犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけではベタベタ・ナデナデはやっぱり良くないのか

質問内容
まだまだ暑い日が続きますが、朝晩の散歩が涼しくなり楽になってきました。

以前は朝は時間がなく誰か散歩に行ってくれないかなと思う日々でしたが、、、

散歩のおかげで自分の歩く歩数が増え、健康な生活になり飼い犬に感謝の気持ちを持つようになりました(^-^)

散歩には、雨の日以外は毎日楽しく出掛けてます。

最近ですが近所の犬のリードなしのレドリバー、痩せてしまってリードから外れたヨーキーが向かってきて追い回されたり、おしりをガブっとされたかなという事も。

他の犬に慣れて欲しいと思う反面色々ハプニングってありますね...怖がって爪をたてられ服の上からなのに私が傷だらけでした(>_<)!!


1日過ごすなかで、義母と私とが一緒におりますので前回のメールにも過干渉には気を付けるようにとありましたが、静かにしてる時もありますが置いていかれると吠え始めたり時には遠吠えになる事もあるのでつい、リードをつけて2階での家事等にも連れていってしまいますが、そういった行動が↓のようになってしまっているのでしょうか。

最近なのですが、椅子に座っているとジャンプして膝の上にくるまって寛ごうとしたり、ソファに座る子供の間にジャンプして座り込み寛ごうとし出しました。びっくりです。リードはつけていますので、ダメ!!と下ろしますが...踏ん張ってました(汗)

これは、また良くないサインを出しはじめているのでしょうか?

要求吠えは相変わらずあります。が、高校生の兄にはしません。リーダーウォーク、強く叱る事を徹底していました。私には要求吠えあります。叱って静かにさせるか、お座り等の指示が出来た後リード持って側につけるようにしています。

義母に対しても要求吠えが始まり、気になっている所です。何して欲しいの?と答える形になっています。

リーダーウォークのやり直しを、義母と二人で再度始めることにしました。

飼い犬と一緒に問題を感じず暮らせるようになると、本当は膝に乗せたり、ソファで一緒に寛ごうとしていたりする様子を可愛いと感じたり、本当はそんな姿を想像していたのだけどね...と思わずポロリ。

自分が座る椅子の足元だったり、座っている側につけたり以上はしない方が良い関係作りには大切になるのですよね。

誤った関わりをしない努力はずっと必要で、いつでも以前の関係に戻ってしまうのですよね。そうなったらまた、辛いです(>_<)!!
質問したく思っていました事がありまして書き忘れておりました。

コング遊びの際にリードをつけていますが、私におしりをくっつけてかじかじしています。これは、あまりよくありませんか?

私が主導になるよう気を付けて遊ばせているつもりなのですが。

宜しくお願い致します。

いつも、似たような内容の質問が多くなり申し訳ありません。お手数かけますが宜しくお願い致します。

以前のメールを読み返したり、迷ったら本を手に取るようにも気を付けます。宜しくお願い致します。


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

やっぱり理想は、お兄ちゃんのような接し方です。

例えば、テレビドラマや映画やネット動画を見ていると、いつもベッタリでナデナデしても何の問題も無いように見える犬もいます。

しかしそれは、現実にはごく少数派です。

そうではない犬のほうが多いですし、表向き上手くいっているように見える犬も、お話をよく聞くと「実は噛まれてます」とか、「吠えられています」というケースがほとんどです。(吠えられても気にしないという方もいます)

中には、「ベッタリでナデナデしてないと噛まれたり吠えられるから仕方なくしているんです」、なんていうケースもあります。

また、ベッタリ・ナデナデでも問題ない飼い主さんは、実は「犬が吠えたり噛んだりした時は一貫して厳しく注意する」という方が多いです。

また、主導性(気)がものすごく強い方で、その一環として、自分が好きな時にだけベッタリ・ナデナデする、という方もいらっしゃいます。芸能人でいうと、ディヴィ夫人のようなお方です。

そういうメリハリがしっかり出来る飼い主さんであること、その犬の理解力が高い場合、飼い主さんの精神性の強さを犬が認めている場合は、それで良いのです。

ですが、それはやっぱり難しいのです。

ベッタリ・ナデナデを許す方は、厳しく注意できない方が多いですし、犬にとってみれば「普段はベッタリ・ナデナデしてくれるのに何で急に怒るんだよ!」というふうに、正しく理解ができないのです。

ギャップや矛盾が消化できないわけです。


>コング遊びの際にリードをつけていますが、私におしりをくっつけてガジガジ・・・

↑「そばに居たい」という気持ちと、「渡したくない」という気持ちが混在しています。

こういう時は、パッと取り上げて「ダセ」の指示音で褒めて、またすぐに転がしてあげることです。

回収して終わりではなく、直ぐに褒めて直ぐにまた遊んであげることで、犬も理解していきます。

また、最初は好きに噛ませる時間を作ってあげて、ある程度あきるまで発散させてしまうのも手です。

その後の時間は、しっかり主導性を示していきましょう。


今後ですが、どういう方向性でいくのか、ご家族でよく話し合ってください。家族間で差があると、犬は理解できませんし、どちらかを攻撃するようになる場合があります。

できれば、やっぱりお兄ちゃんのように接していただき、遊ぶ時はたっぷり遊ぶ・・・というふうにしていただき、本当に問題行動が無くなってきたら、『主従関係の意識を強く持った上で』ベッタリ・ナデナデしてみる・・・様子を見てまた調整する・・・

ということで、やってみても良いと思います。

ただし、責任は負えません(笑)

最初から最後まで一貫したほうが、犬には理解しやすいですし、もし関係が崩れてしまうと、また取り戻すのはなかなか大変だからです。

それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
今の状態から考えても、関係性の素晴らしい少数派の中には絶対に当てはまらないと確信しました。(そうでなければ堀川さんのページにたどり着けてないです)

お返事の内容を読んで一貫性こそ要と思いました。そして、間違っても保証のない事にチャレンジしません(^-^)

甘い理想は消し(笑)家族にも理解してもらいます。

皆でメールを読み、なるべく同じ関わり方に近付けるよう意識を持つようにしたいと思います。

犬の気持ちも交えての解説がありますと、楽しくもあり、なるほど!と納得も出来ます。

今回も分かりやすい返信ありがとうございました。

長男を見本に頑張りすぎずに頑張ります(>_<)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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