犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬の甘噛みのしつけ方はどうしたら良いでしょうか?

質問内容
シュナウザーとプードルのミックス犬の女の子を飼いだして、甘噛みに困っています。

●月●日生まれなので3ヶ月ちょっと経ったところです。

子犬は噛むのは仕方ないと思っているのですが、最近では歯もだいぶ出て来て、かなり痛いです。

怒るのも可哀そうだし、怒っても本人はきっと何故怒られているのか分からないと思うし・・・。

そんな子犬の甘噛みのしつけ方はどうしたら良いでしょうか?

そんな子犬の甘噛みでもこの書籍で解決法はありますか?


返答内容
頑張っておられますね(^_^)

この月齢では、しばらくは『小さな猛獣状態』になります(笑)

知能も経験も何もありません。経験しても理解度が低いです。

かと言って、一貫して教えることはしないと、逆に『好き勝手しても良いんだ』という誤解になります。

これは人間の子供でも同じです。

そこで、親犬は一貫してしつけます。育児放棄してしまう親犬もいますが、そうでなければ、子犬の噛み付きは一貫して注意します。

また、兄弟ゲンカの中で、痛い思いをしたり兄弟を怒らせてしまうような経験の中で、初期の社会化を学んでいきます。

だからと言って、体罰や怒声や威嚇的に怒るだけでは、ただ単に子犬の防衛本能を刺激するだけになってしまいます。

教え方は色々あります。

「シ!」の注意音と同時に、口閉じしたり・仰向けにしたり・噛まれた指をそのまま犬の口の中に押し込むなどありますが、3か月過ぎましたので、リードを活用すると良いです。

子犬をゲージから出すときは、飼い主さんがリードを付けて持っておく癖にされると良いです。

そうやって団らんしたり遊んだりするだけでも、主従関係の構築・お散歩の練習・トイレへの誘導・暴走や誤飲の制御になります。

そして、子犬が噛んだ場合は、「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げて教えることができます。

そしてまた、あえて手を見せて、犬が噛んだらまた「シ!」の注意音と同時に・・・。この繰り返しです。

そうしていくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がきますので、そこで子犬の肩付近をポンポンポンして褒めてあげます。

褒めるとそこでまた噛む場合も多いです。噛んだらまた同じように注意です。

今はそんなふうに教えていかれると良いです。

ただし、強くやり過ぎると犬の防衛本能を刺激してしまいますので、優しいレベルから調整してください。

そして、知能が低い分、すぐには定着しませんので、毎日コツコツ反復練習して教えていきます。焦ったり結果を求めすぎないことです。


さて、ご質問の件になりますが、本書自体は基礎編になりまして、犬との基本的な接し方や関係構築のお話をしております。そして、具体的な手法や改善例についてはQ&Aサイトでたくさん解説しております。

噛み付きに関する記事だけでも数百記事はあるはずです。全体で2,500記事を超えました。

グーグルと提携した検索エンジンも搭載しておりますので、知りたいキーワードでのピックアップも容易です。


さて今日は噛み付きの教え方について概要を話しいたしましたが、重要なことは普段の接し方であり、その根本は飼い主さんの意識になります。

意識がなく、チヤホヤの接し方になっている中で調教的な手法を使っても、犬は見抜きますし、矛盾やギャップが大きくなるので、必ずどこかで犬が反発します。

犬は相手の精神性を見抜きます。意識がしっかりしていれば、自然と一貫できるものです。その土台が、犬のしつけでは一番重要です。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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