近くに居るとかまってほしくて吠える8カ月の犬のしつけ
堀川さま、よろしくお願いいたします。
・犬の問題の内容:
最近になって、近くにいるとかまってほしくてギャンギャンとけたたましく吠えまくる。
シッ!と叱っても黙らず、ドアを開けて口を閉じようとすると噛みつこうとし、首輪を引き無理やり口を閉じてシッ!とやるとおとなしくなるので、よし、いい子と肩をポンポンするが、 閉めるとまたけたたましく吠える。
たまにこちらが苛立って部屋から黙って出ていくと静かになるが、戻るとまた吠える。育犬ノイローゼになりそうです...。
・犬の犬種、年齢・月齢、性別、(飼い始めてからの年月日数や犬を飼うことになった動機なども)
柴犬8か月、雌。半年前に我が家にきました。
動機は、主人の長期出張や孫が成長したことなどにより、私自身が犬を飼う余裕が金銭的にも時間的にもできたため、もう一度(過去に室内外で犬を飼った経験多数)飼ってみたいと思ったためです。
・家族全員の年代
主人と私50代、娘20代、婿20代、孫4歳
一日の愛犬との同居時間 ・過去の接し方と、一日の流れ
①過去はどういうタイミングで、どういう「スキンシップ・遊び」をされてきましたか?
初めは慣れない環境のため、そっとしておくようにとのブリーダーさんのアドバイスで、声かけやじっと見ることも我慢していました。
基本的にはゲージ内で過ごさせ、時間のある時や構ってあげられる時は出しますが、すごい勢いで出てきて興奮し、走りまくる暴れる。
皆に噛みつく等を一通り行うので、今はリードを付けてから出し、スワレ、フセなどの指示をして従わせてからボールで遊びます。
ボール遊びは初めからしていて、投げるとちゃんと咥えて持ってきます。その時は大げさに褒めていました。
②過去はどういうタイミングで、どういう「しつけ・褒め方・叱り方」をされてきましたか?
飼育経験はあるのですが、来客に吠えたりトイレのしつけなどが上手くいかないことが多かったので、初めからキチンと育てたくて他のサイトを視たりして関係の作り方が大事だと知り、仰向けにさせてみるなどの方法はしていました。
甘噛みは厳しく叱っていました。叩いたりはしませんが、強く抑えたりしていたと思います。
首輪をつかんでないと、噛まれたり前足で引っかかれるので傷だらけになるので、結構強くつかんでいることが多いと思います。
皮の手袋をしていると割とおとなしく従います。
褒め方はよーしよし!と猫なで声で大げさだったと思います。
③過去はオヤツ、抱っこ、ナデナデ、声かけなどされてきましたか?
おやつはブリーダーさんの指示もあり、一度もあげてないです。
抱っこ、ナデナデ、声かけは私が止めても娘がやっていました。
今は理解してくれて協力してくれますが...
声かけは過去はよくやっていましたが、今は目も合わせないように努力しています。
④過去は散歩は何分、どんなやり方でしたか?
伸縮できるリードで自由に歩かせていました。20分くらいは行ってました。
今は皮のリードに変え、リーダーウオークでだいぶよくなりましたが、まだ先に歩こうとすることがあるので頻繁に止まるようにしています。
他の犬に威嚇されても吠えられても、猫パンチされても、目をつぶりながら突進して行きます。人に対しても警戒心ゼロで近寄っていきます。
⑤過去は一日のタイムスケジュールはどんな流れでしたか?
クレートの扉を閉めて寝かせているので、朝私が起きたタイミングで出してやります。それまではおとなしくしています。
水を飲んだりおしっこしたり骨ガムを噛んでおとなしく過ごしている間に、そばで私が朝食を食べます。食べ終わってから、スワレ、フセ、ゴロン、マテをしてからえさを与えます。時間はまちまちです。
午前中は在宅しているので、散歩に行くときもありますが、部屋で遊んでやることも多いです。
午後から仕事に行くので、ゲージで留守番です。
夜帰宅してから、スワレ、フセ、ゴロン、マテのあとえさを与えます。(時間は不規則)
私が就寝するタイミングで、ハウスと言ってクレートに入れ扉を閉めます。
クレートに入れるようにしたのは、夜中にウンチをして食糞したり臭いで目が覚めてストレスだったので。
午前中や帰宅してからなど、私がそばでパソコンをしている時に吠えるので困っています。
⑥愛犬のハウス・トイレ周りの構成、環境など(なるべくお写真メール添付でお願いします)
写真を添付させていただきます。
頑張っておられますね(^_^)
お写真を拝見する限り、顔の表情がとても穏やかで良い子です。目の輝きも、頭の良い子だと察します。
症状としましても、この月齢の普通の行動で、平均よりも良いほうだと思います。
今は反抗期のピークですが、その子の素性が良い子だったのと、ブリーダーさんも良識のある方だったこと、渡辺様も頑張ってこられたことで、現状で済んでいます。
とても良かったと思います。
それでもやっぱり、この時期の犬は躾が難しいものです。
成犬としての権勢本能、警戒心、自我、独立心、相手を見抜く視点が鋭くなりますが、知能も急激に上がります。
ですが、まだまだ甘えたいのと、経験不足なのと主従関係も定着しませんので、ずる賢さだけが目立ってしまう時期になります。
あの手・この手を使って、自分の思い通りに物事を運ぼうと色々考えて試したりします。
ここで根負けされないことです。
お写真を拝見して、お話も伺う限りですが、まだ『布掛け目隠し』をされていないのではないでしょうか。
要求吠えしたときに、無視しても収まらない場合は、クレート側に犬を入れて(拒否した場合はケージ全体に)、毛布などの厚手の布を掛けましょう。
中を暗く目隠しすることで、穴倉状態になります。
巣穴感覚で落ち着ける犬が多いですので、やってみてください。
それでも吠えが収まらない場合は、他の部屋に行ってしまうか、どうしてもそこで仕事をしなければいけないような場合は、5分ほど厳しくリーダーウォークします。
「シ!・・シ!・・シ!」の注意音を関連付けながら、厳しい態度で行います。
甘くしてしまうと、「吠えればかまってもらえる」と学習してしまうので、厳しくします。目を合わせたりせず、褒めも入れません。
それと一つ気になったのは、お散歩が少し短いと思いました。
成長期で運動・発散が必要な時期ですので、最低30分以上で出来れば1時間ほど、プラス主導型のコング遊びを30分くらいできれば一番良いです。
ということで、今回まずは以上を続けてみてください。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら、頑張って続けていきましょう(^_^)