犬の食糞のしつけポイント
前回のお返事ありがとうございます。
ワンちゃんとのごあいさつの時の距離の詰め方、なるほど!です。
指示して誉めてを繰り返しながらじわじわ接近していけばいいんですね。
早速、実践してみたいと思います。
食事は1日2回をキープします。勘違いしてたようで、ご質問してみて良かったです。
食事に関連してもう一点気になっていることがあります。
食糞が治りません。
見ている前でウンチをしたら、思いきり誉めて、食べる前に処理しているのですが、家族が留守にしている時や、ハウスのある部屋を離れたほんの少しの間を、見計らったようにウンチをして、食べてしまっています。
ごはんが足りないかもと増やすと緩めのウンチになりますが、少しくらい緩くてもごはんを増やしたほうがよさそうですか?
散歩の前にしたばかりでも、大抵散歩中にウンチをしますので、食事の量は関係なく、まだまだしつけが足りないということでしょうか?
ほんとに良い子なんですが、食糞だけは家族全員受け入れ難く、1日も早くやめさせたいんです。でも上手くいきません。
焦りは禁物ですか?
犬は1歳になると、体長そのものはもう変わらなくなり急激な成長は止まるわけですが、骨密度や筋肉の充実など、まだ成長自体は2歳くらいまで続きます。
代謝量も多いですし、栄養素としてはまだ多く必要になります。
またその子の場合、食が多い子でもあるようですので、
1:食事の回数を三回に増やしてみても良いです。
一回の量を増やすのではなく、回数です。
2:脱糞作用が高まる機会を作ってあげて、指示でマメにさせておくことも重要です。
起床後、食後、ケージから出した瞬間の興奮、遊び始めの興奮、です。
外の散歩も興奮刺激が強いですので、脱糞作用が高まります。
例えば、「●時に一回させる→●時に一回させる・・・」のように、計画を作っておくと良いです。
3:褒める時に、大げさに褒めないようにご注意ください。
大きな声で、大げさに褒めて、興奮ストレスをあおってしまうようなことになると、その感覚が嫌だと感じる犬は、人前での排泄を避けるようになります。
ハッキリと褒めてあげる必要はありますが、甲高い声・大げさなアクション・ベタベタ触るというような褒め方はされないで、マテで犬の動きを止めて褒めて、ウンチの回収を見せながら静かに堂々と褒めてください。
4:部屋から出たふりをして、のぞき見する
人の視線を感じている時は、排泄を避けようとする犬もいます。
鏡に映して観察したり、いったん部屋から出て、気配を殺して、そっとのぞき見してみてください。
ウンチの場面を見かけたら、終わりかけのタイミングでマテさせて、犬の動きを止めてから褒めて、ウンチを回収しましょう。
5:散歩中のウンチは絶対に叱ったりせず、音の関連付けと褒めに注力
外の散歩はとても興奮刺激が強いですので、利尿脱糞作用が高まります。
腸内に残っている便を、絞り切るまで出そうとします。
外での排泄自体は、叱ったり止めさせようとされないで、関連付けの良い機会ととらえて、指示音の関連付けと褒めに注力しましょう。
また、外でこちらからの指示のタイミングで、ウンチできるように練習されてください。
その他、食糞防止シロップは多くの犬には効きませんし、健康に良くないので使わないことです。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)