訓練所から帰ってきた怖がりな6か月の犬のしつけ
イングリッシュゴールデン6ヶ月をかっています。我が家にはイヌ好きの7歳の息子と2歳のチビ君がいる中で室内飼いしています。
生後、5ヶ月まで躾を訓練師の元でやっておりまして、つい2週間程前にやってきました。甘噛みや無駄吠え、などは殆どありませんが極度の怖がりで外の散歩やクルマ、初めての相手も怖がります。
今から、躾で治っていけるのでしょうか?
動物病院に行くにも躊躇しています。
ちなみに、夜はバリケンネルで睡眠してますが、ここ2日ほどは中で尿をしていました。
お留守番も出来ます。が、最近はイタズラが始まりテーブルの脚をガリガリしたり、テーブルの上に乗る事が始まりました。バンブーをオモチャとして遊んでもらってます。おやつはあげていません。
日中はフリーでなく、頑丈で重いテーブルの脚にリードを付けています。
子供たちにも、良い関係が気付けれるようにしたいので前向きに申し込みを検討しています。
優しく、穏やかですが極度の怖がりと成犬になったらフリー飼いを目標にしています。
あと、トイレの始末も毎回苦戦です。何しろ、外での排泄は完無です。躾で改善できますでしょうか?
本日にでも、資料購入しようと思いますが、その前にご意見、どうぞよろしくお願いします。
のほほんとした穏やかな犬でも、怖がりな時期が登竜門としてあります。
例えば、2・3か月のようなとても幼い時期では、あまりにも知能が低すぎて警戒心も何もなく、怖い者知らずでズケズケなんでも行動します。
そこから成長に伴い、少しずつ知能が高くなってきて、警戒心や観察眼が鋭くなっていきます。
そしてさらにそこから成長していくと、知能がさらに高くなり経験も積んでいきますので、「これは怖くないヤツだ」ということを理解したり慣れて平気になっていきます。
人間の子供でも同じですね。
2・3歳のころは怖い者知らずで、何でも手を出したり知らない人にも近づいていきます。しかし、小学生にもなれば、警戒心が出てきて知らない人には近づかないですし、雷や物音を怖がったりします。
ですので、わりとノンビリ屋の犬種や穏やかな素性の犬でも、ある時期には怖がりな面を見せます。風で揺れる木の葉っぱや、お店の登り旗にビックリして逃げたりもします。
しかし、そういう経験を何度も積みながら「あっこれは怖くないんだ」ということを学習していきます。
ですので、今は学習期間と思われてください。
ただもう6か月ですので、それ(順化)が少し遅れている感じはあります。
その一因は、訓練士に預けたことです。
訓練士は同時にたくさんの犬を見ますから、全部の犬を毎日外でたっぷり散歩させることは出来ないはずですし、ノンビリ外の世界を観察させるようなことまでしてくれないはずです。敷地の中でリーダーウォーク等で一緒に歩くしつけはもちろんするでしょうが、社会化(順化)よりは、表面上の調教を重視する傾向にあります。
それと、犬を訓練所に預けても、犬と飼い主さんの関係作りをしているわけではありません。むしろ空白期間が長くなるだけです。
犬は相手一人一人を見て感じて反応しています。
そして、信頼できるリーダー、自分を導いてくれるリーダーがそばに居なくて、犬が安心できていないという面もあります。
ですので、本当はよほど重度の問題が無い限りは、犬のしつけを訓練所に任せてはいけないのです。
一緒に暮らす飼い主さんご自身が、犬との関係作りをしなければ意味がないのです。
その関係作りの過程で噛み癖も吠え癖も消えていくのです。
信頼関係・主従関係があれば、オテなどは5分で覚えます。オヤツもいりません。
そういった大前提を、はぶいてはいけないのです。
ですので、これから犬に経験を積ませながら、主従関係も作っていってください。怖がりはその過程で克服していけます。
犬は哺乳類ですし頭の良い動物ですので、生涯環境に適応していけます。まだまだ成長期は半分以上残っていますので、これからなんです。
訓練所にあずけたことはもう忘れてください。
犬と飼い主さんの主従関係は、現時点ではほぼゼロです。その現実を受け止めて、今からがスタートなのです。
それと別件ですが、環境も改善が必要です。
囲いが無い環境で、さらに直接の繋ぎ飼いは良くありません。
詳しくは教材で解説しておりますが、ゲージとクレートハウスを合体させて、その中にトイレと水がある環境が、犬には快適で安心できます。
さて、今日私がお話した意味が、まだよくご理解できないようでしたら、何度もホームページをご覧になってみてください。
それでは、これから頑張って続けてください(^-^)