犬のしつけで警戒吠えの問題
犬のしつけで警戒吠えの問題です。
・犬種 コーギー 推定1歳4か月 ♂
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間
主人45歳
私 46歳
息子 9歳
私が専業主婦なので、用事があって出かけない限り、一緒にいます。ただ、時々、出かけなくてもケージに入れるようにしている。
・過去の接し方と、一日の流れ
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
コロンと言って指示をだし、お腹を出させて撫でたり、横に座らせて頭をなでたり。お腹を出した状態で足を触ったり、口の中を触ったり、あちこち触る練習をしている。来た当初は噛み癖があったので、軍手をしてやっていたが、今は大丈夫になった。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
私の時間が空いた時に、ひも付きテニスボールを投げて、持って来いをしている。以前はロープで引っ張りっこをしていたが、唸るのがひどくて興奮するので、あまりよくないかと思い、2か月ほど前からやっていない。持ってきたボールは出せの合図で出させているが、唸ったりして出すまでに数秒かかる。
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
犬のしつけ教室に週1回合計10回通った(家族で)。室内、散歩のときにリーダーウォーク。興奮しやすいので、静かによしよしと言って、数回頭か胸のあたりを撫でてほめるようにしている。
叱るときは、いけないと言ってひっくり返し、お腹を出させる。最近はあまり叱ることがなくなった。たまに息子にだけ要求吠えをする。食器をとるときに吠えたりして、息子に叱られている。
お座り、伏せ、待て、来いを教えた。今も、続けている。服従訓練のときは、オヤツは使わずに教えた。
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
オヤツは気が向いた時にあげる程度。普段はガムかひづめ。
抱っこ、なでなでは呼んで来たらやっているが、時々犬のほうから膝の上に乗ってくることがある。ついつい撫でてしまうこともある。目が合った時にはつい声をかけてしまう。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
散歩は一日30から40分。初めは保護されたとき胴輪をしていて、我が家に来て首輪を付けた。なかなか歩かなくて苦労したが、徐々に、引っ張り始めた。
今は左につけてリーダーウォーク。チョークチェーン使用。たま~に、室内の遊びを30分で散歩はあえていかないこともしている。公園で少し自由に匂いかぎをさせると、土や葉っぱを食べる。
排尿は外でできない。落ち着いたところで、シートを敷いてあげたり、ドッグランなどの決められたトイレでなら、外でもできる。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝、みんなが起きたらケージから出して排尿。
みんなが食事を終えたら、ごはん(わたしか息子)。
昼間、私の時間が空いた時に、散歩と遊び(毎日決まった時間は決めていない)。
夜に散歩を主人が行くこともある。
みんなが夕飯後に、夕ご飯をあげる。
トイレは室内でしている。
ケージから出した時に誘導、排せつ後にリビングへ出すようにしている。
排便は食後に声をかけるとトイレでする。
夜、子供が寝るときにケージへ入れて就寝。
・環境
ケージはリビング(インターホンの近く)ケージには毛布を掛けている。
ケージの隣にトイレ。
引き取ってすぐに毛布を誤食し、救急処置を受けた。
今でも敷物をケージの中で噛むので、寒いのに敷物を敷いてあげられないのも悩み。
生後約半年くらいで、公園で保護され、飼い主が見つからないため、動物管理センターから里親として引き取りました。
性格がとても臆病で、でもコーギー特有の気の強さを持っています。
我が家に来たときは、要求吠え・飛びつく・噛みつくの三拍子でした。おまけに留守番ができず、ぎゃんぎゃん吠えていました。
しつけの結果、要求吠えはほとんどなくなり、飛びつきも噛みつくこともなくなりました。お留守番もクレーとのなかでできるようになりました。
小学4年生の息子にも、従順になってきて、散歩のときにまだ少し前に出ようとしますが、引き取った時に比べれば、よくなったと思います。コロンの合図でおなかも出すし、撫でることもできます。
ただ、とても臆病で、初めての場所では震えたり、抱っこしてほしがったりします。外ではほとんど吠えません。というより、怖くて吠えられないという印象です。
さて、本題ですが、1歳過ぎたころより、突然インターホンに吠えるようになり、来客にも吠えるようになりました。玄関ドアの開閉の音も同様です。
恥ずかしながら、私もアボアストップ・天罰・チョークチェーン・おやつなどを使用したくちです。
要求吠えは、叱る・無視することであっという間に治りましたが、警戒吠えが日に日に強くなってきています。
ただ、吠え方が、相手を威嚇して吠えるという吠え方ではなく、怖くて小さな声で吠えていて、吠えているうちにだんだん声が大きくなっていきます。また、犬がいる部屋とは違う部屋からの物音にもひどく敏感で、同じように吠えます。
天罰方式で、音で驚かすという方法を使ったことがあり、音に対する恐怖を強くしてしまったのかもしれません。
小声で吠えながら、傍にいる人の所へ行くか、玄関から一番遠くのリビングへ行ってしまい、インターホンが鳴り終わるまで、そんな調子です。玄関へ走って行ったり、音のするほうへ走って行ったりすることはありません。
こんな調子ですが、気のせいか、日に日に吠える回数が増えているような気がします。我が家はマンションなので、ご近所さんへ迷惑になるのではないかと気になります。ちなみに、夜ケージに入れて就寝後~朝ケージから出すまでは、物音がしても吠えません...
速攻ですぐ直す方法がないことは十分承知しておりますが、何かお気づきのことがあったら教えていただけないでしょうか?
運動は、散歩が30~40分くらい。その他に室内でボールを持ってこいさせています。とりに行って戻ってきても、なかなか出さないのですが、出せの指示でいやいやながらとりあえずは出します。この時少し唸ることがありますが...。
以前よりは、時間がかからず出すようになりました。出せと言ってから数秒かかります。まだ主従関係ができていないということなのでしょうか?
有名な方のDVDも購入して見て、その方に相談もしましたが、ワンちゃんの性格がわからないので、私どももわからない...という返事が返ってきてしまい、結局はしつけ教室へ行ってください、と言われました。
それに、DVDで、あまりにもチョークチェーンを頻繁にきつく使っているのを見て、なんだか、よし!これでやってみよう!という気が起きませんでした。
以前お世話になった犬のしつけ教室の先生からは、許容範囲であれば許すということも必要かも...。と。保護された経緯もあることから、何かしらのトラウマもあるのかもしれないと言われました。今はひたすらインターホンが鳴っても、家族みんなで知らないふりをしています。
今回こちらの本を読ませていただき、共感できる点が多々ありました。さらに本を読みこんで、家族で取り組みたいと思っています。長文で申し訳ありません。どうぞ、よろしくお願いします。
犬のしつけについて色々勉強され、頑張ってこられました。今の状況はとても良いですよ。全体的には、しつけの内容も良いので続けていただきたいですが、何点か気になるところもありましたので、それをご指摘してから警戒吠えのお話をいたします。
全体的にナデナデが多いように感じます。もちろん意識はしっかり持たれていると思いますが、絶対に従属的な印象を犬に持たせないようにしないといけません。
犬の群れでは、下位の犬が上位やリーダーにすり寄ってナメナメ挨拶してきます。人間の声掛けナデナデがそれに類似しますので、犬に誤解されやすいのです。
褒める時は、大げさや猫なで声でナデナデではなく、毅然と、良い型を取らせながら指示音とジェスチャーを関連付けながらポンポンポンで褒めてください。
ひざ上抱っこもいけません。犬同士で体を合せる時は、必ず上位が下位の体の上に乗ります。飛びつきやマウンティングも同じ意味を持っていますが、体位が関係を表しているのです。
犬が膝の上に乗ろうとしたら、「コッチ」でとなりに付かせ褒め、スワレやフセでまた褒める。家族団らん時は、ピッタリ寄り添う感じで、マッタリされれば良いです。
>服従訓練のときは、オヤツは使わずに教えた・・
↑これは良かったです。ただ、時々オヤツをあげているようですね。オヤツは栄養バランスが崩れていますし、いずれ食べ物の好き嫌いを覚え、ドライフードを食べなくなので注意です。犬が食べる物はドライフード一本に絞ってください。
そして、オヤツを使わず服従訓練をされたのに、散歩でチョークチェーンを使われているのは残念です。(過去に使っていた・・ということでしたら失礼いたしました)。
オヤツもしつけグッズもそうですが、一時的に表面上コントロール出来てしまうので、あたかも犬との関係作りが出来ているかのような錯覚に陥ってしまいます。これが最も怖いことなのです。
それらを使わないと上手くいかない・・ということは、関係作りも教え方も足りない・・という、大切なバロメーターになっているのです。そこから目をそらしてはいけないのです。
メールの内容からして、おそらくDVDは森田さんでしょうか・・・。チョークチェーンをガツガツ引いて一貫できる精神力をお持ちの飼い主さんならば、最初から犬のしつけで苦労はしていませんし、初心者の飼い主さんではそれを出来る方はほぼ皆無です。(出来たとしてもそれは関係作りではなくただの調教になってしまいます)。
>寒いのに敷物を敷いてあげられないのも悩み・・
↑これはまったく気にしなくて良いです。室内で飼っている成犬には、過度な空調はむしろ健康に悪いです。病気や生後半年にも満たない子犬は別ですが、犬は寒さに適応した動物なので、日本ではむしろ夏の方が怖いです。
寒さには、自然な気温の低下に適応させて、下毛(冬毛)の産生を促した方が良いです。そうしないと自律神経の機能もおかしくなりますし、外とのギャップが激しくなるので、その時のストレスが大きく、散歩を嫌がるようになります。
むしろ、室内であれば、過度の暖房をすると下毛の生えた犬には暑いくらいです。暑すぎて寝床から毛布を出す犬もいます。
室内で飼っている成犬は、寒さは気にしなくて良いです。むしろ夏の熱中症の方がリスクが高いです。
何か敷かれたいようなら、厚めの木の板が良いです。塗装のしていない生木なら、湿気もこもらないし、夏は涼しく冬は暖かいです。
さて、警戒吠えですが、犬にもともとある本能ですから変えるにはやっぱり努力は必要です。無視だけしていても、犬は「吠えても良いんだ」としか思いませんので、吠えるのはいけないという家族のルールとして決められたのでしたら、一貫して教えないといけません。
犬に物事を教える方法は、関係作りが出来たならばシンプルで同じ方法で良いです。「悪い型を止めて・良い型を取らせ・そこに指示音やジェスチャーを関連付けながら褒める」・・ただそれだけです。
まずインターホンから練習しましょう。これは家族で役割分担してできますね。誰かに鳴らしてもらってください。犬が吠えたら「ダメ」と厳しく伝え、同時に口を手で閉じます。そして叱って終わりにしないで必ず、良い型になったので「シ~」の指示音を関連付けながらポンポンポンで褒めてください。
(犬が興奮してジタバタするようでしたら、インターホンを鳴らす前に事前にスワレ・マテの型を取らせ、飼い主さんが犬におんぶするような体勢でガッチリ首輪をつかんでいてください。)
褒めたらすぐ犬の口を解放します。そしてまたインターホンを鳴らします。犬は吠えますので、再度「ダメ」と・・・ひたすらこれを繰り返します。
繰り返すと、インターホンが鳴っても吠えなくなる瞬間がきますので、しっかり褒めて何度も反復してください。
そして、散歩でたくさん他人を見せてほしいですが、配達などのちょっとした来客時にも、出来るだけ犬にリードを付けて玄関まで連れて行き、あえて会わせる練習をすると良いです。そこでも当然吠えますので、そこで先ほどと同じように教えます。
急にたくさん対面させるのも良くないですが、避けてばかりいても 余計に怖がりになってしまいます。成長期に社会化の機会が少なかったかもしれませんし、何かトラウマがあったかもしれません。
だからこそ今度は、「人は怖くない」「吠える必要はない」という経験を積ませてほしいのです。ガマンが出来て、信頼できる飼い主さんに褒められれば、犬も自信が付きます。「吠えてはいけない」ということも教えられないと、犬は何も分かりません。
激変はしないで、少しずつ教える場、慣れることができる機会を作ってあげることです。散歩は無理に長距離を歩く必要はありません。
マンションから出て、雨が当たらない人通りが多少ある場所を見つけて、そこにノンビリ座って、行きかう人や犬や人間の文明をたくさん見せてください。
静かに待てたら、指示音やジェスチャーで褒めてあげて、関連付けが十分出来てきたら、家でやった時にも効きやすくなります。
それと、普段犬は放し飼いの時間が多いでしょうか。家中の行き来できる範囲も広いのではないでしょうか。
↓特にコレがそれを証明しています。
>夜ケージに入れて就寝後~朝ケージから出すまでは、物音がしても吠えません...
テリトリーが広いと守るべきストレスも大きくなります。ケージから出すときは、団らん・遊び・散歩などメリハリを付けて出してください。犬は本来、狭くて暗い巣穴が落ち着きます。ケージ内にハウスはあるでしょうか。
【その他】
>ロープで引っ張りっこをしていた・・今はしていない・・
↑そうしてください。引っ張りっこは対面しての力比べなので対抗心が強くなり、人間の服を噛んで引っ張る癖も付きやすいです。主導型のボール遊びが、良い要素が沢山あるのでそれで良いです。
しかし必ず主導です。転がす前にスワレ・マテ、出来たら褒めて転がす・・出来なければ型で教える。回収も毅然としてください。
唸ってもすぐ手で取り出して、褒めてすぐまた転がしてあげれば良いです。繰り返せば、ちゃんと「渡してもすぐ戻ってくる」「すぐ渡した方が、またすぐ遊んでもらえる」ということを犬も理解していきます。
毅然と一貫して繰り返すことです。ちゃんと犬は理解していきます。噛まれるのが怖ければ、作業用の革手袋をホームセンターで買ってください。500円くらいで買えます。(軍手は滑るし、犬の歯が引っかかりますし、犬が本気で噛めば貫通して意味がありません)。
では、以上を続けてください。あせらず毅然と淡々と、やるべき事をやり続けるだけです。
頑張ってください(^-^)
・犬種 コーギー 推定1歳4か月 ♂
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間
主人45歳
私 46歳
息子 9歳
私が専業主婦なので、用事があって出かけない限り、一緒にいます。ただ、時々、出かけなくてもケージに入れるようにしている。
・過去の接し方と、一日の流れ
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
コロンと言って指示をだし、お腹を出させて撫でたり、横に座らせて頭をなでたり。お腹を出した状態で足を触ったり、口の中を触ったり、あちこち触る練習をしている。来た当初は噛み癖があったので、軍手をしてやっていたが、今は大丈夫になった。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
私の時間が空いた時に、ひも付きテニスボールを投げて、持って来いをしている。以前はロープで引っ張りっこをしていたが、唸るのがひどくて興奮するので、あまりよくないかと思い、2か月ほど前からやっていない。持ってきたボールは出せの合図で出させているが、唸ったりして出すまでに数秒かかる。
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
犬のしつけ教室に週1回合計10回通った(家族で)。室内、散歩のときにリーダーウォーク。興奮しやすいので、静かによしよしと言って、数回頭か胸のあたりを撫でてほめるようにしている。
叱るときは、いけないと言ってひっくり返し、お腹を出させる。最近はあまり叱ることがなくなった。たまに息子にだけ要求吠えをする。食器をとるときに吠えたりして、息子に叱られている。
お座り、伏せ、待て、来いを教えた。今も、続けている。服従訓練のときは、オヤツは使わずに教えた。
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
オヤツは気が向いた時にあげる程度。普段はガムかひづめ。
抱っこ、なでなでは呼んで来たらやっているが、時々犬のほうから膝の上に乗ってくることがある。ついつい撫でてしまうこともある。目が合った時にはつい声をかけてしまう。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
散歩は一日30から40分。初めは保護されたとき胴輪をしていて、我が家に来て首輪を付けた。なかなか歩かなくて苦労したが、徐々に、引っ張り始めた。
今は左につけてリーダーウォーク。チョークチェーン使用。たま~に、室内の遊びを30分で散歩はあえていかないこともしている。公園で少し自由に匂いかぎをさせると、土や葉っぱを食べる。
排尿は外でできない。落ち着いたところで、シートを敷いてあげたり、ドッグランなどの決められたトイレでなら、外でもできる。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝、みんなが起きたらケージから出して排尿。
みんなが食事を終えたら、ごはん(わたしか息子)。
昼間、私の時間が空いた時に、散歩と遊び(毎日決まった時間は決めていない)。
夜に散歩を主人が行くこともある。
みんなが夕飯後に、夕ご飯をあげる。
トイレは室内でしている。
ケージから出した時に誘導、排せつ後にリビングへ出すようにしている。
排便は食後に声をかけるとトイレでする。
夜、子供が寝るときにケージへ入れて就寝。
・環境
ケージはリビング(インターホンの近く)ケージには毛布を掛けている。
ケージの隣にトイレ。
引き取ってすぐに毛布を誤食し、救急処置を受けた。
今でも敷物をケージの中で噛むので、寒いのに敷物を敷いてあげられないのも悩み。
生後約半年くらいで、公園で保護され、飼い主が見つからないため、動物管理センターから里親として引き取りました。
性格がとても臆病で、でもコーギー特有の気の強さを持っています。
我が家に来たときは、要求吠え・飛びつく・噛みつくの三拍子でした。おまけに留守番ができず、ぎゃんぎゃん吠えていました。
しつけの結果、要求吠えはほとんどなくなり、飛びつきも噛みつくこともなくなりました。お留守番もクレーとのなかでできるようになりました。
小学4年生の息子にも、従順になってきて、散歩のときにまだ少し前に出ようとしますが、引き取った時に比べれば、よくなったと思います。コロンの合図でおなかも出すし、撫でることもできます。
ただ、とても臆病で、初めての場所では震えたり、抱っこしてほしがったりします。外ではほとんど吠えません。というより、怖くて吠えられないという印象です。
さて、本題ですが、1歳過ぎたころより、突然インターホンに吠えるようになり、来客にも吠えるようになりました。玄関ドアの開閉の音も同様です。
恥ずかしながら、私もアボアストップ・天罰・チョークチェーン・おやつなどを使用したくちです。
要求吠えは、叱る・無視することであっという間に治りましたが、警戒吠えが日に日に強くなってきています。
ただ、吠え方が、相手を威嚇して吠えるという吠え方ではなく、怖くて小さな声で吠えていて、吠えているうちにだんだん声が大きくなっていきます。また、犬がいる部屋とは違う部屋からの物音にもひどく敏感で、同じように吠えます。
天罰方式で、音で驚かすという方法を使ったことがあり、音に対する恐怖を強くしてしまったのかもしれません。
小声で吠えながら、傍にいる人の所へ行くか、玄関から一番遠くのリビングへ行ってしまい、インターホンが鳴り終わるまで、そんな調子です。玄関へ走って行ったり、音のするほうへ走って行ったりすることはありません。
こんな調子ですが、気のせいか、日に日に吠える回数が増えているような気がします。我が家はマンションなので、ご近所さんへ迷惑になるのではないかと気になります。ちなみに、夜ケージに入れて就寝後~朝ケージから出すまでは、物音がしても吠えません...
速攻ですぐ直す方法がないことは十分承知しておりますが、何かお気づきのことがあったら教えていただけないでしょうか?
運動は、散歩が30~40分くらい。その他に室内でボールを持ってこいさせています。とりに行って戻ってきても、なかなか出さないのですが、出せの指示でいやいやながらとりあえずは出します。この時少し唸ることがありますが...。
以前よりは、時間がかからず出すようになりました。出せと言ってから数秒かかります。まだ主従関係ができていないということなのでしょうか?
有名な方のDVDも購入して見て、その方に相談もしましたが、ワンちゃんの性格がわからないので、私どももわからない...という返事が返ってきてしまい、結局はしつけ教室へ行ってください、と言われました。
それに、DVDで、あまりにもチョークチェーンを頻繁にきつく使っているのを見て、なんだか、よし!これでやってみよう!という気が起きませんでした。
以前お世話になった犬のしつけ教室の先生からは、許容範囲であれば許すということも必要かも...。と。保護された経緯もあることから、何かしらのトラウマもあるのかもしれないと言われました。今はひたすらインターホンが鳴っても、家族みんなで知らないふりをしています。
今回こちらの本を読ませていただき、共感できる点が多々ありました。さらに本を読みこんで、家族で取り組みたいと思っています。長文で申し訳ありません。どうぞ、よろしくお願いします。
犬のしつけについて色々勉強され、頑張ってこられました。今の状況はとても良いですよ。全体的には、しつけの内容も良いので続けていただきたいですが、何点か気になるところもありましたので、それをご指摘してから警戒吠えのお話をいたします。
全体的にナデナデが多いように感じます。もちろん意識はしっかり持たれていると思いますが、絶対に従属的な印象を犬に持たせないようにしないといけません。
犬の群れでは、下位の犬が上位やリーダーにすり寄ってナメナメ挨拶してきます。人間の声掛けナデナデがそれに類似しますので、犬に誤解されやすいのです。
褒める時は、大げさや猫なで声でナデナデではなく、毅然と、良い型を取らせながら指示音とジェスチャーを関連付けながらポンポンポンで褒めてください。
ひざ上抱っこもいけません。犬同士で体を合せる時は、必ず上位が下位の体の上に乗ります。飛びつきやマウンティングも同じ意味を持っていますが、体位が関係を表しているのです。
犬が膝の上に乗ろうとしたら、「コッチ」でとなりに付かせ褒め、スワレやフセでまた褒める。家族団らん時は、ピッタリ寄り添う感じで、マッタリされれば良いです。
>服従訓練のときは、オヤツは使わずに教えた・・
↑これは良かったです。ただ、時々オヤツをあげているようですね。オヤツは栄養バランスが崩れていますし、いずれ食べ物の好き嫌いを覚え、ドライフードを食べなくなので注意です。犬が食べる物はドライフード一本に絞ってください。
そして、オヤツを使わず服従訓練をされたのに、散歩でチョークチェーンを使われているのは残念です。(過去に使っていた・・ということでしたら失礼いたしました)。
オヤツもしつけグッズもそうですが、一時的に表面上コントロール出来てしまうので、あたかも犬との関係作りが出来ているかのような錯覚に陥ってしまいます。これが最も怖いことなのです。
それらを使わないと上手くいかない・・ということは、関係作りも教え方も足りない・・という、大切なバロメーターになっているのです。そこから目をそらしてはいけないのです。
メールの内容からして、おそらくDVDは森田さんでしょうか・・・。チョークチェーンをガツガツ引いて一貫できる精神力をお持ちの飼い主さんならば、最初から犬のしつけで苦労はしていませんし、初心者の飼い主さんではそれを出来る方はほぼ皆無です。(出来たとしてもそれは関係作りではなくただの調教になってしまいます)。
>寒いのに敷物を敷いてあげられないのも悩み・・
↑これはまったく気にしなくて良いです。室内で飼っている成犬には、過度な空調はむしろ健康に悪いです。病気や生後半年にも満たない子犬は別ですが、犬は寒さに適応した動物なので、日本ではむしろ夏の方が怖いです。
寒さには、自然な気温の低下に適応させて、下毛(冬毛)の産生を促した方が良いです。そうしないと自律神経の機能もおかしくなりますし、外とのギャップが激しくなるので、その時のストレスが大きく、散歩を嫌がるようになります。
むしろ、室内であれば、過度の暖房をすると下毛の生えた犬には暑いくらいです。暑すぎて寝床から毛布を出す犬もいます。
室内で飼っている成犬は、寒さは気にしなくて良いです。むしろ夏の熱中症の方がリスクが高いです。
何か敷かれたいようなら、厚めの木の板が良いです。塗装のしていない生木なら、湿気もこもらないし、夏は涼しく冬は暖かいです。
さて、警戒吠えですが、犬にもともとある本能ですから変えるにはやっぱり努力は必要です。無視だけしていても、犬は「吠えても良いんだ」としか思いませんので、吠えるのはいけないという家族のルールとして決められたのでしたら、一貫して教えないといけません。
犬に物事を教える方法は、関係作りが出来たならばシンプルで同じ方法で良いです。「悪い型を止めて・良い型を取らせ・そこに指示音やジェスチャーを関連付けながら褒める」・・ただそれだけです。
まずインターホンから練習しましょう。これは家族で役割分担してできますね。誰かに鳴らしてもらってください。犬が吠えたら「ダメ」と厳しく伝え、同時に口を手で閉じます。そして叱って終わりにしないで必ず、良い型になったので「シ~」の指示音を関連付けながらポンポンポンで褒めてください。
(犬が興奮してジタバタするようでしたら、インターホンを鳴らす前に事前にスワレ・マテの型を取らせ、飼い主さんが犬におんぶするような体勢でガッチリ首輪をつかんでいてください。)
褒めたらすぐ犬の口を解放します。そしてまたインターホンを鳴らします。犬は吠えますので、再度「ダメ」と・・・ひたすらこれを繰り返します。
繰り返すと、インターホンが鳴っても吠えなくなる瞬間がきますので、しっかり褒めて何度も反復してください。
そして、散歩でたくさん他人を見せてほしいですが、配達などのちょっとした来客時にも、出来るだけ犬にリードを付けて玄関まで連れて行き、あえて会わせる練習をすると良いです。そこでも当然吠えますので、そこで先ほどと同じように教えます。
急にたくさん対面させるのも良くないですが、避けてばかりいても 余計に怖がりになってしまいます。成長期に社会化の機会が少なかったかもしれませんし、何かトラウマがあったかもしれません。
だからこそ今度は、「人は怖くない」「吠える必要はない」という経験を積ませてほしいのです。ガマンが出来て、信頼できる飼い主さんに褒められれば、犬も自信が付きます。「吠えてはいけない」ということも教えられないと、犬は何も分かりません。
激変はしないで、少しずつ教える場、慣れることができる機会を作ってあげることです。散歩は無理に長距離を歩く必要はありません。
マンションから出て、雨が当たらない人通りが多少ある場所を見つけて、そこにノンビリ座って、行きかう人や犬や人間の文明をたくさん見せてください。
静かに待てたら、指示音やジェスチャーで褒めてあげて、関連付けが十分出来てきたら、家でやった時にも効きやすくなります。
それと、普段犬は放し飼いの時間が多いでしょうか。家中の行き来できる範囲も広いのではないでしょうか。
↓特にコレがそれを証明しています。
>夜ケージに入れて就寝後~朝ケージから出すまでは、物音がしても吠えません...
テリトリーが広いと守るべきストレスも大きくなります。ケージから出すときは、団らん・遊び・散歩などメリハリを付けて出してください。犬は本来、狭くて暗い巣穴が落ち着きます。ケージ内にハウスはあるでしょうか。
【その他】
>ロープで引っ張りっこをしていた・・今はしていない・・
↑そうしてください。引っ張りっこは対面しての力比べなので対抗心が強くなり、人間の服を噛んで引っ張る癖も付きやすいです。主導型のボール遊びが、良い要素が沢山あるのでそれで良いです。
しかし必ず主導です。転がす前にスワレ・マテ、出来たら褒めて転がす・・出来なければ型で教える。回収も毅然としてください。
唸ってもすぐ手で取り出して、褒めてすぐまた転がしてあげれば良いです。繰り返せば、ちゃんと「渡してもすぐ戻ってくる」「すぐ渡した方が、またすぐ遊んでもらえる」ということを犬も理解していきます。
毅然と一貫して繰り返すことです。ちゃんと犬は理解していきます。噛まれるのが怖ければ、作業用の革手袋をホームセンターで買ってください。500円くらいで買えます。(軍手は滑るし、犬の歯が引っかかりますし、犬が本気で噛めば貫通して意味がありません)。
では、以上を続けてください。あせらず毅然と淡々と、やるべき事をやり続けるだけです。
頑張ってください(^-^)