二頭飼いの焼もちでエサを食べなくなり体罰で噛むようになった先住犬のしつけ
初めまして。我が家の犬の問題行動についてご相談宜しくお願い致します。
①犬種:ハーフ犬(マルチーズ×チワワ)年齢:2歳1か月オス
性格:怖がり、大人しい
②犬種:トイプードル年齢:1歳8か月オス
性格:やんちゃで素直
3か月位に購入し、我が家に迎えて甘えん坊の性格で特に問題は無かった。
生後半年程経って、トイプードル(オス)の赤ちゃんを購入し育てておりました。
トイプードルが骨折 した為、24時間付き切りで世話をしたのですが、先住犬のハーフ犬が焼きもちを焼き、餌を食べなくなり、体罰を与えてしまいました。
その後親戚に預ける事に・・・親戚の家で甘やかし放題だった為問題行動が始まりました。
【預けた時期】1歳2カ月位~1歳10か月の8カ月間
【問題行動】威嚇、噛む(血が出る程)病院に行ったそうです。親戚3人噛まれてます。兎に角甘やかして皆で可愛がってくれたそうですが、それに反して暫くして自分が上位と感じたのか親戚一同に噛む様になりました。色々な理由も有り、我が家に戻って参りました。
現在の状況:
餌をゲージに入れるを途中で食べなくなり、こちらの様子を伺いゲージ近くに近寄るといきなり噛んでくる(ゲージ越しに威嚇やゲージを噛んでくる)
その他、好きな玩具やガム等をゲージに入れるを、独占欲が強いのか【取られる】と思うのか、その物を取られまいと問題行動をしてきます。試しにゲージに手を入れると血が出る程何度も噛んできました。
対処方法が分からず、また体罰ではいけないと思い、良い躾方法を探して堀川さんにたどり着きました。
現在、餌をゲージに入れ食べなくなった時に、皮手袋を付けて口を軽く押さえて「ダメ」と行って躾けております。怖いのか、せめてもの反抗なのか粗相を昨日からします。(昨日から躾を始めた為)
後昨日より「リーダーウォ ーク」と「仰向けがため」を実践しております。
分からないのが、餌を途中で食べなくなり、こちらの様子を伺ったり、食べる様子な無ければ餌を下げて良いのか?
餌を取ろうとすると食べる素振りを見せるが、食べずにまた様子見伺い30分以上やっております。
何か良い方法が有ればアドバイスお願い致します。
まず今回は、絶対にあせって無理されないようにご注意ください。
犬は食と安全に関わる記憶と感覚がとても鋭いです。
いったんご主人に対しての不信感や恐怖が記憶に残ってしまいましたので、ここから信頼関係を取り戻すには時間はかかります。
あせったり悲観されないで、毎日コツコツ続けて、少しずつ信頼関係を積み上げていきましょう。
まず、絶対に体罰はされないことです。
犬も人間の幼子もそうですが、知能が低すぎて、自分のした悪い事と体罰を結び付ける知能はありません。何が悪いのかもよく分かっていません。
防衛本能を刺激して悪循環になるだけです。
かと言って、今までのことを悪びれて犬をかわいそうに思い、チヤホヤかまうのも主従関係が崩れます。ジロジロ見つめて、猫なで声で声掛けナデナデ、抱っこにオヤツ・・・というような従属的な接し方は絶対にしてはいけません。
主導性と毅然さは保ちながら、遊びやスキンシップをしてあげる必要があります。
ただ今回は、犬の中に不信感と恐怖が残っていますので、仰向けや口閉じなどの接触系のしつけ方は少し待ってください。
しばらくは、犬との距離が保てる方法が良いです。
主導型コング遊びと、リーダーウォーク中心にしましょう。
団らんや遊びで犬をケージから出す時も、犬にリードを付けて飼い主さんが持っておく癖にしてください。
まずは少し距離を保ちながらベタベタせず、毎日一緒に暮らして環境への慣れと信頼関係を取り戻していきましょう。急いでベタベタしないことです。犬の恐怖や興奮ストレスをあおったり、主従関係を誤解させてしまいます。
>食べる様子な無ければ餌を下げて良いのか?・・
↑フードを指差して「ヨシ」の合図だけ出して、あとは知らんぷりしてください。ジロジロ見たり声掛けしないで、出来ればお部屋を出てあげたほうが良いです。
それで30分たっても残っていた場合は、声掛けなど一切せず、無言で無視してサッと下げてしまってください。
もしかしたら、時期的に夏バテや夏風邪もあるかもしれませんが、健康で本当にお腹が空けばちゃんと食べますので、気にしないで下げてしまい、次の時間まで何も食べさせないことです。
もう子犬ではありませんので、もし丸一日何も食べなくても全然平気です。少しでも食べれば、低血糖になることはありません。
食べないからと言って、アレコレ注意したり体罰をしても、まったく意味がありません。それどころか、犬には意味が理解できませんので、興奮や防衛本能を刺激するだけになってしまいます。トイレのしつけなども同じことです。怒られても犬は理解できません。
いっぽう例えば、噛んだり吠えたりした瞬間では、それを止めさせる型を作って注意した場合は、繰り返して反復することで理解できます。
今回は、興奮・精神性ストレスで食欲が無いわけですが、今後も感染症などで食欲がなくなる時もあります。
そういう時は、少量の摂取でも栄養が吸収しやすいように、ドライフードをふやかしてあげると良いです。
熱湯で、フードの3倍くらいの量のお湯をかけます。20分から30分くらいでふやけて温度も冷めます。
さらにそれでも食べない時は、ふやかした少量のフードに水を多めに加えてサラサラに近い「スープ」にして与えると良いです。この時は、しばらく飲み水を与えないでカットしておくことです。ノドが乾けばスープを飲みます。
スープが飲めるようになったら、毎回少しずつお湯の量を減らしフードの割合を増やしながら、毎回少しずつドライフードに近づけていきます。
くれぐれも、オヤツを与えたり、高級缶詰を与えたり、トッピングなどをしないことです。あっという間にずる賢く学習して、余計にドライフードを食べなくなってしまいます。
では今日は以上ですが、本サービスをご購入いただいたタイミングからして、まだQ&Aサイトを熟読されておられない段階だと思います。
情報のつまみ食いは危険ですので、必ずご熟読いただいて、意識と知識を高めるようにされてください。
根本の土台が無いまま表面的に手法だけ展開しても、犬に伝わりませんし、見抜かれます。
それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)