気が強い子犬の甘噛みのしつけ
子犬の甘噛みのしつけについてご相談します。
家に来て3週間めの4ヶ月になるマルチーズです。
来たときからとにかく気が強くて、うなりながら手や足を噛んできます。
仰向けにしたり、口の中に手を押し込んだり、痛いと叫んだりしてもまったく効果がありません。あまり強く叱ると、逆切れして部屋の中を3周ほど全力疾走します。
遊んでても噛む、手入れをしようとしても噛む、何をしても噛んできて、ブラシができず毛玉ができて獣医さんに叱られる始末です。
私は主人との二人暮らしで、買物以外は外出せず、ほぼ一日中リビングで犬と一緒におります。
リビングにはゲージを置き、その中に小さなハウスが入れてあり、自由に出入りさせています。
首輪やリードですが、とても小柄な子(現在650g)なので一番小さな首輪でも抜けてしまい、リーダーウォークができません。
なんとかならないでしょうか。お願いします。
まず首輪を調整しましょう。
『千枚通し』でも良いですし、『穴開けポンチ』でも良いですので、ホームセンターで売っています。
あるいは、ご自宅に金づちと釘があれば、それを打ち付けて穴開けしても良いです。(下に新聞紙や雑誌などをたくさん置いてください)
あるいは犬が小さすぎてご心配であれば、ボディーハーネスで合うものを探しても良いです。
もう4カ月で骨格はそれなりにしっかりしてきていますので、無理な切り返しでなければ大丈夫な月齢です。
ただし、リーダーウォークの前段階を作ってあげましょう。
普段ケージから出すときは、常に犬にリードを付けて、それを飼い主さんが持っておく癖にしていただきたいです。(関係作りや呼び戻しができるまでで良いです)
その態勢で、団らんしたりコング遊びをしましょう。
そうしていくことで、自然と主導性や毅然さを示していくことができます。またお散歩デビューの練習にもなります。
そして、犬が噛んだり吠えたりを制御できますし、現行犯ですぐに注意できます。
犬が噛んだり噛もうとした時は、「シ!」の注意音を出しながらリードをチョンと引き上げて教えてください。
繰り返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間が来ますので、そこで肩付近を軽くポンポンしながら静かに褒めてあげてください。
それに反応してまた噛むこともありますが、また淡々と同じように注意して教えていきます。
今回の子は、親兄弟と過ごした期間が短かったか、兄弟が少なかったか、親犬が育児放棄したか、などによって十分初期の社会化が果たせないまま来たようです。
まだしばらく時間はかかると思いますが、あせったり感情的にならないで、根気良く続けてあげてください。
この月齢の子犬は、まだまだ小さな猛獣状態です。
知能も経験も何もありませんから、これが自然なのです。
やるべきことを淡々とやりつつ、大きな気持ちで成長を待ってあげないといけません。
遊びで十分発散もさせてください。
コングを好きに噛ませる時間も作ってあげて、しっかり発散させてください。それらも影響があります。
それとグルーミングですが、高くて狭い作業台に犬を乗せて行いましょう。
犬は「高い・滑る・しなる・ずれる」ような不安定な足場が苦手です。
段ボール箱やプラスチックの収納ボックスなどを重ねて作りましょう。
なるべく高くて狭くしましょう。
怖がってジッとする犬が多いです。
あとは、コング遊びの中でマテもしっかり教えてください。
たっぷり遊んで、心地よい疲れが出た後にブラッシングすると、落ち着いて出来る傾向があります。
さて、そういった内容もたくさんQ&Aサイトで記事を載せてあります。検索機能もありますので、たくさん記事を読んでみてください。
それでは、また頑張って続けていきましょう(^_^)