飼い主の姿を見ると要求吠えする子犬のしつけ
ヨーキー♂生後2か月と14日になりました。ご飯準備時の要求鳴きは相変わらずなのですが、今回のご相談は、ケージ内での犬の要求吠えについてお聞きしたいです。
犬が我が家に来て2週間と少し経ちました。3日程前から、私の姿が見えたらケージ内から吠えるようになりました。ご飯要求と同じような鳴き方です。
クンクンではないので、すぐに行って犬が吠えたら口閉じで「シー!」と肩の辺りをポンポンします。すぐにまた吠えるので同じことを5・6回繰り返して、ケージから離れます。すると、またギャンギャン吠えが始まって同じ事の繰り返しになります。
朝ごはん(大体6時ぐらい)の後、犬が鳴き始めるので、お弁当や朝ごはんの支度が、その度に止まってしまいます。
寝る時にケージにかぶせる毛布をかけると犬は大人しくなるので、あまりに泣き止まない場合はそうしています。しかし毛布を取るとまた鳴き出すので、ケージから姿が見える部屋にいる時は毛布をかけっぱなしです。これを続けるのは良くないでしょうか?
もう一つ、要求鳴きの時に口閉じをしているのですが何回もやるので、手を口に向けていったら犬はクレート内に逃げ込み出てこず、そこからワンワン吠えだします。
鳴いてる間中は、厳しい表情で「シー!」と言っているのですが、怖がられているだけになっているのでしょうか。口閉じで肩をポンポンする時に、「〇〇いいこ!」と言い忘れることが多いのですが、これも原因の一つでしょうか?
『ケージ内で吠えたら出して無言でリーダーウォークを...』という記事があったので、少し早いですがやろうかと思いましたが革の首輪を用意したのですが大き過ぎで装着できず、ホームセンターで安い超小型犬用の首輪を買ってみましたが、これも大きすぎてすっぽ抜けます。首輪に穴を開けてでも付けさせた方が良いですか?
2~3か月の子犬には期待しない、というのは重々承知ですが、他の相談者様方も大変だなぁ...とQ&Aを見つつも、やはり自分もどんどん不安になってきますね。
お忙しい中申し訳ありません。宜しくお願い致します。
今回は2つ続けてください。
まず口閉じですが、「叱って終わり」はいけません。犬も人間の幼子もそうですが、叱られたことと自分のした行為を結び付けて反省する知能がないのです。
あくまで「シ!」は注意程度にして、「良い型を作って褒めるための一過程」という感覚でいてください。
犬のしつけでは、「叱って直す」という感覚は持たないことです。飼い主さんに要求吠えするということは、主従関係の崩れですので、あお向けやリーダーウォークで主従関係を示すことの方が有効です。
ただし、まだ今の月齢・週齢ではリーダーウォークは無理ですので、あお向けと口閉じと布掛けで対応しましょう。子犬が3か月過ぎたら少しずつリーダーウォークも練習してください。
口閉じでも何でもそうですが、必ず最後は良い型を作って褒めてください。「何をどうすれば良いのか」が分かっていないのです。定着していないのです。
「シ!」が何を意味するのか、体現でシンプルに何度も教えないと、犬には意味が分かりません。
仰向けも使ってください。
そして、毛布掛けが一番その犬には効果があるようですね。それをメインに使ってほしいですが、犬が鳴き止んだら、毛布を取らないで、ほんの少しずつ開けていくと良いです。
10分経ったら5センチ開ける・・またその10分後5センチ開ける・・
というふうに、いま犬がガマンできるレベルから少しずつ難易度を上げていき、適応させることです。
何も見えない→全部見える、というギャップを大きくしないことです。
では今日は以上ですが、一度かまい癖が付いて犬が基準値を作ってしまうとなかなか大変です。あまり直ぐの結果は期待しないで、淡々と毅然と続けていきましょう。
まだまだ数か月は、長い目で見て大きな気持ちでやっていかないといけません・・・