犬のしつけで良くなってきたがまだ急な興奮・噛み付きが残っている
以前、唸るのと噛みつきで、相談させていただいて、徹底したリーダーウォークを実践し続けたところ、目を見て指示を待てるようになってきたり、少しずつ良い方向へ向かっているように感じます。ありがとうございます。
ただ、まだ急な噛みつきはなくなっていません。急に興奮し噛みつくのです。
例を挙げると、遊びたいと興奮してきたので、リードを短く持ち横に付けてオスワリさせて、おとなしくしていたので体の横をなでていたら、いきなりその手を本気噛みしてきました。
また、一緒に横になって休んでいて、犬も一緒にゆったりしていた時、急に人が起き上がったら、本気噛みしてきました。
犬がゆったり休んでいたので、放っておいたとき、急におやつを持って人が現れたりすると、怒って飛びかかってきます。
本気噛みする勢いです。
以前の夜だけの興奮は無視していますし、近づかないようにしているので減ってきてはいますが、今の本気噛みは昼夜問わず突然なので、対処に困っています。
共通して言えるのは、ゆったりしている時だったりするので、急に興奮させると怒って噛みつくのではないかと思います。
私たちが怒らせないように対応するべきなのでしょうか。
それとも、しつけ次第でなくなるのでしょうか。
主従関係がまだまだできていないということになるのでしょうか。
ご指導よろしくお願いします。
頑張っておられますね(^_^)
↓この3つは全てあります。
①私たちが怒らせないように対応するべきなのでしょうか。
②それとも、しつけ次第でなくなるのでしょうか。
③主従関係がまだまだできていないということになるのでしょうか。
一番強いのは③です。
もう少し思い切って、厳しく教えてみてください。ちょっとずつ強度を上げてみてください。
犬が噛んだ時に、かなり厳しめに「シ!」の注意音と、ガツンとリードを引き上げて教えてみてください。
それを現行犯で瞬間的にやるためにも、噛まれることを防ぐためにも、犬にリードを付けて持っておくことは忘れないでください。
また、そのまま厳しくリーダーウォークすることもできます。
噛み癖が出る条件がある程度ハッキリしていますので、ご家族で協力して、あえてそういう状況をたくさん作り、反復練習することです。
これから気温が上がりますので、防備も暑苦しくなって練習しにくくなってしまいます。涼しいこの時期に頑張って治しましょう。
それと、↓こういうところが気になります。
>おとなしくしていたので体の横をなでていたら・・・
噛み癖がキチンと治るまで(主従関係ができるまで)は、少しガマンです。
主従関係を誤解している少し気が強い犬は、ナデナデされるとイライラして怒ります。なでることを要求してくる犬もいますが、眠い時などに触られると怒る犬が多いです。
なでること自体も、『犬の視点からすると従属的に映る』というお話も、色んな所で何度も申し上げております。
褒める時は軽くポンポンで良いですし、「おとなしくしていたので体の横をなでて」は、褒める必要が無い場面です。
スワレやフセをさせた時に、その瞬間だけ指示音ジェスチャーと関連付けながら、ポンポンで褒めてください。
今は、それ以上はしないことです。
噛み癖が治り、主従関係の誤解が溶けて、犬の理解が深まってきたら、またしっかりスキンシップを取れば良いですから、今はガマンです。
進展がなく止まっている状態は、やっぱり何かが足りないのです。
それが、上記でお話ししたことだと、今の時点ではお見受けいたしました。
厳しい言い方になりますが、やはり飼い主さんがまだまだ甘いように、お見受けいたしました。犬はもっとクールです。特に今回の子はクールです。そこは客観的に受け止めないといけません。
もちろん、私は大人の人間ですし、かつての私もダメ飼い主だったので良く分かります。
ですが、犬の知能には人間側の事情を理解することができません。犬は犬の本能に従って、シンプルに生存競争の中を生き抜いていこうとしているだけなのです。
私たち飼い主も、成長していかないといけません。
それでは、またQ&Aを熟読いただきながら頑張って続けていきましょう(^_^)