犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけでオシッコの指示音を出すと止めてしまうようになった

質問内容
こんにちは。またよろしくお願いします。(もうすぐ3か月のドーベルマン雄)

今日はオシッコのことについての質問です。いま、オシッコをさせるために時間をみて(朝起きた直後やごはんの後など)、チチチと言いながらシートに誘導しています。

その時、ずっとやってるとちょっとだけオシッコをしますが、チチチというとすぐに止めてしまうのです。そして離れたあとにダップリとオシッコがしてあって、きちんと合図ではオシッコをしない状況が続いています。

気になるのは、私たちが誘導してオシッコをした後にちょっと経ったら、歩きながら止まらずにオシッコが出ていたりして、まるでお漏らししながら歩いているようなことが多いのです。

チチチでしっかりオシッコをしないのは、安心していないからでしょうか?

普段の対応は今まで通りで、必ず何かするときはお座りとマテ、リーダーウォークは一日3回くらい10分ずつ、コング遊びは30分くらい、玄関前のお庭でちょっとお散歩します。

しつけの状況は、出かける時は自分からケージに入って目で追うくらいで全く鳴きませんが、帰ってきたらまず目が合うところにいるので吠えます。吠えやむまで着替えなどして相手をしませんと、ピーピーヒーヒーと静かになってきます。

甘噛みは相変わらずですが、同様に口閉じとシと言って何度も何度も毎日やっていますが何となく噛んできます。本気噛みはないです。

興奮する場面はとにかく仕事から帰ってきた時に鳴き吠えするのと、ごはん前です。ごはんはお座りとマテでじっと出来る範囲内でマテをさせ(3~5秒くらい)よだれがボタボタ落ちてきたらヨシと言ってあげます。ごはん前のリーダーウォークもしていますが、頭の中はご飯でいっぱいのようです。

オシッコの垂れ流しみたいなのを何とかしたいのと、帰ってきたとき全く鳴いたり吠えたりしないようになりたいです。ちなみにチワワ達とヨーキーは全く吠えません。

アドバイスいただければと思います。お忙しいと存じますのでお時間あるときで構いません。よろしくお願いします。


返答内容
>朝起きた直後やごはんの後・・

↑これだけですと、まだその子にとっては興奮刺激が少ないという結果なので、そこに遊びやしつけの要素を加えてください。

犬の興奮で多いパターンとしては、「ケージから出た興奮」です。さらにコングで遊んだり、スワレの練習などをしてください。その後に音出しをやってみましょう。

それと、犬をマジマジと見て大きな音を出すとなると、犬も警戒したり違和感を覚えることがあります。犬の聴力は人間よりも何倍も高いですので、本当に小さな音で十分です。

そして犬を直接見ないで、鏡に映して見ると良いです。

犬の個性によって「興奮のツボ」「警戒のツボ」もそれぞれありますし、年齢・月齢や経験によっても、主従関係によっても変わってきます。

まだ今は幼すぎますので、『何となく効果音を付けてみる・・』というだけでも良いですし、また、あまりにも犬が敏感に反応し過ぎてしまう場合は、オシッコが終わるまで待って、終わった瞬間に音出しジェスチャーと褒めをしても良いです。

それと、先日「足上げオシッコしたかも」とおっしゃっていましたので気になったのですが、それを「逃さずチェックしよう・改善させよう」という意識が加わって、それを犬が感じ取って警戒したかもしれません。


続いて、甘噛みとクンクン鳴きですが、これはまだ無理されない方が良いです。

今回は、ケンネルコフでの入院や自宅療養もありました。環境の変化や飼い主さんの接し方の変化も色々あったわけですから、犬としてはギャップや矛盾で興奮しやすくなっているのは自然なことです。

また、大型犬ということで、飼い主さんからの根本的な接し方・意識も、他の小型犬に対してとは違ってきます。

そういうものも全て影響しています。もっと言えば、生まれ持った素性も、ブリーダー下での環境も違います。

正直申し上げれば、子犬の中では「断然良い方」の部類です。他の犬と比較してはいけません。今の月齢の子犬の、ごく自然な反応をしているだけに過ぎません。しかも、その中でも症状は断然軽くて良い方です。

そこは、またあせらずQ&Aサイトの子犬系の記事を熟読されて、少しずつ強化していってください。

それでは、また頑張って続けてください(^_^)

飼い主さんからのお返事.png
堀川さん、お返事をありがとうございました。

確かにこちらの誘導でオシッコをするようにさせたくて、オシッコしたいと思われるタイミングでは犬に密着していました。

幸い、足を上げてオシッコはしない様子ですので、その点は良かったのですが、シートから外さないようにしっかりシート内に入るように犬を誘導し続けていたので、落ち着いて出来ませんよね。

今後は少し離れて、した後にチチチでやってみます。私も主人も声は出来るだけ小さい声でしています。大きい声を出すとお互い感情的になりそうなので、褒める時も叱る時も合図も家の中では会話程度の音量でやってみています。

他のわんこ達と比べてはいけませんね。

大型犬を自分で子犬の時から育てたことはないですので、勝手なイメージを持っていたのです。小型犬より興奮しにくいと思っていたのです。でもたぶん小さいわんこ達が興奮しても身体も小さいし目立たないだけで、1歳半くらいまでは私も結構叱っていたように思います。いま静かなので忘れてしまっただけかもしれません。

また何か問題が発生したらご相談させてください。よろしくお願いします。


返答内容
やはりそうでしたか。犬の知能では、「自分が病気だから優しくしてもらえて、たくさんかまってもらえている」とは理解できません。子犬ならなおそうなります。

必要な接触は必要ですので、あとは、毅然とスワレ・マテをさせて、素早く淡々とお手入れや治療を済ませて知らんぷりすることです。

いずれにしましても、犬を気遣い過ぎないことです。物理的にも雰囲気としても、犬は感じて誤解します。癖にもなります。あくまで淡々と世話してあげることです。

それでは、また頑張って続けてください(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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