吠える・トイレを外でしかしない犬のしつけ
愛犬(ミックス犬 メス2歳半)と家族の紹介からします。
父(37歳 )母(35歳現在妊娠8か月)長女(8歳)次女(6歳)三女(4歳)
犬は中型犬、外飼いです。庭にケージと小屋を建てました。
主に散歩、餌やりは私(母)がやっています。パートに行っているので散歩は3時半~4時頃・散歩前にリーダーウォ―ク。落ち着いてからひも付きコング遊び、その後30分の散歩という流れです。大体1時間ほどかかります。
問題点は・・・
・パートから帰ってくると「ここから出せ~~」と言うように吠えます。(これは無視してなきやんだら出した方がいいんですか?)
・リーダーウォーク庭で行うのはほぼ完璧ですが、一歩道路に出るとすごい勢いで引っ張ります。私は妊娠中なので時々ころびそうになります。(こういった場合腰にリードをまいておけばいいんですか?そうすると非常に楽になります。)
・散歩中、他の犬に会うとものすごく吠えます。首輪をつかんでお座りさせ、「シイーー」としますが、ひたすら吠えまくりです。
最近感じた事ですが、多分ぷーこは、社会性に欠けているんだろうと思います・・・。犬に会ったらどうしていいのかわからない様子です。また、大きい道路で立ち止まると「クゥ~ン」と怖そうにして、トラックを見て震えている時もあります。
その他
・ケージでウンチ、おしっこをしません。朝7時になると「わん!」と一言なき、教えてくるのですが、無視していると「クゥ~ン」となき父がケージを開けると慌てて用を足すかんじです。父は外で用を足してくれたほうが片づけが楽だと言っています。
まだまだ、問題が山積みですが、とりあえず、上記についてご指導お願いします。
心配です。妊娠8か月ですので、絶対にご無理してはいけません。かと言って、まだ上の子も8歳ですから単独での犬の散歩や世話も難しいです。
ここは本当にご主人が主導して、犬のしつけと世話(特に散歩)をしないといけません。
ご家族全員に言えますが、出発前や帰宅後に犬に挨拶などしていなかったでしょうか。留守番時とのギャップが大きなってしまいストレスと興奮癖が付きます。
そして飼い主さんに吠えること自体が、やはり関係がしっかり出来ていないです。特に世話を良くする奥様に対して、「都合のいい世話係」と犬に誤解させてしまいます。
外飼いのメリットは、距離があるのでベタベタかまい過ぎないことではあるのですが、その分かえって接する機会に、「普段寂しい思いをさせているから」「寒いだろう」「暑いだろう」と、接する時に従属的になってしまうことです。
一番良いのは、「一緒に居るけどベタベタしない空気のような関係」なのですが、外飼いで飼い主さんが毅然さを貫けないと「孤独とベタベタ」の両極端が激しくなって、ストレスと興奮が大きくなってしまうのです。
ですので、外飼いと決めたら毅然さも貫いてください。
かと言って接することが悪いのではなく、チヤホヤ世話をしない・・ジロジロ見つめて声掛けナデナデをしないで、「主導」で毅然と接することです。
ちょっと犬をかまいたいと思った時も、意味なく声掛けナデナデではなく、オテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出して犬に行動させる・・毅然と褒める・・指示で出来なければ型で教える・・という「主導」を徹底してください。
それがゴロン(仰向け)などの主従関係がより明確になるものなら、なお良いです。
とにかく手法の上塗りにしないで、毅然さの意識をしっかり持ってください。犬は敏感に感じ取ります。手法を続けているつもりでも、犬の反応が変わらないのは、やっぱり心のどこかに甘さが残っていて、犬が感じているからです。
その関係のまま、吠えのしつけなどをしても意味がなくなってしまいます。まずはもう一度意識を作り直してみましょう。
そして吠えの直接の教えも必要ですが、無視だけしても犬は退屈吠えを覚えてどんどんエスカレートしてしまいますので、口閉じで現行犯でしっかり教えてください。
叱る時の厳しさを少しずつ増していってください。厳しく「ダメ」と伝え、同時に犬の口を手で閉じます。噛まれるのが怖ければ、ホームセンターで作業用の革手袋が500円くらいで買えますので、準備されると良いです。
口閉じで良い型が作れたので、指示音を関連付けながらポンポンで毅然と褒めます。褒め方は猫なで声でナデナデにならないように注意します。
褒めて犬の口をすぐ解放します。それで吠えなければ、指示音を関連付けてまた褒めて、何度も反復してください。
この教えで叱る時に甘くしてしまうと、犬がかまってもらえると勘違いして要求吠えを覚えてしまいますのでご注意です。
それと、帰宅後に吠えるということですが、何か決まり事などなかったでしょうか。例えば、ゴハン・散歩・ケージから出してのトイレ・遊び・声掛けナデナデ挨拶などです。
朝も吠えるということですが、これが外でトイレさせるデメリットです。オシッコするたびに吠えるようになり、更にそれを学習して、オシッコが出なくても散歩に行きたい・・ケージから出て遊びたい・・という要求で吠えるようになってしまいます。
ウンチだけならまだ良いですが、オシッコとなれば一日何度かするのが正常な体の機能ですので犬の健康にも悪いです。そしてオシッコの度に吠えられるのは大変ですし、吠えてはいけない状況で叱っても、犬がそれを区別できず吠え癖が直せなくなります。
① 関係作りをもう一度見直す
② 外出や帰宅直後の決まり事を作らない
③ 直接の教えを毅然と厳しく・指示音と褒めの関連付けをしっかり
以上を意識して続けてください。
そして次に、散歩中の吠えですが、これはまた別の要素が入ってきます。ミックスちゃんの場合は、おっしゃる通り社会化が不足しています。子犬の頃に学べる機会が少なかったようです。
毎日30分以上散歩されているので、それは良い事ですので続けてください。
無理に急に犬や他人に対面させないで、最初はなるべく距離を置きましょう。激しく興奮しない距離があるはずなので、遠い所から教えていき、慣れの様子を見ながら距離を少しずつ短くできるように練習していきましょう。
飼い主さんが一緒にしゃがんであげて、犬におんぶするような体勢でスワレ・マテをさせ、ガッチリ首輪をつかみます。犬が吠える前にもう、口閉じで良い型を作って教えてあげると良いです。
口閉じをしながらシ~音を出しながらポンポンで褒めます。吠えたら「ダメ」と厳しく伝え口閉じ・・指示音で褒める・・解放・・また吠えたら同じことを繰り返します。
解放しても吠えなければ指示音でしっかり褒めて、犬や他人を見送りましょう。犬の口閉じが怖ければ、前述したように作業用の革手袋をして散歩に出てください。
犬の引っ張りに対しては、ご存じの通り、腰にリードを一周縛ってあまった分を手でコントロールすれば楽です。(もう出産前はご無理せず、ご主人にしてもらってください)。
犬が引っ張ったら反対を見てジッと止まって無視(引っ張る前に反転して切り返して歩くのが一番)・・緩んだらまた歩き出す・・この繰り返しです。
犬の体のコントロールよりも、毅然さや主導性を示して見せることを重視してください。意識が大事です。リーダーウォークは、犬の散歩のしつけ手法ではないので、家の敷地内でもたくさんしてください。(関係作りのための一つの手段でしかありません)。
ミックスちゃんの場合は成長期の社会化不足もありましたが、犬は生涯学べる動物ですし、教える側の飼い主さんとの関係も影響してきます。
トラックや他の犬が怖くても、ガマンして褒められて嬉しければ自信になりますし、吠えて叱られ嫌だと思えばしなくなります。
だから、全ての犬のしつけの基盤は関係作りなのです。今まで甘さが残っていたと思います。毅然さと主導性を今まで以上に意識して、頑張ってください。
この「頑張ってください」・・の大半は、ご主人に向けてです! 出産間近の妊婦さんに任せてはいけません!
ということで、このメールは必ずご主人に見せてください!!
トイレは、まず外でしている時に、叱らずに、ひたすら「チチチチ」の音出しで関連付けと褒めを、何日もかけてしてください。
そして、いつも外に出してオシッコさせているタイミングで、トイレへの指差しと指示音で促してください。(もちろんできたら褒める)
もしケージ内でオシッコをガマンしていたら、いったんケージから出して、少し歩いてまたケージ内に戻します。
犬はケージから出た時点で、オシッコするつもりだったので、ケージに再度入っても出しやすくなります。
それから、トイレの物理的なことも影響します。犬は「滑る・ズレル・しなる」足場が嫌いです。狭いトイレもNGです。
大きめで、ガッチリ構造で、ずれないトイレを選んでください。
そしてもちろん、吠えのしつけと同じく、飼い主さんとの関係次第で「教えを聞きたい・・褒められて嬉しい」とならなければいけません。
では、頑張って続けてください(^-^)
父(37歳 )母(35歳現在妊娠8か月)長女(8歳)次女(6歳)三女(4歳)
犬は中型犬、外飼いです。庭にケージと小屋を建てました。
主に散歩、餌やりは私(母)がやっています。パートに行っているので散歩は3時半~4時頃・散歩前にリーダーウォ―ク。落ち着いてからひも付きコング遊び、その後30分の散歩という流れです。大体1時間ほどかかります。
問題点は・・・
・パートから帰ってくると「ここから出せ~~」と言うように吠えます。(これは無視してなきやんだら出した方がいいんですか?)
・リーダーウォーク庭で行うのはほぼ完璧ですが、一歩道路に出るとすごい勢いで引っ張ります。私は妊娠中なので時々ころびそうになります。(こういった場合腰にリードをまいておけばいいんですか?そうすると非常に楽になります。)
・散歩中、他の犬に会うとものすごく吠えます。首輪をつかんでお座りさせ、「シイーー」としますが、ひたすら吠えまくりです。
最近感じた事ですが、多分ぷーこは、社会性に欠けているんだろうと思います・・・。犬に会ったらどうしていいのかわからない様子です。また、大きい道路で立ち止まると「クゥ~ン」と怖そうにして、トラックを見て震えている時もあります。
その他
・ケージでウンチ、おしっこをしません。朝7時になると「わん!」と一言なき、教えてくるのですが、無視していると「クゥ~ン」となき父がケージを開けると慌てて用を足すかんじです。父は外で用を足してくれたほうが片づけが楽だと言っています。
まだまだ、問題が山積みですが、とりあえず、上記についてご指導お願いします。
心配です。妊娠8か月ですので、絶対にご無理してはいけません。かと言って、まだ上の子も8歳ですから単独での犬の散歩や世話も難しいです。
ここは本当にご主人が主導して、犬のしつけと世話(特に散歩)をしないといけません。
ご家族全員に言えますが、出発前や帰宅後に犬に挨拶などしていなかったでしょうか。留守番時とのギャップが大きなってしまいストレスと興奮癖が付きます。
そして飼い主さんに吠えること自体が、やはり関係がしっかり出来ていないです。特に世話を良くする奥様に対して、「都合のいい世話係」と犬に誤解させてしまいます。
外飼いのメリットは、距離があるのでベタベタかまい過ぎないことではあるのですが、その分かえって接する機会に、「普段寂しい思いをさせているから」「寒いだろう」「暑いだろう」と、接する時に従属的になってしまうことです。
一番良いのは、「一緒に居るけどベタベタしない空気のような関係」なのですが、外飼いで飼い主さんが毅然さを貫けないと「孤独とベタベタ」の両極端が激しくなって、ストレスと興奮が大きくなってしまうのです。
ですので、外飼いと決めたら毅然さも貫いてください。
かと言って接することが悪いのではなく、チヤホヤ世話をしない・・ジロジロ見つめて声掛けナデナデをしないで、「主導」で毅然と接することです。
ちょっと犬をかまいたいと思った時も、意味なく声掛けナデナデではなく、オテでもスワレでも何でも良いので何か指示を出して犬に行動させる・・毅然と褒める・・指示で出来なければ型で教える・・という「主導」を徹底してください。
それがゴロン(仰向け)などの主従関係がより明確になるものなら、なお良いです。
とにかく手法の上塗りにしないで、毅然さの意識をしっかり持ってください。犬は敏感に感じ取ります。手法を続けているつもりでも、犬の反応が変わらないのは、やっぱり心のどこかに甘さが残っていて、犬が感じているからです。
その関係のまま、吠えのしつけなどをしても意味がなくなってしまいます。まずはもう一度意識を作り直してみましょう。
そして吠えの直接の教えも必要ですが、無視だけしても犬は退屈吠えを覚えてどんどんエスカレートしてしまいますので、口閉じで現行犯でしっかり教えてください。
叱る時の厳しさを少しずつ増していってください。厳しく「ダメ」と伝え、同時に犬の口を手で閉じます。噛まれるのが怖ければ、ホームセンターで作業用の革手袋が500円くらいで買えますので、準備されると良いです。
口閉じで良い型が作れたので、指示音を関連付けながらポンポンで毅然と褒めます。褒め方は猫なで声でナデナデにならないように注意します。
褒めて犬の口をすぐ解放します。それで吠えなければ、指示音を関連付けてまた褒めて、何度も反復してください。
この教えで叱る時に甘くしてしまうと、犬がかまってもらえると勘違いして要求吠えを覚えてしまいますのでご注意です。
それと、帰宅後に吠えるということですが、何か決まり事などなかったでしょうか。例えば、ゴハン・散歩・ケージから出してのトイレ・遊び・声掛けナデナデ挨拶などです。
朝も吠えるということですが、これが外でトイレさせるデメリットです。オシッコするたびに吠えるようになり、更にそれを学習して、オシッコが出なくても散歩に行きたい・・ケージから出て遊びたい・・という要求で吠えるようになってしまいます。
ウンチだけならまだ良いですが、オシッコとなれば一日何度かするのが正常な体の機能ですので犬の健康にも悪いです。そしてオシッコの度に吠えられるのは大変ですし、吠えてはいけない状況で叱っても、犬がそれを区別できず吠え癖が直せなくなります。
① 関係作りをもう一度見直す
② 外出や帰宅直後の決まり事を作らない
③ 直接の教えを毅然と厳しく・指示音と褒めの関連付けをしっかり
以上を意識して続けてください。
そして次に、散歩中の吠えですが、これはまた別の要素が入ってきます。ミックスちゃんの場合は、おっしゃる通り社会化が不足しています。子犬の頃に学べる機会が少なかったようです。
毎日30分以上散歩されているので、それは良い事ですので続けてください。
無理に急に犬や他人に対面させないで、最初はなるべく距離を置きましょう。激しく興奮しない距離があるはずなので、遠い所から教えていき、慣れの様子を見ながら距離を少しずつ短くできるように練習していきましょう。
飼い主さんが一緒にしゃがんであげて、犬におんぶするような体勢でスワレ・マテをさせ、ガッチリ首輪をつかみます。犬が吠える前にもう、口閉じで良い型を作って教えてあげると良いです。
口閉じをしながらシ~音を出しながらポンポンで褒めます。吠えたら「ダメ」と厳しく伝え口閉じ・・指示音で褒める・・解放・・また吠えたら同じことを繰り返します。
解放しても吠えなければ指示音でしっかり褒めて、犬や他人を見送りましょう。犬の口閉じが怖ければ、前述したように作業用の革手袋をして散歩に出てください。
犬の引っ張りに対しては、ご存じの通り、腰にリードを一周縛ってあまった分を手でコントロールすれば楽です。(もう出産前はご無理せず、ご主人にしてもらってください)。
犬が引っ張ったら反対を見てジッと止まって無視(引っ張る前に反転して切り返して歩くのが一番)・・緩んだらまた歩き出す・・この繰り返しです。
犬の体のコントロールよりも、毅然さや主導性を示して見せることを重視してください。意識が大事です。リーダーウォークは、犬の散歩のしつけ手法ではないので、家の敷地内でもたくさんしてください。(関係作りのための一つの手段でしかありません)。
ミックスちゃんの場合は成長期の社会化不足もありましたが、犬は生涯学べる動物ですし、教える側の飼い主さんとの関係も影響してきます。
トラックや他の犬が怖くても、ガマンして褒められて嬉しければ自信になりますし、吠えて叱られ嫌だと思えばしなくなります。
だから、全ての犬のしつけの基盤は関係作りなのです。今まで甘さが残っていたと思います。毅然さと主導性を今まで以上に意識して、頑張ってください。
この「頑張ってください」・・の大半は、ご主人に向けてです! 出産間近の妊婦さんに任せてはいけません!
ということで、このメールは必ずご主人に見せてください!!
トイレは、まず外でしている時に、叱らずに、ひたすら「チチチチ」の音出しで関連付けと褒めを、何日もかけてしてください。
そして、いつも外に出してオシッコさせているタイミングで、トイレへの指差しと指示音で促してください。(もちろんできたら褒める)
もしケージ内でオシッコをガマンしていたら、いったんケージから出して、少し歩いてまたケージ内に戻します。
犬はケージから出た時点で、オシッコするつもりだったので、ケージに再度入っても出しやすくなります。
それから、トイレの物理的なことも影響します。犬は「滑る・ズレル・しなる」足場が嫌いです。狭いトイレもNGです。
大きめで、ガッチリ構造で、ずれないトイレを選んでください。
そしてもちろん、吠えのしつけと同じく、飼い主さんとの関係次第で「教えを聞きたい・・褒められて嬉しい」とならなければいけません。
では、頑張って続けてください(^-^)