犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のトイレのしつけでトイレでする時としない時がある場合・雪道の散歩など

質問内容
いつもアドバイスありがとうございます。

相変わらずこちらに向かって吠えることはありますが、教えて貰った様にその都度リードで合図して『シッシッ!ダメ』と教えて一時期より少しずつですが吠えは減ってきました。

ところでなんですが、留守時、ゲージの中に居る時はちゃんとトイレシーツの上に行きオシッコしますし、ゲージから出ていてもウンチはゲージのトイレシーツの上に行きします。

ただ、私達がチョット目を離すとトイレシーツ以外のところにオシッコ・・・( ̄― ̄?) 

でも、ちゃんとトイレシーツの上に戻ってすることもあるので、トイレは覚えてはいるんだとは思います。

ということは、やはり構ってくれと言うことであちこちにするんでしょうか?

前に話したように、朝方3時4時に吠えるため2階の私達の寝室に夜だけ連れて行き寝室のゲージに入れて寝せ、日中は居間のゲージでお留守番といはう部屋が違うことが悪いのでしょうか?

●●県はここ数日、雪がつもり根雪になったため、犬はテンションマックスで飛び回って体中に雪玉を作って喜んで散歩しています。

ただ、手術後の足が半年たってもやはり寒さ等で気になるのか、お散歩の時間も調整しながらで運動不足もあるかも(´×ω×`)


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

まだまだ犬のしつけの課題はあると思いますが、ですが、良い方向に進んでいるのは間違いないと思います。

良かったです(^_^)

今の年齢・月齢からすると、これからドンドン良くなっていきますので、安心して頑張って続けていただきたいと思います。

以前いただいたメールから換算しますと、現在だいたい1歳半くらいでしょうか。

やっと体がほぼ成犬になった、という段階です。

ここから骨密度や関節や筋肉の強度が充実していきます。

そして、尿管のコントロールや排泄の制御も上手くなっていきます。

それに加えて、いろんな経験を積んで落ち着いていきますので、変な興奮も減っていきます。

今の段階では、もうトイレ自体はちゃんと覚えて理解しています。

ですが、犬自身も「分かっているけど・・」、ということで、瞬間的な興奮で漏らしてしまうんですね。

まだ感情の起伏が激しいのと、尿管のコントロール能力がまだ弱いんです。

でもこれからドンドン良くなります。

もっと月日を重ねて落ち着きも出てくると、1日に2回オシッコすれば十分というような子もいます。

そして、さらに年齢を重ねて老犬の末期近くなり、老衰が進んでくると、またお漏らしが多くなり、もうそれ以降は劣化していくだけですので、しつけよりもオシメが必要だったりします。(逆に膀胱を押してあげないとオシッコが出せない子もいます)


ということで、身体も充実してきて、知能も上がりました。

ようやく良い土台ができた所ですので、ここからは進歩も早いはずです。

まずは、今まで通り、犬をゲージから出すときはリードを着けて飼い主さんがそれを持って過ごすことです。

主導性を示せるので関係作りに良いのと、トイレとお部屋をマメに行ったり来たりして指示でうながし、トイレの定着を強化します。

あとは、慣れ・経験の積み重ねによる落ち着きも重要ですので、お漏らしされるのを恐れて出さないと、適応も遅れてしまいます。

かと言って、じゅうたんなどにアチコチとオシッコされるのも困りますので、オムツも活用して良いです。

そうすれば気兼ねなく出して、遊んだり団らんしたり、天気の悪い日はお家の中でリーダーウォークもできます。

ですが、トイレにマメに連れて行き促す練習は、絶対に続けてください。(オムツをしたままで良いです)


>やはり構ってくれと言うことであちこちにするんでしょうか?・・

↑これもあると思います。

ですが、他にもゲージから出た興奮、臭いの興奮、遊ぶ興奮、などなど色んな興奮や感情があります。

やるべきことは、主従関係を作りつつ、遊び等の経験もたくさん積ませることです。


>日中は居間のゲージでお留守番という部屋が違うことが悪いのでしょうか?・・

↑お話ししたように、環境に対する興奮によるお漏らしもあるわけですが、それも慣れを待ってあげていただきたいですし、以前ご相談があったような夜鳴きの練習中ですので、今はこの環境で仕方がありません。

今は練習を頑張って、良い結果を待ちましょう。


>テンションマックスで飛び回って体中に雪玉を作って喜んで散歩しています・・
>手術後の足が半年たってもやはり寒さ等で気になるのかお散歩のじかんも調整しながらで運動不足もあるかも

↑獣医さんの指示を得ながら、まずは健康第一でいてください。

もし本当に痛みがあれば、犬は歩かないですし、キュンキュン鳴いたりします。

そうではなく、自分で飛び回っているのであれば、ケガの回復自体は大きな問題はないはずです。

雪が肉球に挟まります(肉球の隙間の毛に雪玉ができる)ので、雪道の散歩や雪遊びをすると、普通は犬は足を気にします。

犬がすごく気にしたり、歩きが止まった時は、指で肉球の隙間に挟まった雪玉を取ってあげてください。

あとは、肉球の間の毛をバリカンでカットすると良いです。(地肌が直接出ない程度に)

それから、体毛に雪玉が付くと、取るのが大変ですよね。

ですので、犬にはフルカバータイプのレインコートをおすすめします。

ポンチョタイプとかじゃなくて、足やお腹までしっかりカバーされたものです。

それですと、雪玉や体の汚れを気にせず遊ばせることができます。


ということで、まとめになります。

感情、肉体ともにコントロールが上手くなっていく年齢です。

そこに、経験による落ち着きがプラスされていきます。

そしてさらに、「言うことを聞きたくなる関係、褒められて嬉しい関係」が深まることで、完璧になっていきます。

吠えも段々良くなってきたということで、あきらめないで強化を続けてください。

色んなところでしつこくお話ししております通り、良い主従関係があるかないかで、しつけのあらゆる結果が変わってきます。

要求吠えもトイレのしつけも、全てに関わっています。


それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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