヤに映ってしまうこともありますし、キツ過ぎると犬の防衛本能を刺激するだけになってしまいます。
それと、興奮ストレスも大きくなりますので、免疫力の低下などが今は特に心配です。
また、病気を気遣って甘く接したり、チヤホヤしないことです。
犬の知能には、「自分が病気だから優しくしてもらっているんだ」などとは理解できません。犬の本能で冷淡に反応・誤解するだけになります。
チヤホヤせず、毅然と接してあげるのも躾の基本です。
ですが、無視だけでは信頼関係もできませんし、物事も覚えることができません。
ケンネルコフの症状も落ち着いてきましたので、短時間で軽い有酸素運動程度はOKですのと、まったく運動無しでケージに閉じ込めっぱなしではストレスもたまりますので、リハビリ的な優しい運動兼しつけになる事を始めてみましょう。
一番簡単な事としては、犬にボディハーネス(病気が治ったら首輪)とリードを着けて、それを飼い主さんが持った体勢で団らんされたり遊びましょう。
遊びと言っても、広い場所で走るなどはしないで、お部屋の中の2メートル四方くらいの場所で、主導型コング遊びをしましょう。あるいは単に一緒にテレビを見るだけでも良いです。
その遊びの中で、スワレ・マテの型を作って、指示音ジェスチャーで褒めて教えたり、お散歩のマネごとで練習しても良いです。
団らんは長時間でも良いですが、犬が動くような遊び・お散歩の練習は、1日あたり10分×3回くらいにしておきましょう。
治って獣医さんのOKが出たら、もっと時間を増やしましょう。
では、まずはケンネルコフの完治を最優先にして、その中でも上記の内容をリハビリ的にやっていきましょう。
(ご購入前ですので、専門用語や私の犬のしつけ手法で独特のネーミングのものが、上記の文面の中にあります。これから本書とQ&Aサイトを熟読いただくことで、ご理解できますので、ご安心くださいませ)
それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)