犬のしつけがQ&Aで分かる!

要求吠えが激しい犬のしつけ

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はじめてメールさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

当方、初めて犬を飼い始め、犬のしつけも分からないことばかりで。。。毎日困惑しています。

ヨークシャーテリアとポメラニアンの雑種、オス、5カ月(家に来て約1カ月)私は仕事で昼間は留守、私の母と日中を過ごしています。

とにかく犬は吠えまくり特にケージに入れている間は、ほとんど吠えています。リーダーウォークをしようとするのですが、興奮しているのでリードを噛んでしまって唸りながらひっぱります。仰向けにしても、激しく抵抗され。。。母には近所迷惑だと毎日言われ。。。

どうしたら、興奮が鎮まり、穏やかになってくれるのでしょうか。リーダーウォークからつまづいてしまいました。。。

よろしくご指導ください。お願いします。


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今回は難易度が高いですが、ぜひ頑張ってください。その理由は、○○様ご本人のこと以上にお母様の問題だからです。

一番長く一緒に居て、常に要求吠えされている状況です。そして、お母様ご自身が飼われたわけではないので、犬のしつけに積極的になれないのです。そこをどう説得して、犬のしつけをやっていただくかになります。

協力してもらう・・というレベルでは、今回は足りません。

お母様にもご自分の責任として、意識して取り組んでもらえるかになります。意識があれば知識も頭に入りますし、リーダーシップや毅然な態度も段々身についていきます。ホームページや本書、このメールも全てお母様に読んでいただきたいです。

さて、では内容です。

犬は今5か月ですので、社会化に柔軟な時期がもうすぐ終わってしまいます。もう赤ちゃんはだいぶ前に卒業していますので、厳しい態度でのぞんでください。ただし、今まで放任や甘やかしがあったならば、そのギャップに犬は戸惑い反発もしますので、感情的に急変しないで、徐々に犬のしつけを浸透させていってください。

要求吠えのようですので主従関係が崩れています。まずリーダーウォーク、あお向けも根気よく続け、関係を作っていくのが大前提ですが、同時に型と音での直接の教えも必要です。

まず犬をケージに入れ反対を見て無視します。すぐ吠えると思いますので、現行犯ですぐケージ内に手を入れ、口閉じで教えます。噛まれるのが怖ければ、厚手の手袋や鍋つかみをするか手にタオルを巻くと良いです。

犬が吠えたら「ダメ!」と厳しく伝え、同時に片手で首輪をガッチリつかみます。(首輪は常時付けて外さない)。また同時に犬の口をもう片手で閉じます。

これで悪い型が止まり良い型ができたので、「シ~!良い子!」で褒めて解放します。

また反対を見て無視していると吠えますので、再度「ダメ!」と厳しく伝え、同時に片手で・・・・ひたすらこの繰り返しです。

それを続けていくと、反対を見て無視していても数秒間でも吠えなくなる時がきますので、そこで「シ~!良い子!」で褒めてください。

そして、それを何度か繰り返したあと、今度は犬の居る部屋から出ます。最初は部屋から出たら犬が吠える前にすぐ戻って「シ~!良い子!」で褒めます。

それを繰り返し、段々部屋から出ている時間を長くしていくと、犬は長時間一人でも静かにしていられるようになります。

犬の知能では、シンプルに何度も何度も体現させてあげないと覚えられないのです。そして夜や休日に、○○様がご熱心に教えたとしても、その何倍も長い時間、お母様に放置されていれば犬はまったく理解できません。例外を作らず一貫しないといけないのです。

そして犬を褒めても叱っても、関係作りが出来ていないと犬は何とも思わず無視するだけです。あるいは、ただ単にかまってもらっているという感覚しか持ちません。

それらをお母様がご自分の責任でもあるとご理解してくださり、やり続けてくれるか・・それが全てです。

また、○○様がご熱心にやっていて、お母様が何もしないとその違いを犬は見抜き、お母様を更に見下すようになります。

そして間接的なことですが、大事なことでもあるのでお話します。今は成長期の最盛期でもありますし、犬はもともと活発ですし、捕食動物でもあります。

主導型のボール遊びをたっぷりしてあげて、狩猟本能のはけ口を作ってあげてください。ヒモ付で主導すれば主従関係も楽しみながら深めていけます。また破壊も捕食動物の本能ですので、ケージには骨ガムを常備し、好きなだけ破壊し噛ませてください。

また外の散歩も狩猟動物の本能です。外の世界に触れる心地よい刺激が、ストレス発散にもなります。

間接的なことですが、とても重要です。運動量、散歩はしっかり確保してください。

あお向け、リーダーウォークはあきらめず続けてください。今が一番大変な時期で踏ん張りどころです。成犬に移行する一番変化が大きい時期なんです。ホルモンバランスが変わったり、歯の生え変わりもありますから犬もイライラします。

あお向けもリーダーウォークもムキになって長時間せず、短時間で回数を多くしてください。犬の体のコントロールよりも、厳しい態度をしっかり示すことを意識されると良いです。毎日意識してやり続けると、感情的にならず毅然と伝えられるように必ず上達していきますので、あきらめないで続けることです。


犬のしつけもまだまだ始めたばかりですから、あせらず淡々と続けることです。これからまだまだ長い長い根競べが続きます。犬が根負けするまで、やり続けるしか道はないのです。

今回はお母様が重要です。色んなお話をして、ご理解を得る努力を根気よく続けてください。

確認ですが、オヤツ・抱っこ・意味の無い声掛け・・・されていませんよね? 犬には従属的に見えるだけですので、ご注意ください。

それから、あお向けもリーダーウォークも、ゴハン前にいったんゴハンを見せてから入念にやると、より主従関係が明確に犬に伝わりますので、ゴハン前に時間をかけてしっかりやってください。

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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