犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬のしつけで間隔が空いて吠える場合・関係作り

質問内容
先日はメール相談ありがとうございました。トイプードル犬のオス4歳です。

散歩でわんちゃんに吠えることで、前に相談をさせてもらったことがあります。またお願いします。わんちゃんがいたら、お座り待てをして、リードを固定していればだいぶ吠えなくなってきましたが、どうしても威嚇したいのか?

ワン・・・ワン・・・と吠えたらダメというの理解しながらまだ少し吠えます。まだ主従関係が出来てないんでしょうか?

ワン・・・ワン・・・と間が少し空く場合の、ダメとシーッのタイミングが分からなくなってきました。ダメと言ってマズルをつかもうとするときには一旦吠え止んでいるので、この場合はシーッだけでいいのかなと。

わんちゃんが来た時、信号待ちしてる時や子供と公園に行った時などはお座りをさせますが、まったく私の方に注目してませんが大丈夫でしょうか?家だと注目してくれます。

逆に、信号待ちや公園に行った時は、無視して見ない方がいいのでしょうか? 特に公園に行った時は落ちつかないし、ワンちゃんも来るので犬が気になって、つい見てしまいます。

子供が動きまわるのに合わせて、私も犬もついて動くのでその時はリーダーウォークが出来ないので、リードを短くして引っ張っても私より前に出れないようにしているのですがこれでいいですか?

私とだけ散歩に出るときは、リーダーウォークをするようになって引っ張ることはありません。

犬のしつけがQ&Aで分かる!というサイトも参考に読んでますが仰向けを頻繁にやるようにというような内容がいくつかありますが、堀川さんのわんちゃんはしつけを始めた時は、1日に何回ぐらいされてましたか? 参考までに。

家の犬はボール遊びの時に取り入れてますが、少ないような気がして。ベッドでくつろいでる時なんかも、やってもいいのかな?

家でのリーダーウォークも、時間をつくってさーするぞーって感じじゃなくても、たとえばネットしてるときなんかも、リード持ってパソコン向ってその間見ないっていうのもリーダーウォークになりますか?
家事してる時なんかも。

こんな感じですがアドバイスよろしくお願いします。


返答内容トイプードル君は進歩しています。この調子で頑張って続けてください。

さて、「ワン・・・ワン・・・」という、間がある吠え方は、基本は様子見の吠えです。要求や興味半分、警戒半分・・といったところでしょうか。「オイ、お前誰だ・・」「ここに俺がいるぞ・・」そんなイメージです。

本当に恐怖を感じたり排他的に威嚇する場合は、「ワンワンワンワン!」という感じでマシンガンのように激しく連続で吠えます。

口閉じで直らない場合は、もう4歳で知能も高く体もしっかりしていますので、もう少しハッキリ厳しくしましょう。他の犬を見かけたら、すぐにリードを短めに持ってください。

ワン・・で吠えた瞬間、「シ!」の指示音と同時にリードを上方向にチョンと一瞬引いてください。間があって、またワン・・で吠えたら、再度同じことをします。2・3回それをやっても犬が吠えるのを止めない場合は、もう少し強くしてください。

興奮して指示が聞けない状態になっているので、分かるまでの強さに調整していってください。(体罰ではありません)

ただ、これも結果をすぐ求めないで、今までは興奮して分かっていないだけでしたので、指示が伝われば、また経験の中で学んでいきますので、強さを段々強くしながら経験を積ませていってください。

引いて注意していきながら、吠えるまでの間隔が長くなってきたら、引いた後すぐポンポンで褒めてください。

以上を繰り返し続けてください。


>堀川さんのわんちゃんはしつけを始めた時は・・

↑挨拶代りに何回でもさせました。が、何事もそうですが激変はいけません。急にゼロから100にはできませんので、最初は1・2回遊びの中で、次の日は3・4回・・というふうに増やしていけば良いです。

>ベッドでくつろいでる時なんかも・・

↑もちろんです。罰ではありませんので、リラックスしている時にスキンシップとしてされるのは良い事です。

>その間見ないっていうのもリーダーウォークになりますか?

↑もちろんです。リーダーウォークは散歩のための練習法ではありませんし、「ウォーク」と名が付いていますが歩かなくても良いです。本書やHPでもお話しているように、主導性と毅然さを示し「関係作りをする」ための一つの手段でしかないのです。形のキレイさなどはこだわらなくて良いのです。

「主導性と毅然さ」・・この意識があれば、自然と犬へ接し方全てがそういう表現になっていくのです。それが大事なのです。続ければ必ず犬はそれを感じて認めていきます。

そして個別の行動は、良い型を体現させ指示音ジェスチャーで褒める・・続ける・・それだけです。

では、また頑張って続けてください(^-^)


犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針