トイレがまったく覚えられずどこでもしてしまう犬のしつけ
ペキニーズとプードルのミックスなのですが、生後半年になります。
トイレ以外は割と飼い主の言葉を覚えたりや車のエンジン音などを聞き分けたりと出来るのですが、なかなかトイレがうまくいきません。
ケイジの中では、50~60%ぐらいでトイレシートの上で出来ますが、ケイジの外に出るとどこでもお構いなしにしてしまします。
このような場合、良い方法はございますでしょうか?
ご回答、宜しくお願いします。
頑張っておられますね(^_^)
「ケイジの中では、50~60%ぐらい」ということですと、トイレの場所への理解度としては、ほぼ0%だと思います。
根本からもう一度見直してみましょう。
まずは環境です。
寝床とトイレの区別がハッキリしないといけません。
大きめのトイレトレーと、ベッドもしくはクレートで寝床をハッキリさせてあげてください。
今までは暑い夏でしたので、ベッドやクレートを嫌がる子もいますが、これから寒くなりますので、教えやすい時期になります。
次に重要なのは、音の関連付けです。
そうするには、排泄の場面をたくさん見かけないといけません。
起床後、食後、遊び始めやケージから出た瞬間の興奮刺激で、利尿脱糞作用が高まります。
その機会を逃さないで(意図的にその条件を作って)、「チチチチチ・・」の音の関連付けに注力されてください。
どこで排泄しても絶対に叱らないことです。叱ったり大きな声を出してしまったりすると、犬はますます隠れて粗相するようになってしまいます。
叱ったりガッカリしなくて済むように、最初は、トイレ以外の色んな場所にシートを敷き詰めておきましょう。
進歩の度合いを見ながら、シートの面積(数)を減らしていきます。
まずはどこでも良いので排泄させて、指示音で排泄が出来るようになることが第一目標です。
それが出来るようになったら、上記の条件を作ってリードでトイレに誘導し、トイレを指差しながら「チチチチチ・・」の指示音でうながしてください。
(犬をケージから出すときは、リードを着けて飼い主さんが持っておき、マメにトイレに連れて行ってください)
トイレで出来たら、その場所を指を差しながら指示音でしっかり褒めてあげてください。
それを繰り返すことで、「排泄の行為・場所・音・褒められる」が一致して、更に覚えやすくなります。
覚えた後も続けることで、定着していきます。
では以上をまず頑張っていただきたいですが、難しいのは、まだ知能が低い月齢なのと、反抗期に入りましたので、関係作りも難しいタイミングです。
過干渉をとても嫌がるので、アレコレ教えられると反発したくなる時もあります。
毅然さと主導性を保ちながら、たっぷり遊んだり教えたりしてあげてください。
これからもう半年間くらいは難しい時期が続きますので、それを理解してあげた上で、大きな気持ちで接してあげてください。
あまり期待し過ぎないで、結果を急がないで、でも一貫してコツコツ教え続けることが重要です。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)