散歩の帰り道に引っ張る犬のしつけ
以前に保護犬5歳のコーギーのことでいろいろご相談させていただいていました○○です。
あれからだいぶ良くなって、散歩のとき引っ張らず歩けるようになったと思っていたのですが、完全ではなかったようで、また時々ひどく引っ張ることが出てきました。おっしゃるように、こちらの気の緩みでしょうか。
特に帰り道がひどく、散歩から帰るとエサ、と思っているためか家が近くなると必死になって引っ張ります。
家が見えたらいっしょに走ってみたこともありますが、速すぎて大変でした。
今日は落ち着くまでリーダーウォークをしようとしたら、今日は家に帰りつくのに30分もよけいにかかってしまいました。それでも最後は引っ張りました。
どうしたらいいでしょうか。ご教示ください。
犬のしつけはいったん良くなると、飼い主さんの気が緩んで無意識におろそかになる場合があります。
色んな所でお話しておりますが、犬は相手一人一人を見て感じて、環境に適応しているだけですので、しつけ環境が緩めば犬も緩みます。
そして再び「また頑張らなければ!」とやり続け、また良くなっていきます。その繰り返しで飼い主さんも自然に無意識にできるようになりますし、犬にも定着していきます。
今回は、いったん緩んでしまったのと、もともと定着が少し甘かったかもしれません。
犬のしつけは「完成して終わり」ということはありません。犬の生涯に渡って、正しく続けてあげなければいけません。また再び、接し方全体・主導型コング遊び・あお向け・リーダーウォークを強化していきましょう。
今回は、ごはんの時間と散歩のタイミングを少し変えても良いです。
ゴハンを食べて少し休んだら散歩に行くか、散歩から帰ってもゴハンの時間はずっと後にしても良いです。
では、これからは定着のための期間です。また頑張って続けてください(^_^)
ちなみに、5歳でそれだけ元気なこと自体は喜ぶべき事です。老犬期に入ると今度は「なんだか元気ないな」と心配になるものです。
7歳すぎたら気を付けてください。ストレスの無い静かな環境と、毎日の有酸素運動(散歩)と、年齢適合フードを与えましょう。できれば動物病院に売っている免疫力向上サプリメントも良いです・・・