犬のしつけで噛み付きがなかなか直らない
お忙しいところたびたび失礼致します。今回もご相談に参りました。犬のしつけを始めて少し経ちました。まだ変化の兆しは何もありません。
リーダーウォークも従ってくれず、名前を読んでも振り向かず、当こちらの指示も聞きません。あお向け固めでむりやり顔を固定しないと、視線も合いません。
ボール遊びをしても、一度くわえると放さないので、またあお向け固めをして放させて、の繰り返しです。何度も怒ると、犬も今度はボールやリードを持った手に向かって噛み付こうとするので、これもまたあお向け返しにして、と、クタクタです。
まぐれで号令を聞いたときはイイコと褒めてあげるのですが、頭をなでられるのも嫌なのか、手を出すと頭を振って逃げてしまいます。すっかり嫌われてしまったみたいで、私を見ても尻尾も振ってくれなくなりました。
私が生まれる前に飼っていた犬は、元野良の雑種なのに何も教えなくてもとてもいい子だったそうです。親はそのことを知っているので、今の柴犬をダメな子だ、どこか頭がおかしいんじゃないのかと言います。
あまりにも犬のしつけが上手くいかないので、犬か私がどこかおかしいのかと思い始めてしまいました。どうしても上手くいかない場合、どうしたらいいのでしょうか。
まず、焦って結果をすぐ出そうと思われてはいけません。一般的に犬に対して良い先入観をお持ちだと思いますが、私から見たら柴犬君は甘やかされた結果の普通の反応をしているように見受けられます。
元野良の雑種犬がすごく良い犬だったのです。柴犬君が悪いのではないのです。
「こんなはずじゃない」と感じていると、無意識に感情で怒ってしまいますが、しばらくは「怒らない!」と意識されてみると良いです。
もちろん噛み癖などを「受け入れる」ということではなく、「相手にしない・いなす」という意識が良いです。
例えば、噛んだ時に感情的になって強引に仰向け・・ということをしたくなるのですが、「ダメ」で口に手を少し押し込んだら、次に半分無視するようなつもりですぐリードを付けリーダーウォークを淡々としてください。
最初の段階で「リーダーウォークに従わない・・」というのは、当たり前です。キレイにできるようになるのは関係作りが完成してからのお話です。
今は形のキレイさはどうでも良い事なんです。大事なことはご自分の主導性と毅然さを犬に示すことなんです。
ですので、2歩進んで止まって無視・・また2歩進んで止まって無視・・それでも良いのです。犬を一切相手にせず、淡々とその姿と態度を犬に見せるのです。表面的な調教のための手法ではないのです。
(噛みつき対策としては、リードを持つ手を真横に伸ばしてそこで固定し、リードを短めに持てば犬の口は届きません。ホームセンターで作業用の革手袋も買いましょう。500円くらいで買えます。)
何日も何日もそれを見せ続けて、犬が根負けして認めるまで続けるかどうか・・根競べなんです。
感情で怒るとそれが犬には伝わらず、ただ興奮が伝播して悪循環になるだけです。あお向けが冷静に出来ていないとお感じになられたら、リーダーウォークにしましょう。それも、ほとんど動かず態度で示す意識です。
本書のしつけを始められた時点で、犬は10か月くらいでしたね。もう知能がだいぶ高くなってきていて、家族と自分との関係もある程度固体化されていたのです。
その状況下では、やっぱり急には変われません。甘やかされてきた犬は面白くないですので、当然反発もしてきます。ですのであせってはいけないのです。急に変えないで、長い時間をかけて少しずつ変えていかないといけないのです。
>頭をなでられるのも嫌・・
>撫でようとして手を出すと頭を振って逃げ・・
↑特に噛み癖のある段階では、しばらく頭を触らないようにしましょう。気が強いようで実は気が小さくて怖がりな犬が多いです。上から近づいてくる手が嫌なんです。
しばらくは頭や背中は触らないで、犬の目線よりも低い位置(地面すれすれ)からゆっくり何気なく近づけて、肩の付近をポンポンして下さい。ナデナデというのは、犬のナメナメ(従属的な挨拶)に近いのでしないようにして、ポンポンにしてください。
以上ですが、今回はもうご覚悟されてください。すぐ結果を出そうとしてはいけません。数か月かける感覚で少しずつ展開していきながら続けないといけません。
まずはそれをご理解され、気持ちの整理が出来てから、また新たにスタートしましょう。ご家族にもお話してください。「この柴犬は悪い犬」という先入観は捨てないといけません。
人間で言う20歳というのは、犬では2歳くらいなんです。柴犬君は1歳弱ですので、まだまだ10代半ばの生意気な世間知らずの子供と同じなんです。少し距離を置きながら、ガミガミ言い過ぎず、毅然と対応する・・それで良いんです。
大丈夫ですので、まずは落ち着いて、ちょっと意識を変えていただいて、頑張って続けていきましょう・・・
リーダーウォークも従ってくれず、名前を読んでも振り向かず、当こちらの指示も聞きません。あお向け固めでむりやり顔を固定しないと、視線も合いません。
ボール遊びをしても、一度くわえると放さないので、またあお向け固めをして放させて、の繰り返しです。何度も怒ると、犬も今度はボールやリードを持った手に向かって噛み付こうとするので、これもまたあお向け返しにして、と、クタクタです。
まぐれで号令を聞いたときはイイコと褒めてあげるのですが、頭をなでられるのも嫌なのか、手を出すと頭を振って逃げてしまいます。すっかり嫌われてしまったみたいで、私を見ても尻尾も振ってくれなくなりました。
私が生まれる前に飼っていた犬は、元野良の雑種なのに何も教えなくてもとてもいい子だったそうです。親はそのことを知っているので、今の柴犬をダメな子だ、どこか頭がおかしいんじゃないのかと言います。
あまりにも犬のしつけが上手くいかないので、犬か私がどこかおかしいのかと思い始めてしまいました。どうしても上手くいかない場合、どうしたらいいのでしょうか。
まず、焦って結果をすぐ出そうと思われてはいけません。一般的に犬に対して良い先入観をお持ちだと思いますが、私から見たら柴犬君は甘やかされた結果の普通の反応をしているように見受けられます。
元野良の雑種犬がすごく良い犬だったのです。柴犬君が悪いのではないのです。
「こんなはずじゃない」と感じていると、無意識に感情で怒ってしまいますが、しばらくは「怒らない!」と意識されてみると良いです。
もちろん噛み癖などを「受け入れる」ということではなく、「相手にしない・いなす」という意識が良いです。
例えば、噛んだ時に感情的になって強引に仰向け・・ということをしたくなるのですが、「ダメ」で口に手を少し押し込んだら、次に半分無視するようなつもりですぐリードを付けリーダーウォークを淡々としてください。
最初の段階で「リーダーウォークに従わない・・」というのは、当たり前です。キレイにできるようになるのは関係作りが完成してからのお話です。
今は形のキレイさはどうでも良い事なんです。大事なことはご自分の主導性と毅然さを犬に示すことなんです。
ですので、2歩進んで止まって無視・・また2歩進んで止まって無視・・それでも良いのです。犬を一切相手にせず、淡々とその姿と態度を犬に見せるのです。表面的な調教のための手法ではないのです。
(噛みつき対策としては、リードを持つ手を真横に伸ばしてそこで固定し、リードを短めに持てば犬の口は届きません。ホームセンターで作業用の革手袋も買いましょう。500円くらいで買えます。)
何日も何日もそれを見せ続けて、犬が根負けして認めるまで続けるかどうか・・根競べなんです。
感情で怒るとそれが犬には伝わらず、ただ興奮が伝播して悪循環になるだけです。あお向けが冷静に出来ていないとお感じになられたら、リーダーウォークにしましょう。それも、ほとんど動かず態度で示す意識です。
本書のしつけを始められた時点で、犬は10か月くらいでしたね。もう知能がだいぶ高くなってきていて、家族と自分との関係もある程度固体化されていたのです。
その状況下では、やっぱり急には変われません。甘やかされてきた犬は面白くないですので、当然反発もしてきます。ですのであせってはいけないのです。急に変えないで、長い時間をかけて少しずつ変えていかないといけないのです。
>頭をなでられるのも嫌・・
>撫でようとして手を出すと頭を振って逃げ・・
↑特に噛み癖のある段階では、しばらく頭を触らないようにしましょう。気が強いようで実は気が小さくて怖がりな犬が多いです。上から近づいてくる手が嫌なんです。
しばらくは頭や背中は触らないで、犬の目線よりも低い位置(地面すれすれ)からゆっくり何気なく近づけて、肩の付近をポンポンして下さい。ナデナデというのは、犬のナメナメ(従属的な挨拶)に近いのでしないようにして、ポンポンにしてください。
以上ですが、今回はもうご覚悟されてください。すぐ結果を出そうとしてはいけません。数か月かける感覚で少しずつ展開していきながら続けないといけません。
まずはそれをご理解され、気持ちの整理が出来てから、また新たにスタートしましょう。ご家族にもお話してください。「この柴犬は悪い犬」という先入観は捨てないといけません。
人間で言う20歳というのは、犬では2歳くらいなんです。柴犬君は1歳弱ですので、まだまだ10代半ばの生意気な世間知らずの子供と同じなんです。少し距離を置きながら、ガミガミ言い過ぎず、毅然と対応する・・それで良いんです。
大丈夫ですので、まずは落ち着いて、ちょっと意識を変えていただいて、頑張って続けていきましょう・・・