東日本大震災から甘やかして問題が出てきた犬のしつけ
はじめまして。[犬と家族の絆]を熟読しました。犬の祖先はオオカミであること。犬はリーダーに従っていることが、安心すること。今までインターネットやしつけの本をいろいろ読みましたが、この本が一番、私の中で納得できるしつけ本でした。
犬種はダックスフント オス 年齢1才6ヶ月。飼い始めて一年3ヶ月です。
早速相談です。来客に対してすごい剣幕で吠え続け、私が抱っこをしてないと来客に飛びついて吠えます。以前、子供の友達に飛びついてその勢いで太ももに噛み付いてケガをさせてしまいました。
擦り傷程度でしたが、それ以来子供の友達が遊びにきたら、私と犬は別の部屋にひきこもっています。いろいろな人と接したほうが社会化になり良いことはわかっていますが、またもし噛み付いてしまったら・・と思うと怖くて・・。
今後どのようにしつけていけば良いのか悩んでいます。
家族構成は、主人、妻である私、子供は長女・長男ともに10代。私は働いていないので一番犬と接する時間が長いです。
過去の状況
1・とにかく家族全員犬のことが大好きで暇さえあればなでたり抱っこしたりしてました。
2・遊びは、ボールを投げて持って来させたりロープを噛ませたり、かくれんぼをしたり。
3・しつけはおすわりとマテを教えてました。できるたびにオヤツをあげました。しかり方は言葉で'だめ!'と言うだけ。
4・抱っこ、なでなでは頻繁にしてました。
5・さんぽは朝20分くらいで、たまに夕方も20分位しています。だいたい私がしています。
6・タイムスケジュールは、朝の散歩 朝食 日中、私が出かけるときはお留守番しています。ケージには入れてません。ケージが大嫌いで家の中を自由にさせてます。夜も布団で私と寝ています。
犬の性格は、臆病で家族以外の人や他の犬は大の苦手で他人が触ろうとすると逃げてしまうか吠えます。近づいてくる犬に対しても逃げておびえます。
何とか臆病な性格を直したくて、犬の集まる場所に行ってますが、他の犬に近づこうとしません。無理に接しても逆効果だと思い今は私が抱っこをした状態でいろんな人や犬を見せているような状態です。
今まで甘やかせて育ててしまったと後悔しています。生後4ヶ月のときに震災ですごく怖い思いをさせてしまったことがかわいそうで、申し訳ない気持ちも重なり、それ以来甘やかせてしまいました。震災時は、私は出かけていて犬はケージでお留守番していました。
1時間後くらいに家に戻ったときには、ケージの隅に丸くなってブルブル震えていてウンチもオシッコも撒き散らされていました。思い出すと今でも涙が出ます。マンションの高い階なので、揺れがすごかったのか引出しはすべて開いて食器もかなり割れて本棚の本もかなり床に落ちていました。揺れに加えて騒音もすごかったと思います。
それ以来、ケージに入れるとずっと吠え続けるようになり、ケージが大嫌いになってしまいました。それ以来、ケージには入れず自由にさせ夜も一緒に寝るようになってしまいました。犬にとってどこか落ち着いた狭い場所を作り、夜もその場所で寝てほしいと思っているのですが、今は試行錯誤でなかなか思うようにいきません。
私以外の家族はしつけに関してあまり興味がなく私に任せているようなところがあります。本を読んで以来、リーダーウォークと仰向け固めをがんばっています。
リーダーウォークは何とかできるようになりつつあります。だいたい私に合わせて歩いてくれるようになりました。今までは散歩中、他の犬を見かけると逃げていたのですが、リーダーウォークができるようになってからは逃げなくなりました。仰向け固めは、落ち着いた状態だと仰向けでおとなしくしていられるし、マテの指示で静かに仰向けのまま待っていられるのですが、興奮状態だとまったくだめです。仰向けにしたとたん大暴れです。
吠えたり噛んだり飛びついたりする時はだいたい興奮状態の時なので、そのようなときに仰向けにしようとしてもまったく言うことを聞きません。特に、息子に対して興奮することが多く、たまに足首を噛まれたりしています。
落ち着いているときは、マテもオスワリも家族全員の言うことをきちんと聞きます。今後どのようにしつけていけばよいのか、アドバイスをお願いいたします。
まず、本書でお話しているようにクレート型のハウスを用意してあげましょう。(経済的にご負担でなければ)
↓例(左のクレートハウスとケージを合体させている)
http://blog.horipage.com/2012022204.png
ケージというのはあくまで囲いでしかありません。穴倉・巣穴の役割のハウスが安心できます。特にダックス系は、もともと穴グマ狩りのために作られた犬種ですので、犬の中でも特に暗くて狭い場所が好きです。
旅行・ペットホテルや病院に預ける、などクレートごと連れて行けば犬は安心できます。
最初は嫌がったり怖がったりするかもしれませんので、中でゴハンを食べさせたり、ボール遊びをハウスの中まで延長したり、飼い主さんが手を入れたりして遊んで、ハウスと良いイメージを関連付けてください。
いきなり閉じ込めたり、罰で入れたりしてはいけません。
そして、大前提である、何気ない接し方しぐさ態度全体は、必ず見直してください。それを考えずに手法の上塗りをしても何も意味がなくなってしまいます。
意味の無い声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・これらは少しずつ減らして、最後は止めるようにしないといけません。しかし、接することがいけないのではありません。主導性と毅然さを持って接してほしいのです。
ちょっとした接触も、意味なく声掛けナデナデではなく、オテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出し行動させ褒める・・指示で出来なければ型で教えて褒める・・遊びも主導型・・散歩もリーダーウォーク・・。
そういう接し方ならスキンシップも取れますし、物事も覚えますし、主従関係も深まるわけです。
ただし、今まで甘やかしでチヤホヤされてきた犬は、家族の対応が変わるので面白くなく反発もしてきます。でもそれは自然なことですし、通るべき道です。
それと激変しない事です。多くの飼い主さんは、問題が起こってきてあせってしまい、急に結果を急いで無理して悪循環になる場合があります。甘やかしを止められないことは論外ですが、急に無理してもこじれるだけですので、毎日少しずつ少しずつ変えていきましょう。
>無理に接しても逆効果だと思い今は私が抱っこをした状態でいろんな人や犬を見せて・・
↑遠目から色んな人や犬を見せて・・ということは良いですので、優しいレベルから続けてください。ただし、抱っこはいけません。自分の足でちゃんと立たせてください。怖がるならもっと遠くから見せれば良いです。
慣れの様子を見ながら、口閉じやリーダーウォークで「シ!」の指示音も定着させながら教え、段々と(日にちや回数をかけながら徐々に)他人や犬との距離を縮めていけば良いです。
家への来客に対してもそうしてください。少しずつ遠目から見せて教えながら慣れさせていきます。
そして、犬をケージから出すときは必ず家の中でもリードを付けて持つ癖にしてください。そうすれば噛み付きで相手を攻撃することも防げますし、犬の行動を主導でき、すぐにリーダーウォークに移行することもできます。
仰向けで暴れや興奮が激しい時は、無理せずリーダーウォークに移行しましょう。移行した時も強い切り返しはしないで、いったんは短く持ってジッと反対を見て無視・・これで落ち着けさせると良いです。
落ち着いている時に仰向けをして、そこに子供さんを呼んで参加させてください。そしてコング遊びで子供さんがコングを転がす・・など、子供さんの主導性を犬に良く見せることです。
段々犬も子供さんを認めるようになっていきます。
まずは、ご両親が犬への基本的な接し方をしっかり見直し、手本を見せることです。子供はちゃんとマネをします。
ご家族全員で良く相談し、一貫・統一していかないと犬は理解できず混乱します。まずは皆さんの意識改革からスタートです・・・
犬種はダックスフント オス 年齢1才6ヶ月。飼い始めて一年3ヶ月です。
早速相談です。来客に対してすごい剣幕で吠え続け、私が抱っこをしてないと来客に飛びついて吠えます。以前、子供の友達に飛びついてその勢いで太ももに噛み付いてケガをさせてしまいました。
擦り傷程度でしたが、それ以来子供の友達が遊びにきたら、私と犬は別の部屋にひきこもっています。いろいろな人と接したほうが社会化になり良いことはわかっていますが、またもし噛み付いてしまったら・・と思うと怖くて・・。
今後どのようにしつけていけば良いのか悩んでいます。
家族構成は、主人、妻である私、子供は長女・長男ともに10代。私は働いていないので一番犬と接する時間が長いです。
過去の状況
1・とにかく家族全員犬のことが大好きで暇さえあればなでたり抱っこしたりしてました。
2・遊びは、ボールを投げて持って来させたりロープを噛ませたり、かくれんぼをしたり。
3・しつけはおすわりとマテを教えてました。できるたびにオヤツをあげました。しかり方は言葉で'だめ!'と言うだけ。
4・抱っこ、なでなでは頻繁にしてました。
5・さんぽは朝20分くらいで、たまに夕方も20分位しています。だいたい私がしています。
6・タイムスケジュールは、朝の散歩 朝食 日中、私が出かけるときはお留守番しています。ケージには入れてません。ケージが大嫌いで家の中を自由にさせてます。夜も布団で私と寝ています。
犬の性格は、臆病で家族以外の人や他の犬は大の苦手で他人が触ろうとすると逃げてしまうか吠えます。近づいてくる犬に対しても逃げておびえます。
何とか臆病な性格を直したくて、犬の集まる場所に行ってますが、他の犬に近づこうとしません。無理に接しても逆効果だと思い今は私が抱っこをした状態でいろんな人や犬を見せているような状態です。
今まで甘やかせて育ててしまったと後悔しています。生後4ヶ月のときに震災ですごく怖い思いをさせてしまったことがかわいそうで、申し訳ない気持ちも重なり、それ以来甘やかせてしまいました。震災時は、私は出かけていて犬はケージでお留守番していました。
1時間後くらいに家に戻ったときには、ケージの隅に丸くなってブルブル震えていてウンチもオシッコも撒き散らされていました。思い出すと今でも涙が出ます。マンションの高い階なので、揺れがすごかったのか引出しはすべて開いて食器もかなり割れて本棚の本もかなり床に落ちていました。揺れに加えて騒音もすごかったと思います。
それ以来、ケージに入れるとずっと吠え続けるようになり、ケージが大嫌いになってしまいました。それ以来、ケージには入れず自由にさせ夜も一緒に寝るようになってしまいました。犬にとってどこか落ち着いた狭い場所を作り、夜もその場所で寝てほしいと思っているのですが、今は試行錯誤でなかなか思うようにいきません。
私以外の家族はしつけに関してあまり興味がなく私に任せているようなところがあります。本を読んで以来、リーダーウォークと仰向け固めをがんばっています。
リーダーウォークは何とかできるようになりつつあります。だいたい私に合わせて歩いてくれるようになりました。今までは散歩中、他の犬を見かけると逃げていたのですが、リーダーウォークができるようになってからは逃げなくなりました。仰向け固めは、落ち着いた状態だと仰向けでおとなしくしていられるし、マテの指示で静かに仰向けのまま待っていられるのですが、興奮状態だとまったくだめです。仰向けにしたとたん大暴れです。
吠えたり噛んだり飛びついたりする時はだいたい興奮状態の時なので、そのようなときに仰向けにしようとしてもまったく言うことを聞きません。特に、息子に対して興奮することが多く、たまに足首を噛まれたりしています。
落ち着いているときは、マテもオスワリも家族全員の言うことをきちんと聞きます。今後どのようにしつけていけばよいのか、アドバイスをお願いいたします。
まず、本書でお話しているようにクレート型のハウスを用意してあげましょう。(経済的にご負担でなければ)
↓例(左のクレートハウスとケージを合体させている)
http://blog.horipage.com/2012022204.png
ケージというのはあくまで囲いでしかありません。穴倉・巣穴の役割のハウスが安心できます。特にダックス系は、もともと穴グマ狩りのために作られた犬種ですので、犬の中でも特に暗くて狭い場所が好きです。
旅行・ペットホテルや病院に預ける、などクレートごと連れて行けば犬は安心できます。
最初は嫌がったり怖がったりするかもしれませんので、中でゴハンを食べさせたり、ボール遊びをハウスの中まで延長したり、飼い主さんが手を入れたりして遊んで、ハウスと良いイメージを関連付けてください。
いきなり閉じ込めたり、罰で入れたりしてはいけません。
そして、大前提である、何気ない接し方しぐさ態度全体は、必ず見直してください。それを考えずに手法の上塗りをしても何も意味がなくなってしまいます。
意味の無い声掛けナデナデ抱っこにオヤツ・・これらは少しずつ減らして、最後は止めるようにしないといけません。しかし、接することがいけないのではありません。主導性と毅然さを持って接してほしいのです。
ちょっとした接触も、意味なく声掛けナデナデではなく、オテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出し行動させ褒める・・指示で出来なければ型で教えて褒める・・遊びも主導型・・散歩もリーダーウォーク・・。
そういう接し方ならスキンシップも取れますし、物事も覚えますし、主従関係も深まるわけです。
ただし、今まで甘やかしでチヤホヤされてきた犬は、家族の対応が変わるので面白くなく反発もしてきます。でもそれは自然なことですし、通るべき道です。
それと激変しない事です。多くの飼い主さんは、問題が起こってきてあせってしまい、急に結果を急いで無理して悪循環になる場合があります。甘やかしを止められないことは論外ですが、急に無理してもこじれるだけですので、毎日少しずつ少しずつ変えていきましょう。
>無理に接しても逆効果だと思い今は私が抱っこをした状態でいろんな人や犬を見せて・・
↑遠目から色んな人や犬を見せて・・ということは良いですので、優しいレベルから続けてください。ただし、抱っこはいけません。自分の足でちゃんと立たせてください。怖がるならもっと遠くから見せれば良いです。
慣れの様子を見ながら、口閉じやリーダーウォークで「シ!」の指示音も定着させながら教え、段々と(日にちや回数をかけながら徐々に)他人や犬との距離を縮めていけば良いです。
家への来客に対してもそうしてください。少しずつ遠目から見せて教えながら慣れさせていきます。
そして、犬をケージから出すときは必ず家の中でもリードを付けて持つ癖にしてください。そうすれば噛み付きで相手を攻撃することも防げますし、犬の行動を主導でき、すぐにリーダーウォークに移行することもできます。
仰向けで暴れや興奮が激しい時は、無理せずリーダーウォークに移行しましょう。移行した時も強い切り返しはしないで、いったんは短く持ってジッと反対を見て無視・・これで落ち着けさせると良いです。
落ち着いている時に仰向けをして、そこに子供さんを呼んで参加させてください。そしてコング遊びで子供さんがコングを転がす・・など、子供さんの主導性を犬に良く見せることです。
段々犬も子供さんを認めるようになっていきます。
まずは、ご両親が犬への基本的な接し方をしっかり見直し、手本を見せることです。子供はちゃんとマネをします。
ご家族全員で良く相談し、一貫・統一していかないと犬は理解できず混乱します。まずは皆さんの意識改革からスタートです・・・