犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬の散歩のしつけ・リーダーウォーク・ツケ・遊び

質問内容
いつもありがとうございます。(1歳半の保護犬が家に来たばかり)

堀川さんの本やQ&Aなどをバイブルのように寝る前に読んでいます。随分、犬の緊張もほぐれ、わが家や家族が安心できる存在であると解ってきたようです。

スワレも型を教えることで良くできるようになってきて、外でも出来ることが増えてきました。仰向けも「ゴロン」と言って手を持ってひっくり返すと抵抗しなくなり、「ヨシ」と言うまで力も抜けて、体のどこでも触らせるようになりました。

いま困っているのは、散歩の際、引っ張りはしなくなったのですが、私の方を気にしながら一歩~数歩前を歩きます。リードはたるんだままで、もしリードが張るとすぐ止まり、私の顔を見て、自分から戻ってきて「ツケ」をするのですが、歩き始めるとまたほんの少し前に出ます。

前にでるとUターンを繰り返しますが、すぐに前に出てしまうので、徹底してやると本当に3~4mくらいの距離を行ったり来たりなのです。(私より前に出ないで10m歩ければ良い方・・・)

いくら引っ張らなくても(リードがたるんでいても)、「犬が前を歩く」ことがダメなのですよね?

それから、リーダーウォークと散歩は別ということですが、その場合(10m位を行ったり来たりで運動にならない場合)、散歩(運動)はどう考えればよいでしょうか?(ちなみに、運動とストレス発散になるコングやボール遊びはまだ出来ません=私が犬の前で一人で遊んでいる状態です)


返答内容まだまだ家に来たばかりですし、1歳半の成犬といっても保護犬なので外の世界の経験も乏しい子犬のような状況のはずです。

全然ご心配されることはなく、家に来たばかりでこの状況はととても素晴らしいです(^-^)

リーダーウォークは無理に切り返さなくても、止まるだけでも十分指摘になります。それと、ツケも教えましょう。リーダーウォークはあくまで関係作りのための一つの手段でしかありません。

もう関係そのものは悪くなく、「人と一緒に外を歩くルールが分かっていないだけ」の事もあります。まだ「経験が乏しく興奮しているだけ」の事もあります。

物事の教えは「良い型に指示音とジェスチャーの関連付けを褒めて・・」とお話しています。ですので、ご自分の太ももをポンポンしながらツケの指示音を連呼しながら、リードを短く持ち自分に寄せる・・そこで褒める・・この繰り返しで、犬は「何をすれば良いのか」を理解していきますし、「飼い主さんのわきに付いて歩いていれば、そのまま楽しい散歩が継続される」という現実も理解していきます。

もちろん、すぐには完成しませんし、緊張や誘惑の少ない家でも練習していただきたいですし、普段の関係作りも関わってきます。また外で過ごす経験も積み重ねていかないといけません。

そんな形で進めていきましょう。

それとコング遊びですが、「遊び方・ルールを分かっていない」こともありますので、これも型で教えても良いです。

例えば、犬の口にこちらからコングを入れてあげて、「キャッチ」の音を関連付けながら褒める・・何度も繰り返したらすぐそばに転がしてみる・・犬が取りに行ったら褒める・・という体現でシンプルに教えることもできます。

前回お話した動かしてみる・・という他に、上記も試してみてください。

それと、リーダーウォークの練習・ツケの練習だって、犬からしてみたら「遊び」と思っていることも多いですし、動いている以上それは立派な運動です。

あせらず、犬が今できることから少しずつ進歩させていけばそれで良いのです。

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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