犬のしつけと過干渉は違う・放置と堂々とすることも違う
いつもお世話になっております。(小型犬1歳オス)
犬と主人の関係で疑問に思ったのでお聞きします。
『こい』と言われるとしっぽが下がった状態で小さくなりトボトボとそばに行きお座りしますが、主人が一番最後に帰宅する時は玄関が開くと吠えます。
私がお風呂から上がると座椅子に膝を立てて座る主人の足にくっついて半分お腹を見せて撫でられていたり、自分から仰向けになりひたすら撫でて貰っているのですが、ふとこれは主従関係ができているのか、それともそばに行ってお腹を見せると撫でてもらえるからするのかと不思議に思いました。
主従関係ができているならそれでいいのですが・・・
もし違うなら直さないとダメだなぁと思いまして。
でも、何もしていない主人のほうがしっかり主従関係が出来ているのなら、それはそれで何だか複雑ですが(T▽T)(笑)
頑張っておられますね(^_^)
>小さくなりトボトボとそばに行きお座り・・
>主人が一番最後に帰宅する時は玄関が開くと吠えます・・
↑これが例えば、犬が呼ばれた時に嫌々来ていたり、飼い主さんに向かって吠えている場合は、良い主従関係ではありません。
そして、犬がわざと仰向けになって「なでろ」と要求してくることもあります。それも、良い主従関係ではありません。
まだ犬に幼さが残っていますので、甘えもありますし、興奮もしますし、関係作りを模索している段階でもあります。
大事なことは、ご家族の一貫性を保つことです。
差が大きいこと、接し方が全く違うこと、が一番危険です。
まずはお二人の中間点で統一できるように、よ~くお話しし合ってください。
中間点でしばらく続けて、そして必要に応じてそこから「もう少しこうしよう」というような調整をしていきます。
さて、「何もしない」ということも、犬のしつけでは重要です。
アレコレ世話をし過ぎたり、ガミガミやり過ぎる『過干渉』は、犬にも人間の子供にも嫌われます。
引きこもりや非行の子供は、過干渉が原因であることが多いです。もちろん、愛情の無い放任も問題があります。
愛情がある上で、かまい過ぎないで、『何もしないで堂々としてるだけ』ということも重要です。
犬は相手の態度を鋭く感じ取ります。態度は精神性や意識が自然と現れます。
リーダーシップを持って、主導で遊んであげて、でも過干渉をしない。という、メリハリが重要です。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)