犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで犬との信頼関係が築けない

質問内容
私は本当にストレスで死にそうです!!!またまた、お助けーです。(ごめんなさい!)

どうも、今一犬との信頼関係が築けないないのです。それで、困る事が日に日に増えていって今日は祭日というのに犬のトイレのお世話で終わってしまい、これがズーと続くのかと思ってほんとに気持ちがブルーです。(いきなり愚痴ですみません)

以下当面困っている事です。

1)今迄、トイレトレイL型でちゃんとオシッコもウンチもできていたのに、わざと(?!)私がちょっと目をはなすとトレイの外やマーキングのように植木鉢や家の壁でオシッコをしてしまいます。

ウンチもトレイのそばではするのですが、けっして命中させず、その周りでして足にいっぱいつけて家の中やパティオを駆け回ってしまいます。

何とかサークルをためしたのですが、場所が上手く確保できず、ハウスをサークルに入れるといっぱいでトイレとハウスいっしょでもう歩く場所もなくなってしまいます。で、やはり、ハウスオンリーで行くしかないかなあと思っているのですが、その場合どのように飼ったら良いのでしょうか?放し飼いで飼うしかないのでしょうか?

ただ、ハウスの中で長時間はきつそうで。。(例のドッグトレーナーの方はハウスが一番落ち着くので良いといっていましたが。)

2)マーキングがはじまってしまったのですが、今日医者に連れて行ったら、睾丸がひとつしか降りていないので来年まで待ったほうが良いといわれてしまいました。(今生後6ヶ月です)その間(来年迄)どうしたら良いのか教えて下さい。

3)ハウスの外に出すと、落ち着きがなく(例のドックトレーナーから帰ってから特にひどい)ずーとあちこち歩き回って少しもじっとしていません。それに、私が朝新聞をとりにいっただけで、キャンキャン鳴き続けます。ドアの音が閉まったのを聞くといつでも鳴きます。帰ってくるとすぐに鳴き止み、嘘みたくおとなしくなります。

4)寂しいのかなと思ってひざにのせようとすると以前はずーとひざに乗っていたのに、どんどん逃げて行ってしまいます。なので、今では、一度も膝の上にのせることができません。

5)外でボール投げをしてすごーい、勢いでボールを取ってきていたのですが、今はボールのところまで走って行ってもボールを無視して取ってきません。今迄もってきたのに急にどうしたのか分かりません。

長々とすみません。でも、落ち込む事ばかりでもうギブアップしそうです。宜しくお願い致します。


返答内容まず環境を整えましょう。

サークルは組み立て式のはずです。一面を外して、そこにクレートハウスの入口を合体させ、ヒモや針金で結べば良いです。そうすればサークルの中は、そのまま使えます。

場所が狭いなら、サークルの中にハウスを半分だけ入れるなど工夫できます。

犬を見れない時は出さない・・出したらリードを付けて横目でしっかり監視する。

部屋から出る時は、リードを付けて連れていけば良いです。無言で連れ回してください。それが必然的にリーダーウォークになっています。

ハウスオンリーでも、放し飼いよりは悪くはないのですが、トイレと水飲みのために頻繁に出さないといけません。それよりは先ほどの方が良いでしょう。

>寂しいのかなと思ってひざにのせよう・・

↑意識改革が出来ておられないようです。もうこの時点で精神的に犬に負けてしまって、従属的になってしまっています。こういう意識状態では、どんな犬のしつけ手法も何の意味もなくなります。相手の態度しぐさ・・全て犬は感じ取っています。

犬の要求に一切反応したり、合せてはいけません。それは下位のする態度です。また体位が関係を表すのです。マウンティングもそうですが、犬同士が体を合せる時は上位の犬が下位の犬の体の上に自分のアゴや前足を乗せてきます。抱っこは誤解を与えやすいのです。

そういう何気ない接し方から全て関係に影響しているのです。

まず意識改革をされてください。それができないと何も変わりません。犬のご機嫌には合わせない、チヤホヤかまわない・・でも常に主導して行動を引っ張っていく・・指示をする・・褒める・・遊ぶ・・。

まだ成長期の中間点ですから、まだまだ大変な時期は続きますし、生後7・8か月過ぎてくると知能が高くなってきて、接し方に間違いがあるとますます犬に見下されます。

まずは、ホームページ・本書・過去のメール全て読み返して、今までのご自分の行動態度と比較してみてください。修正点に素直に気付き改善していくしかありません。

それができないと、去勢してもあまり変化はないでしょう。もう過去のドッグトレーナーのやり方、ご自分のやり方、全て忘れてください。見直して新たにゼロからやり直してください。

よく、興奮すると「アドレナリンが出る」なんて言いますよね。人間も犬も、感情がホルモンの変化に影響します。犬には体臭の変化から伝播するんですね。人間同士でも脳波や匂いで感情が伝播することが科学的に証明されています。

いつも不満でイライラ・・そんな感情で接していると、間違いなく犬も興奮イライラします。「犬は飼い主さんに似る」と昔から言われますが、そんな根拠があるお話なんです。

まだ成長期で知能が低い時期です。逆に知能が上がってくれば今度は、相手を見抜く力・ずる賢さも上がってきます。

今までの犬のしつけや接し方が間違っていた・・という結果が出てしまったわけですから、過去を振り返り、あせらず素直に一からやり直すしかないのです。

今が一番苦しい時ですから、頑張って乗り越えましょう(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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