子犬の腸ヘルニア(ソケイヘルニア)
堀川さま。先ほど、ブリーダーさんからメールが来ました。以下のような内容です。
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昨日の夕方 いつもの様にお世話をしている時に あれ?
左ソケイ部に小さいポヨンとした軟らかい膨らみがあり、触ると元に戻り何もなくなり、ソケイヘルニア(脱腸)?と正直驚きすぐに動物クリニックに受診してきました。
先生は 診察して「ヘルニアありますかね~ う~ん どうですかね~ 」 暫くして「小さいですが少しヘルニアがありそうですね。でも今の段階なら成長とともにこのままふさがるかもしれないし、このままで様子をみるので良いと思いますよ。
女の子ですし避妊手術をされるのなら、もしふさがっていなければその時に一緒に手術を受けられたら良いかと思います。避妊手術は10月生まれなら春2月頃にはできますよ。」他のチェックもして頂きましたが「特に問題はありません。」と言うお話でした。
どの子もチェックをしておりましたので、ソケイヘルニアにこれまで気づかなかった事を悔やむと、先生は「月齢からしてそれは仕方ないでしょう。わからないと思いますよ」。と話して下さいました。
そのヘルニアは普段は出ていないのです。たまたま力が入っていたかでポヨンと出ていたんだと思います。でも仰向けになるとなにもせずにすぐに元に戻りますし、全く痛みとかもなく元気で走り廻っております。日常生活には特に気をつけることは何もない。皆と一緒の普通でいいです。と言うことでした。
そして今日も特に出ておりません。
お金の話をして申し訳ないのですが、先生に手術となればと料金の事もお尋ねしました。○○県はおおまかな取り決めがあり、避妊手術が3万ちょっと、それにヘルニアの手術を一緒にするとあと1万円追加になります。と言われておりました。
病院によっては多少の違いはあるでしょうが・・とも
本当に申し訳ないと沈んでおります。ご心配やらお手を取らせる事になるとどうしたものかなあと悩んでおります。
それでも、もしこの子犬で良いとおっしゃって下さるのなら、夫と相談をし気持ちだけ申し訳ないのですが、3万円を引かせて頂こうと思っております。
楽しみに待っていて下さるのに、こんなお話をしなければならない事が本当に申し訳ないと思っております。すみません。もちろん子犬は今日も元気に走り回っております。
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とのことです。これも前回の出べその時と同じように、値引きしてもらえて逆にラッキー...と捉えて大丈夫なものでしょうか。
お返事をお聞きしてから、前回の「ワクチン」の件と合わせてお返事をしようと思っておりますので、お忙しいとは存じますが、返信お待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。
今回はご心配ないと思います。獣医さんの判断で「手術の必要無し」となったわけですので。
指で戻してその後は出てこないということですので、たまたま力んだ時に腸がたまたま穴の位置にきてちょっと出た、ということです。
本当に腸ヘルニアになった場合は、指で戻せないです。
ブリーダーさんも気付いたので、これから毎日チェックして確認していけば大丈夫です。
結局は、ほとんどのブリーダーは一時的な腸ヘルニアに気付いていないだけで、実際には子犬には多いんだと思います。みんな気付いていないだけなんだと思います。
>値引きしてもらえて逆にラッキー...と捉えて・・
↑このようにとらえましょう。天命は受け入れなければいけません。誰かの過失でそうなったなら別ですが、天からの授かりものには文句は言えません。
わが家の犬も、子犬で来た時は感染症でした。他にも発作的な症状があったり、癌も経験しました。(来た時の子犬の感染症はブリーダーやショップの責任です)
完璧で何の差異もない犬はいません。人間も同じです。
今回は運命を受け入れましょう。
ただし、10月生まれで2月に避妊・・というのはちょっと賛成できないです。
まだ幼すぎるのと、寒い時期なので手術でお腹の毛をごっそり刈るのは良くないです。
生後半年、季節も4月で良いでしょう。
それまでは家で毎日チェックしてください。「腸が出たからすぐ死ぬ」ということではありませんので、指でお腹の中に戻して、腸の折れやねじれが解消すれば良いわけです。
家に来て最初の一週間は接触してはいけない・・・と申し上げましたが、ご飯前やトイレの片ずけの時にサッと確認すれば良いです。
それと、これからまだ家に迎え入れるまで日にちがありますね。その間にブリーダー下で再発していなければ、特に心配することもないです。
値引きはラッキーと思って受けましょう。