犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで散歩中の引っ張りを3歳だが治せるか

Q.ご質問:パソコンで『犬の躾』を見ていました。気になったので、こちらのホームページを拝見致しました。

ジャーマンシェパード3歳女の子が室内にいます。

※子犬の時に公園デビューして間もなくゴールデンに咬まれてしまい どの犬に対しても吠えまくり、引っ張りが凄いです。トラウマのようで社会化が出来なかった為、犬に対して接し方わからず...。恐怖心、少し攻撃性などあるみたいです。

興奮するタイプな性格で、散歩中少し引っ張ります。犬が近くにいると凄く大変です。

息子→1歳3ヶ月を前抱っこして、たまにお散歩に行きますが...。本当に大変です。 このような形で成犬になってしまいましたが、治りますでしょうか?


A.お答え:まず、犬のしつけは何歳でもできますし、反対に言えば何歳になっても犬の生涯やり続けてあげる必要があります。犬も哺乳類ですし、知能が高くなっていきますので、生涯学べる動物です。

まずは、結果をあせって急に犬の集まりに入れたりしないで、距離を保って徐々に慣れさせることから始めましょう。

散歩中に前方から犬が見えたら、すぐに犬の首輪をガッチリつかんでスワレ・マテの型を作ってください。飼い主さんもしゃがんであげて、ガッチリその型をキープさせます。犬と肩組するように犬の首に自分の腕を回せば、大型犬でも楽に抑えられます。子供さんは前抱っこではなく、背中おんぶが良いです。

犬とすれ違うまで、スワレ・マテの指示を出し続け、その型をキープさせている間、犬の肩をポンポンして静かに褒め続けます。

犬好きな飼い主さんなら近づいて挨拶してくれるでしょう。相手の犬が怖がらないように、ガッチリ首輪をつかんで絶対にその型をキープさせて褒めてください。

それを何度も経験していくと、「怖くない・・吠えなくていい・・良い子にしていれば褒めてもらえる」ということを学習していきますし、犬にも慣れます。

すれ違うまでに吠えたら、「ダメ!」とハッキリ伝え、犬の口を手で閉じます。それで悪い型は止まり良い型になったので褒めて口を解放します。

解放するとまた吠えると思いますので、再度「ダメ!」と・・・この繰り返しです。

そして、もっとも重要なことが、同じ教える・叱る・褒める・・をしても関係次第でその効果がまったく違ってくるということです。普段の何気ない態度から全て見直し、関係作りの手法もいくつかありますので、実践していきましょう。

特にリーダーウォークをたくさんやりましょう。家の中で暇さえあればやってください。外の散歩でも常に意識してください。

3歳なんでだいぶ知能も高くなっています。ご自分のリーダーシップを強く意識してやり続ければ、必ず理解してくれますから、あせらず続けることです。

他の犬を避けることはいけません。むしろ犬に会う場を積極的に作ることです。ただし、急に近づけず距離を保って少しずつ慣れさせることです。そして、教えを素直に吸収できるような関係作りです。

では、頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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