犬の散歩のしつけで飛びつきとリードを噛む場合どうすれば良いか?
問題の内容:犬の散歩の時の飛びつきについてなのですが、犬の引っぱりを改善する為に、散歩のしつけ訓練をしようとリードを付け外に出ますと、やたらと飛びついてきます。
また、少し待ち歩き出そうとすると、また飛びつきやリードに噛み付こうとして前に進めない状況になります。このような場合はどのようにして行けば宜しいでしょうか?
どの部分を叱り、どの部分で褒めるタイミングかが犬が興奮状態の為難しいです。暫くして大人しくなったかと思い、また歩こうとすると同じ状態になります。(マイナスになる散歩はしない方が良いでしょうか?)
自我が出始めたのか、知恵が付き始めたのか。ご指導頂けると助かります。宜しくお願い致します。
ゴールデンレトリーバー年齢6か月、性別女の子、(飼い始めてからの年月日数約4か月)
・ご家族全員の年齢層9歳、12歳、13歳、40代、40代、性別男4人+女1人
一日の愛犬との同居時間ー3時間~4時間位
・過去の接し方と、一日の流れ
【ポイント】(※本書を読む前の、以前の状況を正直にお知らせください)
①過去はどういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
何かするときには座らせたりしてたので「すわれ」にはかなり反応するようになりました。また、過去は仰向けはしてないですが、今は仰向けも取り組んでおります。
②過去はどういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
オモチャの引き合い等、ボールを投げて取らせる等。
③過去はどういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
ハウスから出した時は少しジャレアイ、甘噛み等をして来たら「だめ」と叱る、またご飯等の前には「お座り、マテ」をさせる等。
④過去はオヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
現在はして無いですが、過去はオヤツも膝乗せもしておりました。
⑤過去は散歩は何分、どんなやり方でしたか?
散歩は雨以外は午前中40分、午後40分位です。週末天気が良ければ河川敷で暴れさせております。
⑥過去は一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
7時台にご飯、10時ころ散歩、昼間に少し室内でトレーニング(出来てない時も有りました)、4時頃散歩、5時台にご飯のような感じです。
・愛犬のハウス周りの構成、環境など
スペースが無く(現在スペースの確保を考えております)玄関先に95×150のケージをおいておりまして、その中の端と端に寝床とトイレを置いてます。やはりトイレを別にして無いせいか、ごく稀に朝ウンチを踏みつけた形跡が有ります。
いよいよ反抗期のど真ん中に入りましたね(^-^)
成犬に移行する変化が一番大きい時期です。お察しの通り、知能が高くなってきて色々試しますし、自我や権勢本能も強くなってきます。
感覚が鋭くなるので、外の世界にも強い好奇心を持ったり恐怖心を覚えたりもします。
ですが、この時期の犬にとってはそれもごく自然なことです。
アレコレ自由にやりたいので、リードを付けられてコントロールされることをとても嫌がります。リード噛みだけでなく、飼い主さんのズボンや靴を噛んだり引っ張ったりしてなんとか抵抗し、自分の思うように持って行こうとします。
ですが、強引に引っ張ったり感情で怒っても何も結果は出ません。さらに犬の興奮があおられて悪循環になります。
まずは、リードを自分の腰にガッチリ縛っておきましょう。リードの端は手でつかむための輪が作られていますが、腰に一周回してから、その輪に通せば、犬がリードを引っ張ってもキュッと締まるだけなので外れることもないですし、腕が疲れなくて良いです。
そして、犬を無視してドンドン歩いてください。怒らないで、完全無視で淡々と歩いたりジッと止まったり・・と、とにかく犬をかまわないことです。
飛びつきの場合は、スワレの指示音ジェスチャーと同時に犬の首輪をつかんで押しながら型を作らせてください。
これから根競べになります。
犬の中で、「この人にはワガママは通用しない・・」と、犬が根負けするまで、それを貫かないといけません。
無理に褒めなくても良いです。
今の時期の外での散歩は、精神戦になります。
ただし、ギャップがあまりにも大きくなってはいけませんし、スキンシップが途切れてもいけませんので、誘惑が少ない家の中で、主導型のコング遊びとリーダーウォークも並行して行ってください。
リードを付けて持った状態でコング遊びをしましょう。その中で時々一緒に歩いてみて、犬が付いて歩けたらポンポンでしっかり褒めてください。
飼い主さんの主導のもとで並んで歩く・・という癖付けを根気よく続けていただきたいのです。
誘惑が少ない室内なら、その練習がやりやすいのと、コング遊びで楽しい要素もあるからです。
これから2・3週間は、外では精神戦が続くかもしれませんが、心配しないで毅然さを貫いてください。犬が反発するのは、リーダーウォークや仰向けが効いてきた・・という証拠でもあるからです。
【その他】
>オモチャの引き合い・・
↑これは止めましょう。対面しての力比べは、対抗心が強くなるのと服やリードを噛んで引っ張りたくなる癖が付きます。
>河川敷で暴れさせて・・
↑これも習慣化はさせない方が良いです。この癖がつくと、余計にリードでコントロールされることを嫌がります。今の犬の知能では、まだ区別が付かないのです。
自由運動は、家での主導型コング遊びだけで十分です。
>トイレを別にして無いせいか、ごく稀に朝ウンチを踏みつけた形跡・・
↑150のケージだけではちょっと狭いです。その柵の一面を外して、クレートハウスと合体させましょう。
そして、ウンチを踏むのは興奮の影響が強いです。落ち着いている時には、犬はウンチはちゃんと避けて歩きます。玄関先という環境が良くないのです。もう少し落ち着ける場所にしましょう。
では今日は以上です。まだまだしばらく大変な時期が続きますが、これも通るべき道です。
ちゃんと成果が出る日がきますので、あせらずやるべき事を淡々と続けていきましょう・・・