8ヶ月の犬のしつけで散歩中の引っ張りや興奮が治らない
8ヶ月になる雑種犬の飼い主です。
犬のしつけを続けているつもりですが、一向に散歩中の引っ張りや拾い食いが改善しません。力が日に日に強くなり、コントロールするのも大変です。
まだ幼いからと気長に構えていてよいものでしょうか。
飼い始めて半年になるのに、まだ散歩中の興奮が収まらず、言うことを聞かないのはしつけが悪いせいか、飼う側の接し方に毅然さが足らないせいか...と自信がなくなっています。
最近の状況はこんな感じです。
散歩は、朝4~50分又は、昼1時間程度又は、夕方30分位と、私の仕事のシフトに合わせて日によってバラバラですが、1回だけ行きます。
朝行くことが多いせいか、朝散歩に行かない日は、連れて行ってと言わんばかりの要求吠えをします。
朝の散歩中、ウンチするので、ウンチをしたいせいもあるのか、さんざん吠えたあと、ウンチをトイレでしていることが多いように感じます。この時の食糞率が高いです。気をつけてはいるんですが...。
散歩から帰宅後は、15~30分位かけてグルーミング。グルーミング台に乗れば、その間まったく抵抗なしです。
コング遊びは子どもが学校に行く前や、夕食後に家族で30分位。
クレートから出したら、仰向け固めのあと、だいたい5分程度家の中でリーダーウォークをします。家の中では、引っ張りは少ないです。3メートル位の廊下を行ったり来たりするだけなので...。
仰向け固めは毎日朝晩のご飯前や、トイレシートの交換前にもやっています。最近、息子だけで固めようとすると激しく抵抗します。
6ヶ月頃は子どもだけでもほとんど抵抗せず、仰向け固め出来ていた時期がしばらくあったため、抵抗されるのがショックなようで、子どもも必死で押さえ込もうと格闘。最終的に私と一緒に抵抗をやめるまで固めて終ります。
私や夫がやっても、抵抗が増えているように感じますが、たまにゴロンの指示かきけます。
暴れはしますが、噛みつくことはなく、でも見ていてハラハラするので、子どもだけで仰向け固めはしばらく止めさせています。
散歩、コング遊び等で触れあえるのは、1日二時間程度。ほとんどクレートの中で過ごさせています。
外出の際はハウス全体に布をかけておきます。特にウィークディはこの状況で4~8時間留守番しています。
時々要求吠えをするので、その時も布をかけます。布をかけて、落ちつくことが多いけれど、時々引っ張りこんで、ビリビリにしてしまっています。
ストレス対策に骨ガムか、綿製の骨型おもちゃを常に入れてあるんですが。
おすわり、ふせ、まての指示を教えていますが、日によって出来たり出来なかったりです。また、餌の前は完璧に出来るし、散歩中はほとんど出来ない感じです。
最近、お利口な場面で褒めてやろうと、背中をポンポンするつもりで手を近づけると逃げることがあります。
私に褒められることが嬉しそうではなくて、悲しくなります。
主従関係作りがまだまだ出来てないってことですかね?
飼い主として、頑張りが足りない部分があれば、アドバイスお願いします。
頑張っておられますね(^_^)
この月齢で、今の症状でしたら、まったくご心配いりませんので、悲観したり自信を失わないで、もう少し待ってあげてください。
この月齢でしたら、ごく平均的です。
犬は7・8カ月くらいから急激に知能が上がり、成犬としての権勢本能が強く出てきます。
自我・警戒心・相手を見抜く視点が鋭くなってきます。
変化が激しい中で、まだ経験不足なので、イライラやズル賢さだけが目立ってしまう時期なのです。
でも、同時に知能が上がってきますので、これからたくさん経験を積んで教えを受けながら、学んで落ち着いていきます。
ただそれも急には無理ですので、もう少し待ってあげてください。10ヶ月くらいまでは現状が続く可能性が高いですし、1歳くらいまでは期待しすぎないことです。
>私に褒められることが嬉しそうではなくて、悲しくなります・・
>主従関係作りがまだまだ出来てないってことですかね?・・
↑ということで、まだまだ主従関係が確立する時期ではありませんので、全く気にされないで大丈夫です。
成犬の本能がハッキリ出てきますので、幼少期の反応・感覚とは全く違ってきます。
成犬としての体、知能、感性が、ようやく土台が出来つつある時期ですので、ここからスタートなのです。
もし今まで甘やかし放題だったならば、こんなものでは済んでいません。激しく本気で噛まれて、病院送りにされています。
今まで頑張ってこられたので、これで済んでいるのです。
むしろ、元気があって良い子なのです。逆に、この月齢で大人しいほうが、病気や虚弱体質を疑って心配になります。
さて、では対策のお話です。
まず環境ですが、『布掛け目隠し』がある程度効いてくれてよかったです。これだけでもすごく助かります。
犬が布を引っ張り込むということですが、対策としては、ケージの大きさよりも、少し大きい寸法の木の板かダンボール板を天井に置いて、その上から布を掛けると良いです。
そうすれば、ケージの柵と布との間に隙間ができますので、ケージの中から犬が前足や口を使って布を引っ張り込もうとしても、届かないです。
散歩と仰向けですが、その子にとっては、静寂とのギャップが激しすぎて興奮パニックになっているんですね。
もちろん、成犬の本能が出てきた変化や経験不足もありますので、時間の経過とともに良くなりますが、対策もしてあげてください。
お部屋でのリーダーウォークが比較的上手くいくとのことですので、それを利用して、ワンクッションおいてあげると良いです。
お散歩や仰向けをする前に、主導型コング遊び→リーダーウォークをすることで、ある程度発散を済ませ、主従関係の意識が残っている間に、そのままの流れで外の散歩に出かけてしまうのです。
ケージから出してそのまま散歩したり仰向けするよりは、段階があって犬が適応しやすいということになります。
以上をしばらく続けていただくと、食糞も変化があると思います。
成長期のホルモンバランスからくるイライラや、食欲も変わってきます。(1歳まではフード量を増やしていってください)
そして、絶対に食糞の場面を見かけても叱らないことです。
叱ってしまうと、犬は余計に隠れてウンチして食べるようになってしまいます。
ウンチの場面を見かけたら(見つけるように気を配る)、マテの指示で犬の動きを止めて、ウンチを回収しながら褒めてあげてください。
また、前夜にきちんと運動とウンチをさせてから眠らせることも重要です。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)