犬のしつけがQ&Aで分かる!

実家の吠える犬を引き取ってしつけするべきか悩んでいる

質問内容
はじめまして。犬のしつけと検索し、たどりつきました。

私は3年前に小さい頃から飼っていた大型犬を亡くし、プライベートのこともあり精神的に不安定になりました。犬がいない生活が嫌と感じ里親で検索し、今の犬に出会いました。

その犬は小型犬でとても臆病な犬です。

飼ってからというものの、少し外の車の音でも吠え、人がくるともうずっと吠えっぱなしです。

途中私は結婚し、子供を授かり、実家から少し離れたアパートに住むことになりました。

しかし、私の父はとても短気でストレスですぐ体にでます。犬の鳴き声だけで棒でつついたりケージを蹴飛ばしたりまるで虐待なことをします。

そんな父と愛犬を見るとすごく嫌になります。

実家には昼間はみんな仕事で誰もいないし、スキンシップもとれていません。

そこで、私が愛犬を引き取り一緒にいてあげようと思い親に相談しました。

だけどまだ子供も小さいのに「犬ばっかに気をとられて子供が可哀想だ」と否定されてしまいました。子供はまだ一歳半です。

やっぱり犬のしつけってなると、生活上犬ばっかになってしまうんですか?
この犬のしつけ方は子育てと一緒には厳しいですか?

実家でみんなが協力するってなったんですが、昼間は誰もいなく、夜だけでもしつけはできるんですか?

わからない事だらけで愛犬の事を考えると可哀想で涙が出てきます。

私が欲しいと言った犬なんでなんとか変えさせたい気持ちが大きいです。

どうか教えてください。長々と失礼致しました。


返答内容
>私が欲しいと言った犬なんでなんとか変えさせたい気持ちが大きい・・

↑これであれば、犬と一緒に暮らしたほうが良いです。

問題は一つだけです。

犬OKのアパートかどうかです。NGならばご近所とのトラブルになったり退去命令が出ます。

犬OKのアパートならば、問題はありません。


>犬ばっかに気をとられて子供が可哀想だと否定されて・・

↑これは大丈夫です。

むしろ、子供にとっても犬にとっても、良い遊び相手・観察の対象ができて良い事です。(本気噛みがある犬はNGですが、そうではないようですので大丈夫です)

犬をチヤホヤかまう必要はありませんし、逆に言えば、それをやってはいけないのです。

かと言って無視だけでは関係作りもできませんし、しつけにもなりません。

そこで今回は↓こうすると良いです。

■ご自分の腰に一周リードを縛り付けて、そこに犬を付けて過ごします。

両手が空きますので、家事も育児もできます。

そして、犬が吠えた瞬間にはサッとリードをつかんで、「シ!」の注意音と同時にチョンとリードを引き上げて教えます。

出来れば、わざと玄関チャイムを鳴らしたり、携帯から音を出したり、テレビやパソコンの動画を犬に見せたりして、『犬が吠えたくなる状況』を意図的に作って反復練習することです。

何度も繰り返していくと、吠えなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めてあげてください。

また、リードを犬に付けてそれを飼い主さんが持って過ごすことで、犬の行動を常に自然と主導する形になりますので、主従関係作りに良いのです。

同じ教え方をしても、『言うことを聞きたくなる関係・褒められて嬉しくなる関係』があるのと無いのとでは、結果がまったく違ってきます。


お風呂に入るなど、手が離せない時は、犬はケージ内に居させましょう。

『ケージ・クレートハウス・飲み水・トイレ』の4点セットで、安心快適に過ごせる環境を作ってあげてください。

ケージ内で吠えたら『布掛け 目隠し』作戦を使います。(詳しくは教材にて)

犬は放し飼いにはしないことです。テリトリーが広くなり、それを守るための神経を使いますので、権勢本能が刺激されたりストレスになります。

遊びや運動は、飼い主さん主導の下でメリハリと時間を作って、たっぷりすれば良いだけです。


リードの持ち手の部分は輪になっていますので、そこに留め具側を通して、投げ縄のようにし、それをご自分の腰にキュッと縛れば、犬が引っ張っても外れません。

お部屋と同じように、お散歩でもそうされてください。そうすれば、小さいお子さん連れでも一緒にお散歩に行けます。

外でも吠えると思いますが、先ほどお話した方法で同じように教えてください。

距離はたくさん歩かなくて良いですので、とにかく時間をたくさん外で過ごすことです。キレイで安全な場所を見つけたら、そこでノンビリ座って過ごすことです。

人や動物、人間の文化に慣れさせながら、吠えのしつけをコツコツ続けていきましょう。

ただし、いきなり強引に対面させないことです。

最初は遠目から、徐々に徐々に優しいレベルから適応させていくことです。

では、今日はそんなところです。これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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