犬のしつけがQ&Aで分かる!

飼い主の体調が悪い時の犬のしつけと運動・遊び

質問内容こんにちは。お久しぶりです。あれから私達が体調を崩してしまい犬の躾が出来ていません。

主人も以前大病をした為、寒くなると外に行けず3カ月以上二人ともが散歩に連れて行けなくなり、かなり犬のストレスがたまっている様子で、仕事で留守番をさせるときはケージを噛み食べているようで、とうとう破壊されてしまいました。

散歩ができないと社会化もできず、表情もなんだか寂しそうです。どうしてあげたらいいのかわからず、メールさせて頂きました。

友達が家に来てくれるのですが、興奮して落ち着かないのでケージからは出してあげる事ができず、近づくと袖を噛んで離しません。

よいアドバイスがあれば教えて下さい。

あお向け固めはしておりますがリーダーウォークはできておりません。

遊びは家の中で、コングを使って遊ぶ時は相変わらず紐にしか興味がなく、樹脂でできた噛みおもちゃでは持って来い遊びをしますが相変わらず出してくれません。

座れ、まて、お手、ふせは、ちゃんとできています。

 

返答内容

どんな病状かも伺わず勝手なアドバイスになるかもしれませんが、失礼をお許しくださいませ。

もちろんご存じと思いますが、人間にも犬にも有酸素運動は必要です。「やったほうが良い」というレベルではなく、やらないといけません。

血行不良は重大な病気につながりますが、実は以前私の犬が癌になったことがありました。

犬の癌で最強最悪の黒色メラノーマという癌だったのですが、私は猛勉強し免疫療法で治しました。

その中の一つに、やはり有酸素運動は欠かせないのです。

今回は外に出れないということでしたので、ご夫婦の運動と犬の運動は分けてやっていきましょう。

ご夫婦では、お風呂に入ったり家の中で歩くことは出来るでしょうか。

お風呂にゆっくり長い時間入って、血流・代謝を上げていただきたいですが、出来れば家の中で犬と散歩していただきたいのです。

廊下やお部屋でコースを決めて、出来るだけ連続で多くの時間歩いていただきたいのです。

歩く行為は、自律神経のバランスを整え、ホルモンバランス・免疫を正常に機能させます。反対に歩くことが無くなってしまうと、ますます血行不良や自律神経のバランスが崩れてしまいます。

何でも良いので、「長時間ゆっくり動く」という要素を毎日取り入れていただきたいのです。

例えば、家の中で少し歩いて体が温まってきたら、その流れで外に出てみる・・ということも、出来ればやってみていただきたいのです。

「そんなことは百も承知・・」だったとは思いますが、実は私も子供のころから体が弱い体質なのです。

犬が癌になってから、気力を振り絞って私が毎日1時間の連続歩行(散歩)をするようになってから、犬の癌も治り、私の虚弱体質まで改善されました。

1年間一回もカゼをひかなくなったのです。

もちろん有酸素運動だけでなく、免疫力を高める食事法にも取り組んでいます。食物繊維とビタミン・ミネラルを意識しましょう。

玄米・大豆食品・海藻類・きのこ類・根菜類・生の緑黄色野菜・お魚を必須にしましょう。真水を1リットル以上飲みましょう。


そして次に犬の運動ですが、先ほどお話した家の中の散歩もしていただきたいのですが、オモチャ遊びができるということですので、それは続けて増やしてください。

コングはヒモ無しにして、犬にリードを付けて持ってやってみることと、それがだめであれば、いま反応する噛みオモチャでも良いです。

「ダセ」は、体現で教えないといけません。犬に噛まれるのが怖ければ、作業用の革手袋を装着してください。ホームセンターで500円くらいで買えます。

ダセの指示音と同時に、もう犬の口から手で取り出してください。ここは毅然さと主導性をしっかり見せないといけません。

出したらご自分の手の平に乗せて見せて、指示音で褒めてください。褒めたら、すぐまた投げてあげることです。

褒めてすぐ投げることで、「渡してもすぐ戻って来る・・投げて遊んでもらえる・・」ということをちゃんと学習します。体現でシンプルに反復させることです。

指示だけで結果を期待するのではなく、こちらから型を作ってあげるということです。

今は、犬が興奮でそれが理解できないのです。繰り返すことで犬もちゃんと理解していきますので、あきらめないで続けることです。

それを続けるだけでも、犬にとってはとても良い運動になります。

犬の社交性も大事ですが、まずはその前にご夫婦の健康と犬の健康が心配です。

おそらく、ご夫婦は実直で生真面目なお人柄と察します。しかしストレスは危険です。

自律神経のバランスを崩し、活性酸素が蓄積し、血行不良、臓器の炎症や癌の温床になります。血管系の疾患・糖尿病、あらゆる病気に直結しています。

おろらくお仕事も今はされていないのだと思いますが、時には責任感を捨てて、自分の身体を優先しないといけないです。

余計なお世話になったと思いますが、どうかお許しくださいませ。

私も過去に、身近な人がたくさん癌で死んでいくのを目にし、自分の犬までなってしまったものですから、研究したことをおせっかいで話してしまう癖があります・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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