出産帰省より自宅に戻ってから犬が留守番中に悪さする場合のしつけ方
堀川様、ご無沙汰しています。一歳になったばかりのボーダーコリーを飼っている○○です。
おかげさまで私の出産を無事済ませて、二週間前に里帰りから帰って自宅で犬と子供と日中は過ごしています。
今日は犬の留守番の事でとても困ってしまってメールしました。
我が家の犬ですが、私が産休に入るまで毎日8時間は留守番をしていました。帰宅するときれいにトイレを使っている時もあれば、しっちゃかめっちゃかな時もあり様々でしたが、それも長時間家を空けるので仕方ないと諦めていました。
留守番の間の吠えはないようです。
その後産休に入り留守番の時間は短くなったのですが、その頃から木製のケージをかじって壊していたり、やはりウンチをしてふんずけてあったり留守番がなかなかうまくできません。
私がお産を終えて里帰りの間は留守番がより長くなったりストレスもあったのでしょうが、私が仕事していた時より留守番が下手になり、ウンチやオシッコ、ケージを壊す、トイレをかじって壊してしまいました。
トイレは堀川さんがテキストで紹介されていたものと同じものを使用しています。今は私が家にいるので留守番するとしても長くて半日くらいなのですが、二時間くらいの留守番の間でまたトイレを壊してしまいました。
トイレは声かけで済ませることがまだ出来ないので、今がんばっているところです。家に私や旦那がいる時は、日中寝ていたりまだケージの中をたまに暴走したりしますが基本的にいい子にしています。
トイレをかじったりは、留守番以外はしないので注意できません、ケージをかじるのはたまにするのでその都度注意して教えています。排泄もトイレにしてくれていますが、まだ食糞が治らないのですぐに片付けるようにしています。
留守番の前はなるべく犬にかまわないようにしています。
子供もこれから手がかかってきますし、なんとかいい子で留守番してほしいです。
そして、犬がまだトイレをいつするかわからないので、私の授乳中にすることがあります。
食糞やおしっこを舐めようとするので、私の授乳を中断して仕方なく片付けていますが、犬にとっては従属的に写って良くないですか?
赤ちゃんが来て今までにない場面が出てきて戸惑うことがあります。アドバイス頂けますでしょうか。よろしくお願いします。
追伸:今までケージ内のハウスは暴走するときに少し入る程度で、休む事に使用される事はなかったですが、最近ハウスの中で良い子に休んでいる姿をたまに見かけます^ ^。
堀川さんのおっしゃる通り一歳頃になると自然と使うようになりました。
とにかく母子ともに健康で良かったです。そして、帰省中も犬の大きな問題がなく良かったです。安心しました。
さて、現在のボーダーちゃんですが、簡単に言いますと「興奮と嫉妬(焼モチ)」になります。
犬にとっては相当な環境変化で、かなり興奮状態が続いています。もう少し続きます。
自分を世話していた奥様が居なくなった→居なかった奥様がまた来た→知らない赤ちゃんが来た(群れのメンバーが増えた)
これは犬にとって相当な変化であり、興奮ストレスです。そして、犬は環境が変わるとその新しい環境下で自分の立場を確立しようとする感覚が出てきますので、チヤホヤされないようにご注意です。
そして、犬には嫉妬心や焼モチもあります。幼い時期は過ぎましたので、最悪の状況下ではないのですが、それでもまだ1歳ですし、やはり犬の世話をメインでされていた奥様が赤ちゃんのほうにべったり世話をしていたら、犬も戸惑うし嫉妬します。
そして、群れが大きくなりましたので、留守番がより「自分だけ一人ぼっちになっている」という感覚が強いのです。
そう感じて反応するのは自然なことですし、こういう感じになるのはお話もしていましたので、予想できたことです。普通なら激しい吠えがあって、もっと大変でもおかしくない状況なのです。
あとは、犬をチヤホヤせず、慣れと落ち着きを待ってあげることです。
それと、留守番させる時はケージやハウスへの「布掛け目隠し」もされてください。落ち着く犬が多いです。毛布など厚手の布で、ハウスやサークルを覆ってください。
そして、皮ガムか天然コットンの歯磨きロープを置いて行ってあげてください。
また、遊びや団らんの時は、主導型コング遊びでたっぷり発散させることです。
以上の、出来ることを淡々とやって、慣れと落ち着きを待ってあげましょう。犬もロボットではありませんし、群生が強い動物ですのでガマンして辛いのです。それを理解してあげつつ、適応させることと躾もしないと主従関係が崩れます。
>犬にとっては従属的に写って良くないですか?・・
↑これは大丈夫です。目も合わせず声も掛けないで、無視して淡々とお掃除すれば大丈夫です。
では今日は以上ですが、私が想像していたよりもひどくなくて(激しい興奮・要求吠えが無くて)良かったです。
もともと頭の良い子で落ち着いた子(犬の中では)ですので、悲観されたりしないで、「想定よりも良かった」と前向きにとらえていただいて、淡々とやるべきことをやっていきましょう。ちゃんと良くなっていきます。
それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)