犬が宅配や家の前を通った人・散歩中も自転車や人・犬に吠える
こんにちは。家の犬は、宅配便や家の前を通っただけの人にうるさく吠え、散歩中も自転車や歩行者に吠え、しまいに噛み付きまでやってしまい(子供が散歩中にリードを取り落としてしまったようです)、犬のしつけを根本的に見直さねばと、堀川さんのホームページにたどり着きました。
我が家の犬たちの可愛がり方は、問題だらけだったのかな、と反省しました。が、実際のところ、どう接していいのかよくわかりません。
日中、野放し状態なのも、宅配便や外を歩く人に吠えまくる原因なのでしょうか。だとすると、ケージに入れっぱなし? ケージが一つしかなく、水もトイレもケージ内にあることはありますが、ほぼ使っていない状態です。水はケージの外側についているのを主に飲んでいて、トイレはケージからちょっと離れた部屋の隅においてあります。一匹だけのときならまだしも、2匹いる現状ではどうしたらよいでしょうか。
ケージ内に入って寝ていることもよくありますが、2匹一緒で可能なスペースでしょうか。夜は一歳のオスだけケージに入れていますが、日中は好きなようにうろつきまわり、ウッドデッキに行ってひなたぼっこしたり、道行く人に吠えたりです。
今までは好きなように犬をかまって遊んだりなでたりしていたのですが、その点はいかかでしょうか。抱っこするのが好きで、人間のストレス解消で抱っこしたりしていました。
ちなみに、一歳のオスが完全上位で、食事やご褒美のときに一歳九ヶ月のメスを威嚇しています。追いかけっこの時には対等に走り回っています。
・問題の内容:
ケージについてご相談
・愛犬の犬種、年齢、性別、他にも愛犬の有無:
チワワ2匹(メス1歳9ヶ月 オス1歳)
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間:
父 41歳(週末以外は日中留守) 母40歳(ほぼ在宅) 姉14歳(中学生で帰宅は遅い) 弟10歳(小学生 4時過ぎ帰宅) 祖父68歳・祖母66歳(二階で生活。犬たちは二階へ出入り禁止。玄関共有。)
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
特に定めもなく、好きなときに抱っこしたりかまったりしていた。帰宅時にはただいまとご挨拶。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
以前はヒモの付いたボールで遊んだりしていたが、2匹になってからはあまり遊んでいない。2匹でおいかけっこやとっくみあいをしている。
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
トイレができたら褒めてオヤツのご褒美。おすわり・おて・ふせなどができたらご褒美。外行く人や宅配便の人に吠えたら、「ダメ、もう吠えなくていい、大丈夫」など
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
かなり頻繁に。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
朝夕、子供たちが30~60分。2人が行くときはそれぞれがリードを持ち、一人で行くときはダブルリード。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝夕ともに散歩の後、食事。基本的に人間の食事の後など。日中は、ほとんど寝ている。時々ヒマそうに2匹で追いかけっこや噛み付きあい。
・愛犬のハウス周りの構成、環境など:
ケージは一つで、トイレはケージ内にもあるがほとんど使用せず。苺のハウスは夏になってから、中に入らないで勝手につぶして使用。涼しいところを探して寝たりしている。
・ケージ、ハウス、トイレの写真などありましたらファイル添付ください:
添付しました。
以上です。分かりにくくて申し訳ありませんが、アドバイスをお願いします。
まず原因ですが、放し飼いの環境と、犬のしつけ不足になります。
放し飼いはテリトリーが大きくなりますので、その分、来客や家の前を通る接近者への反応が強くなります。運動や遊びをする時間は、メリハリを付けて飼い主さんが作れば良いだけですので、犬を見れない時間帯はケージに居させてください。
チワワちゃんとケージが同時に映っているお写真がありませんでしたので、大きさの可否は判断しかねますが、ベッドのある囲いに、二頭が一緒に寝そべって移動もできるくらいなら、大きさはもう十分です。
ケージ内はゆっくり休めて、トイレが出来て、水が飲めればそれで良いのです。先ほどお話したように、運動や遊びは飼い主さんが主導して遊ぶ時間を確保してあげればそれで良いんです。
欲を言えば、四方と天井が壁になっているハウスがあれば、なお犬は安心できます。それと余談ですが、フローリングの床が直接見えますが、チワワちゃんは膝が弱く半脱臼の癖がつきやすいので、マット等で滑り止めの対策はしてください。(私の用品サイトをご参照)。
次に犬のしつけ不足のお話です。
犬のしつけは全てそうですが、教え方はシンプルで良いんです。吠えたら「ダメ!」で指摘して、口を閉じで良い状態の型を犬に作ってあげて、そこに「シ~!」などの音とジェスチャーの関連付け・・それだけで良いんです。
しかし、根気良く続けることと、一番重要なのは、同じ教え方や叱り方褒め方をしても関係次第でその効果が全然違ってくる・・ということなんです。
飼い主さんの教えを素直に聞きたくなる・・叱られて気まずい・・褒められて嬉しい・・そう犬が感じれる関係作りが全ての犬のしつけの根本なのです。
直接の教えと並行して関係作りを重視してください。
まず本書の通り、普段の何気ない態度やしぐさから全て見直してください。意味なく声掛けナデナデ抱っこにオヤツですが、まず態度そのものも従属的ですし、それぞれ犬が関係を誤解する要素があります。
まず声掛けナデナデですが、これはまさに下位の犬がリーダーにすり寄って挨拶する態度そのものなんです。抱っこもそうです。犬同士では体を合せる時に、下位の犬の体の上に、上位が自分のアゴや前足を乗せてきます。マウンティングもそうですが、体位が関係性を表しているのです。
お出かけ時や帰宅時の挨拶も同じことです。そしてそれは、犬にストレスを与えて動物の出入りや接近に敏感にさせている要素でもあります。かまうということは、犬にとってその前後の時間とのギャップが大きくなりますね。
そのギャップがストレスになります。人間もそうですが、良い事も悪い事もギャップがストレスになります。
お出かけ時、帰宅時は最低5分は完全無視してください。いつの間にか出かけて、いつの間にか帰ってきていた・・という形にしてください。
オヤツですが、あげる態度も従属的ですし、私達人間にとっては小さな一粒ですが体の小さな小型犬にとっては大きな分量です。栄養バランスが崩れています。
そして、食べ物で釣って行動させていると、なんとなく関係が出来ているんじゃないか・・と錯覚してしまうのが一番怖いのです。物の効果に頼っても、犬との関係作りはできません。その関係のままでは、何を教えても効果はないか、一時しのぎになってしまうのです。
しかし、犬をかまうことが悪いのではありません。大いに「主導」で接してほしいのです。
ちょっとした挨拶や、なんとなく触りたいなーと思われたら、必ずオテでもスワレでも何でも良いので「指示→従う→褒める」というパターンで接してほしいのです。
散歩も好き勝手歩かせるのではなくリーダーウォークで・・遊びや運動も二頭に任せるのではなく主導型のヒモ付ボール遊びで・・ゴハン前に室内でリーダーウォークや仰向け・・
そういう接し方なら、楽しくスキンシップも取れますし主従関係が深まっていきます。
外の散歩ですが、子供さんに任せるのはいったん中止です。犬のしつけも出来ていませんし(ますます関係が崩れやすい)、お互いまだ未熟ですから事故も心配です。
まずご両親がしっかり犬のしつけをマスターされて関係作りをし、子供さん達に見せてやらせてみて、合格なら単独で行かせてください。それまでは付き添って監督しましょう。中学生の子はまだいいですが、特に下の子は心配です。
では、吠えの直接のしつけです。犬に物事を教えるのは、全てシンプルに体現で教えます。音とジェスチャーを関連付けして、何度も何度も毎日毎日繰り返すだけです。(大前提は関係作りです)。
散歩中、犬や人と出会ったら、飼い主さんは一緒にしゃがんであげて、犬の首輪をガッチリつかみスワレ・マテの型を作ります。
すれ違うまで型をキープし、スワレ・マテの指示音と同時に犬の肩をポンポンして褒めてください。(猫なで声でナデナデはいけません)。
吠えたら、「ダメ!」で指摘し犬の口閉じをします。そしてそこに「シ~!」という指示音を関連付けて褒め、口を解放します。
解放するとまたすぐ吠えますので、再度「ダメ!」で指摘し犬の口閉じ・・・この繰り返しです。口を解放しても吠えなければ、しっかり褒めて何度も反復します。
そういう教える機会をたくさん作ってください。避けてはいけません。ただし、急に接近させるのではなく、相手は吠えない犬を選び遠くから見せて慣れさせていくことです。
家の中に居ても前を通る人に吠える・・ということなので、家の中から外が見える位置に犬を連れて行き、そこで教えれば良いのです。
結果は急がないことです。関係作りが出来ていないのに、直接の教えで成果が出ないからと怒ったり感情的にならないことです。チワワ君たちも1年近く好きにやってきましたら、関係が変化してくると面白くなく反発もするでしょう。
でも気にしないで、結果を求めず家族全員で一貫統一して、毎日淡々と続けることです。
では、頑張って続けてください(^-^)
我が家の犬たちの可愛がり方は、問題だらけだったのかな、と反省しました。が、実際のところ、どう接していいのかよくわかりません。
日中、野放し状態なのも、宅配便や外を歩く人に吠えまくる原因なのでしょうか。だとすると、ケージに入れっぱなし? ケージが一つしかなく、水もトイレもケージ内にあることはありますが、ほぼ使っていない状態です。水はケージの外側についているのを主に飲んでいて、トイレはケージからちょっと離れた部屋の隅においてあります。一匹だけのときならまだしも、2匹いる現状ではどうしたらよいでしょうか。
ケージ内に入って寝ていることもよくありますが、2匹一緒で可能なスペースでしょうか。夜は一歳のオスだけケージに入れていますが、日中は好きなようにうろつきまわり、ウッドデッキに行ってひなたぼっこしたり、道行く人に吠えたりです。
今までは好きなように犬をかまって遊んだりなでたりしていたのですが、その点はいかかでしょうか。抱っこするのが好きで、人間のストレス解消で抱っこしたりしていました。
ちなみに、一歳のオスが完全上位で、食事やご褒美のときに一歳九ヶ月のメスを威嚇しています。追いかけっこの時には対等に走り回っています。
・問題の内容:
ケージについてご相談
・愛犬の犬種、年齢、性別、他にも愛犬の有無:
チワワ2匹(メス1歳9ヶ月 オス1歳)
・ご家族全員の年齢、性別、一日の愛犬との同居時間:
父 41歳(週末以外は日中留守) 母40歳(ほぼ在宅) 姉14歳(中学生で帰宅は遅い) 弟10歳(小学生 4時過ぎ帰宅) 祖父68歳・祖母66歳(二階で生活。犬たちは二階へ出入り禁止。玄関共有。)
①どういうタイミングで、どういう「スキンシップ」をされてきましたか?
特に定めもなく、好きなときに抱っこしたりかまったりしていた。帰宅時にはただいまとご挨拶。
②どういうタイミングで、どういう「遊び」をされてきましたか?
以前はヒモの付いたボールで遊んだりしていたが、2匹になってからはあまり遊んでいない。2匹でおいかけっこやとっくみあいをしている。
③どういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
トイレができたら褒めてオヤツのご褒美。おすわり・おて・ふせなどができたらご褒美。外行く人や宅配便の人に吠えたら、「ダメ、もう吠えなくていい、大丈夫」など
④オヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
かなり頻繁に。
⑤散歩は何分、どんなやり方でしたか?
朝夕、子供たちが30~60分。2人が行くときはそれぞれがリードを持ち、一人で行くときはダブルリード。
⑥一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
朝夕ともに散歩の後、食事。基本的に人間の食事の後など。日中は、ほとんど寝ている。時々ヒマそうに2匹で追いかけっこや噛み付きあい。
・愛犬のハウス周りの構成、環境など:
ケージは一つで、トイレはケージ内にもあるがほとんど使用せず。苺のハウスは夏になってから、中に入らないで勝手につぶして使用。涼しいところを探して寝たりしている。
・ケージ、ハウス、トイレの写真などありましたらファイル添付ください:
添付しました。
以上です。分かりにくくて申し訳ありませんが、アドバイスをお願いします。
まず原因ですが、放し飼いの環境と、犬のしつけ不足になります。
放し飼いはテリトリーが大きくなりますので、その分、来客や家の前を通る接近者への反応が強くなります。運動や遊びをする時間は、メリハリを付けて飼い主さんが作れば良いだけですので、犬を見れない時間帯はケージに居させてください。
チワワちゃんとケージが同時に映っているお写真がありませんでしたので、大きさの可否は判断しかねますが、ベッドのある囲いに、二頭が一緒に寝そべって移動もできるくらいなら、大きさはもう十分です。
ケージ内はゆっくり休めて、トイレが出来て、水が飲めればそれで良いのです。先ほどお話したように、運動や遊びは飼い主さんが主導して遊ぶ時間を確保してあげればそれで良いんです。
欲を言えば、四方と天井が壁になっているハウスがあれば、なお犬は安心できます。それと余談ですが、フローリングの床が直接見えますが、チワワちゃんは膝が弱く半脱臼の癖がつきやすいので、マット等で滑り止めの対策はしてください。(私の用品サイトをご参照)。
次に犬のしつけ不足のお話です。
犬のしつけは全てそうですが、教え方はシンプルで良いんです。吠えたら「ダメ!」で指摘して、口を閉じで良い状態の型を犬に作ってあげて、そこに「シ~!」などの音とジェスチャーの関連付け・・それだけで良いんです。
しかし、根気良く続けることと、一番重要なのは、同じ教え方や叱り方褒め方をしても関係次第でその効果が全然違ってくる・・ということなんです。
飼い主さんの教えを素直に聞きたくなる・・叱られて気まずい・・褒められて嬉しい・・そう犬が感じれる関係作りが全ての犬のしつけの根本なのです。
直接の教えと並行して関係作りを重視してください。
まず本書の通り、普段の何気ない態度やしぐさから全て見直してください。意味なく声掛けナデナデ抱っこにオヤツですが、まず態度そのものも従属的ですし、それぞれ犬が関係を誤解する要素があります。
まず声掛けナデナデですが、これはまさに下位の犬がリーダーにすり寄って挨拶する態度そのものなんです。抱っこもそうです。犬同士では体を合せる時に、下位の犬の体の上に、上位が自分のアゴや前足を乗せてきます。マウンティングもそうですが、体位が関係性を表しているのです。
お出かけ時や帰宅時の挨拶も同じことです。そしてそれは、犬にストレスを与えて動物の出入りや接近に敏感にさせている要素でもあります。かまうということは、犬にとってその前後の時間とのギャップが大きくなりますね。
そのギャップがストレスになります。人間もそうですが、良い事も悪い事もギャップがストレスになります。
お出かけ時、帰宅時は最低5分は完全無視してください。いつの間にか出かけて、いつの間にか帰ってきていた・・という形にしてください。
オヤツですが、あげる態度も従属的ですし、私達人間にとっては小さな一粒ですが体の小さな小型犬にとっては大きな分量です。栄養バランスが崩れています。
そして、食べ物で釣って行動させていると、なんとなく関係が出来ているんじゃないか・・と錯覚してしまうのが一番怖いのです。物の効果に頼っても、犬との関係作りはできません。その関係のままでは、何を教えても効果はないか、一時しのぎになってしまうのです。
しかし、犬をかまうことが悪いのではありません。大いに「主導」で接してほしいのです。
ちょっとした挨拶や、なんとなく触りたいなーと思われたら、必ずオテでもスワレでも何でも良いので「指示→従う→褒める」というパターンで接してほしいのです。
散歩も好き勝手歩かせるのではなくリーダーウォークで・・遊びや運動も二頭に任せるのではなく主導型のヒモ付ボール遊びで・・ゴハン前に室内でリーダーウォークや仰向け・・
そういう接し方なら、楽しくスキンシップも取れますし主従関係が深まっていきます。
外の散歩ですが、子供さんに任せるのはいったん中止です。犬のしつけも出来ていませんし(ますます関係が崩れやすい)、お互いまだ未熟ですから事故も心配です。
まずご両親がしっかり犬のしつけをマスターされて関係作りをし、子供さん達に見せてやらせてみて、合格なら単独で行かせてください。それまでは付き添って監督しましょう。中学生の子はまだいいですが、特に下の子は心配です。
では、吠えの直接のしつけです。犬に物事を教えるのは、全てシンプルに体現で教えます。音とジェスチャーを関連付けして、何度も何度も毎日毎日繰り返すだけです。(大前提は関係作りです)。
散歩中、犬や人と出会ったら、飼い主さんは一緒にしゃがんであげて、犬の首輪をガッチリつかみスワレ・マテの型を作ります。
すれ違うまで型をキープし、スワレ・マテの指示音と同時に犬の肩をポンポンして褒めてください。(猫なで声でナデナデはいけません)。
吠えたら、「ダメ!」で指摘し犬の口閉じをします。そしてそこに「シ~!」という指示音を関連付けて褒め、口を解放します。
解放するとまたすぐ吠えますので、再度「ダメ!」で指摘し犬の口閉じ・・・この繰り返しです。口を解放しても吠えなければ、しっかり褒めて何度も反復します。
そういう教える機会をたくさん作ってください。避けてはいけません。ただし、急に接近させるのではなく、相手は吠えない犬を選び遠くから見せて慣れさせていくことです。
家の中に居ても前を通る人に吠える・・ということなので、家の中から外が見える位置に犬を連れて行き、そこで教えれば良いのです。
結果は急がないことです。関係作りが出来ていないのに、直接の教えで成果が出ないからと怒ったり感情的にならないことです。チワワ君たちも1年近く好きにやってきましたら、関係が変化してくると面白くなく反発もするでしょう。
でも気にしないで、結果を求めず家族全員で一貫統一して、毎日淡々と続けることです。
では、頑張って続けてください(^-^)