犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のドッグフードをふやかしから固いままへの移行・夏トイレの上で寝たがる

質問内容
堀川様、いつもお世話になっております。(5か月半の子犬)

犬との遊びやリーダーウォーク、餌やりの時は皮手袋をはいて接しています。まだまだ、皮手袋に反応して噛んでいます。

リードのチョン引きとリーダーウォークを繰り返し注意しています。犬を褒める間もなく噛むので、毅然とした態度を取れていないのかもしれません。

スキンシップを取りたいのですが、ゲージから手を入れると反応して犬が噛みにくるので、少し、しんどくなります(*_*;

犬の餌のことなのですが、6ヶ月のドライフードへ移行するのを目安に、ふやかしをしているのですが、餌をやってもしばらく放置して食べている(5分~10分)ので、なかなか進みません。

病院からは、ふやかし時間を徐々に短くして下さいと言われているのですが、ちょっと困っています。

後、ゲージの床に餌の皿を置いているのですが、食べにくそうにしています。

それも関係しているのかなとも思うのですが...

クレートの件ですが、暑くなってきたのか、タオルも外へ放り出すので、今は何も入れていません。

それで肌触りが悪いのか、犬はクレートで休まず、ゲージの床でトイレを枕にして(笑)寝ているのですが、クレートで眠れる方法はないでしょうか。

よろしければアドバイスをお願いします(^-^)


返答内容
カリカリドライフードへの移行ですが、ふやかし時間で調整するのではなく、お湯の量で調整されると良いです。

もちろん時間も関係するわけですが、お湯の量が少なければ固くなります。

例えば、ご飯を炊くときに、入れる水の量を減らすと固めに仕上がるのと同じことです。

ヤカンやポットから直接エサ皿にお湯を入れないで、一度マグカップなどに入れて目安を決めてから、毎日少しずつお湯の量を減らしていきましょう。

それと食欲が少し弱いようですが、暑さもありますので、もし3回与えていたのであれば、2回にしてみても良いです。

人間も犬も、夏は体温を保つ(上げる)ためのエネルギーが多くいりませんので、食べる量は少なめで良いです。


>ゲージの床に餌の皿を置いているのですが、食べにくそうに・・

↑底上げ台の上にエサ皿を置くという手もありますが、まずは上記をやって様子をみましょう。夏の暑さも影響していますので、あまり過保護にしたりアレコレ心配されない方が良いです。


>暑くなってきたのか、タオルも外へ放り出す・・

↑夏はそうなります。ハウス内から出ている時間が多くなりますし、トイレの上が気持ち良くてそこで寝る犬も多いです。

さすがに、よほど興奮してジタバタしない限り、オシッコやウンチの上に寝ることはありません。キレイなトイレの上で寝る分には問題はありませんので、叱ったりしないで涼をとらせてあげてください。

他には、夏前に大胆に被毛をカットしてあげることや、石マット・木のスノコを置いてあげるのも良いです。


関連して噛みつきもそうですが、いつも「接触=叱る」という形態になってしまうと、奥様や手に対して敵対心しか育ちません。

確かに難しい時期でどうにもならない時もあるのですが、そういう時は無理に接触したりスキンシップを取ろうとせずに、ケージ内でそっとしておくのが良いです。

あるいはコングで遊ばせて、あまりちょっかいを出さないことです。時々取り上げてスワレ・マテさせて褒めて、また転がして好きにさせる・・・

というくらいでも良いです。

人間の子供もそうですが、反抗期特有の反発や自立行動がある反面、まだ甘えたい時期なので、何とも言えないグダグダ状態になります。(夏の暑さで集中力が落ちていることも影響があります)

この時期を乗り越えると、知能も上がり成犬の本能も強くなってきますので、リーダーを見極めて、従う能力も高くなっていきます。

生後10か月くらいまでは、変化が大きくて不安定です・・・


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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