犬のしつけで吠える噛む場合の直し方
トイプードル 9カ月 雄(去勢済み)
家族構成
主人(46歳) 私(45歳) 長男(16歳) 長女(11歳) 主人の両親(共に76歳 二世帯住宅の一階に住み生活は別)
私は在宅で仕事をしているのでほぼ一日一緒に過ごしている。
①スキンシップは、これといって決まったタイミングはなく隣に来たらなでたりしていた。
②遊びは、時間のある時におもちゃを投げて取りに行く遊びやひっぱりっこなど。
③犬のしつけは、おやつをあげる前に「お手」「おかわり」「伏せ」「待て」「よし」。トイレの成功時におやつをあげて褒める。吠えたり噛んだりする時に叱る。
④抱っこ・ナデナデ・オヤツ・声掛けは、決めごとなくしていました。
⑤散歩は30分くらい。犬に主導権があり、引っ張ると止まるなどしていましたが統一性はなかった。声も掛けていた。
⑥一日の流れは、4時半起床、おしっこウンチの後にご飯。遊んだり眠ったり過ごし5時頃散歩。6時頃ご飯。10時就寝。
ゲージはリビングにあり、トイレが一つ入っている。私が出掛ける時、家族の食事時以外は自由。ゲージの扉は開け放しでトイレを自分から行くようになった。
【犬のしつけの悩み】
私が4時半に起きるので、一緒に起きてご飯を食べた後にずっと吠えている。台所には入れないようにしてある(ただ物を置いてあるだけなので私の姿は見える)弁当を作らないといけないし、一階の両親にも気を遣うし、困っている。
今は犬がおもちゃを持ってくるので、それで時々相手したりミルク味のガムを与えたりしている。
犬が散歩の時にリードを付けさせてくれない。噛みついて暴れてすごい抵抗をする。なんとか付けて散歩に出ると喜んでリードを引っ張って歩く。
家族が仕事や学校に出かける時に、足に唸りながら噛みついてくる。
【疑問】
今日からご褒美のおやつはやっていません。おやつのタイミング、方法を教えて下さい。
よろしくお願い致します。
現状は、やはり主従関係が崩れ始めています。家族に吠える噛んで引っ張る・・犬は自分の思い通りにかないので、イライラしたり怒っています。
つまり犬が自分がリーダーだと誤解している状態です。ただし、今回はトイプードル君の素性が良かったので、これで済んでいます。本来はもっと早い時期に権勢本能が出てくるので、生後半年前には問題になってきますし、犬によっては、飼い主さんが出血するほど激しく噛みついたり威嚇するようになる場合もあります。
今回は、素性の良い犬との出会いに感謝して、頑張って見直していきましょう。
まず全体的に、犬に対し受動的になっておられます。犬の要求に対し反応されていますが、それは一切止めます。散歩も犬任せ、意味なく声掛けしたりナデナデ抱っこやオヤツ・・これらは一切止めます。
必ず犬の行動は、飼い主さんが「主導」してください。受けてはいけません。散歩なら(家の中でも)リーダーウォーク・・犬が寄ってきたらいったんスワレの指示・・出来たらポンポンで褒める・・出来なければ型で教えて褒める・・
ボール遊びでも、投げる前にスワレ・マテ、できたら褒めて投げる・・できなかったら型で教えて褒めて投げる・・投げたら回収しながらコイ・ダセの教え・・
というふうに、いつでもどこでも「主導」で接してほしいのです。今は逆になっているので、犬との関係も逆になっているのです。
褒め方ですが、大げさや猫なで声でナデナデはNGです。下位の犬が上位やリーダーに挨拶する姿そのものです。
犬の肩をポンポンポンで、指示音やジェスチャーを関連付けながら良い型を体現させながら褒めます。
叱り方は、叱って終わりではなく、必ず良い型を作ってあげて褒める・・ここまでをセットにします。叱るのは、叱ることが目的ではなく、悪い型を止めて良い型で褒めるための過程と考えましょう。
オヤツですが、犬にはドライフード以外与えてはいけません。まず栄養のバランスが崩れています。それから、いずれドライフードを食べなくなります。8か月過ぎてくると、知能が急に高くなってきて、オヤツの方が美味しいと感じるとドライフードを食べなくなるのです。
オヤツが出てくるのを犬は待ちます。今のオヤツに飽きたらそれも食べなくなり、もっと美味しい物が出てくるか試すのです。
そして、オヤツで釣っているとなんとなく犬が行動するので、関係作りが出来ているんじゃないか・・と飼い主さんは錯覚してしまうのです。これが最も怖いことなのです。
まずは、普段の何気ない接し方全体を見直してください。それを改善しないで、個別の手法だけ上塗りするのは大変危険です。
犬はオヤツが無くても、関係作りが出来て、指示音とジェスチャーと褒めの関連付けでシンプルに体現で教えてあげれば、ちゃんと覚えてくれます。
接し方の見直しと、クレートトレーニングの直接の教えもしていきましょう。
まず犬をケージに入れ、スワレ・マテの指示を出します。少し離れてから、すぐ戻ります。ここではまだ犬は吠えないはずです。戻ったらケージに手を入れ、「シ~!」の指示音を連呼しながら犬の口を手で閉じ、犬の肩をポンポンして褒めます。
次に、またスワレ・マテの指示を出して、今度は先ほどよりもほんの少し遠くまで離れて、また時間も少し置きます。そして戻り、先ほどと同じように音と型と褒めの関連付けを行います。
もし戻るまでに吠えたら、「ダメ!」と厳しく伝えながら犬の口を手で閉じます。これで悪い型は止まり良い型になったので、同じように口閉じしながら「シ~!」音を関連付けながらポンポンで褒めます。
これを繰り返しながら、少しずつ少しずつ一人で待てる時間を長くしていきます。
部屋に居て吠えなくなったら、今度は部屋を一瞬出てみます。一瞬出てすぐ戻って、先ほどと同じことをします。そして段々、部屋から出ている時間・離れる距離を長くしていきます。
そういう「クレートトレーニング」もしてください。指示音の関連付けと関係作りが出来てくれば、もし離れた場所で犬が吠えても「シ~!」の指示ですぐ止めるようになります。
ただし、何を教えるにしても叱っても褒めても、結局は普段の関係しだいでその効果がまったく変わってきます。ですので、普段の何気ない犬との接し方すべてが関わっているのです。
犬は放し飼いにしないで、メリハリを付けて遊ぶ時・散歩・家族の団らんの時に出してください。
では、上記をしばらく続けてください。知能が高くなり始めていますが、まだ反抗期の症状が残る月齢ですし幼く経験も乏しいです。それと、犬のしつけが本格的に始まると、犬は当然面白くないので反発したり、ふてくされたりもします。
でもそれも自然な犬の反応ですので、あせらず淡々と毅然と続けることです。
では、頑張ってください(^-^)
家族構成
主人(46歳) 私(45歳) 長男(16歳) 長女(11歳) 主人の両親(共に76歳 二世帯住宅の一階に住み生活は別)
私は在宅で仕事をしているのでほぼ一日一緒に過ごしている。
①スキンシップは、これといって決まったタイミングはなく隣に来たらなでたりしていた。
②遊びは、時間のある時におもちゃを投げて取りに行く遊びやひっぱりっこなど。
③犬のしつけは、おやつをあげる前に「お手」「おかわり」「伏せ」「待て」「よし」。トイレの成功時におやつをあげて褒める。吠えたり噛んだりする時に叱る。
④抱っこ・ナデナデ・オヤツ・声掛けは、決めごとなくしていました。
⑤散歩は30分くらい。犬に主導権があり、引っ張ると止まるなどしていましたが統一性はなかった。声も掛けていた。
⑥一日の流れは、4時半起床、おしっこウンチの後にご飯。遊んだり眠ったり過ごし5時頃散歩。6時頃ご飯。10時就寝。
ゲージはリビングにあり、トイレが一つ入っている。私が出掛ける時、家族の食事時以外は自由。ゲージの扉は開け放しでトイレを自分から行くようになった。
【犬のしつけの悩み】
私が4時半に起きるので、一緒に起きてご飯を食べた後にずっと吠えている。台所には入れないようにしてある(ただ物を置いてあるだけなので私の姿は見える)弁当を作らないといけないし、一階の両親にも気を遣うし、困っている。
今は犬がおもちゃを持ってくるので、それで時々相手したりミルク味のガムを与えたりしている。
犬が散歩の時にリードを付けさせてくれない。噛みついて暴れてすごい抵抗をする。なんとか付けて散歩に出ると喜んでリードを引っ張って歩く。
家族が仕事や学校に出かける時に、足に唸りながら噛みついてくる。
【疑問】
今日からご褒美のおやつはやっていません。おやつのタイミング、方法を教えて下さい。
よろしくお願い致します。
現状は、やはり主従関係が崩れ始めています。家族に吠える噛んで引っ張る・・犬は自分の思い通りにかないので、イライラしたり怒っています。
つまり犬が自分がリーダーだと誤解している状態です。ただし、今回はトイプードル君の素性が良かったので、これで済んでいます。本来はもっと早い時期に権勢本能が出てくるので、生後半年前には問題になってきますし、犬によっては、飼い主さんが出血するほど激しく噛みついたり威嚇するようになる場合もあります。
今回は、素性の良い犬との出会いに感謝して、頑張って見直していきましょう。
まず全体的に、犬に対し受動的になっておられます。犬の要求に対し反応されていますが、それは一切止めます。散歩も犬任せ、意味なく声掛けしたりナデナデ抱っこやオヤツ・・これらは一切止めます。
必ず犬の行動は、飼い主さんが「主導」してください。受けてはいけません。散歩なら(家の中でも)リーダーウォーク・・犬が寄ってきたらいったんスワレの指示・・出来たらポンポンで褒める・・出来なければ型で教えて褒める・・
ボール遊びでも、投げる前にスワレ・マテ、できたら褒めて投げる・・できなかったら型で教えて褒めて投げる・・投げたら回収しながらコイ・ダセの教え・・
というふうに、いつでもどこでも「主導」で接してほしいのです。今は逆になっているので、犬との関係も逆になっているのです。
褒め方ですが、大げさや猫なで声でナデナデはNGです。下位の犬が上位やリーダーに挨拶する姿そのものです。
犬の肩をポンポンポンで、指示音やジェスチャーを関連付けながら良い型を体現させながら褒めます。
叱り方は、叱って終わりではなく、必ず良い型を作ってあげて褒める・・ここまでをセットにします。叱るのは、叱ることが目的ではなく、悪い型を止めて良い型で褒めるための過程と考えましょう。
オヤツですが、犬にはドライフード以外与えてはいけません。まず栄養のバランスが崩れています。それから、いずれドライフードを食べなくなります。8か月過ぎてくると、知能が急に高くなってきて、オヤツの方が美味しいと感じるとドライフードを食べなくなるのです。
オヤツが出てくるのを犬は待ちます。今のオヤツに飽きたらそれも食べなくなり、もっと美味しい物が出てくるか試すのです。
そして、オヤツで釣っているとなんとなく犬が行動するので、関係作りが出来ているんじゃないか・・と飼い主さんは錯覚してしまうのです。これが最も怖いことなのです。
まずは、普段の何気ない接し方全体を見直してください。それを改善しないで、個別の手法だけ上塗りするのは大変危険です。
犬はオヤツが無くても、関係作りが出来て、指示音とジェスチャーと褒めの関連付けでシンプルに体現で教えてあげれば、ちゃんと覚えてくれます。
接し方の見直しと、クレートトレーニングの直接の教えもしていきましょう。
まず犬をケージに入れ、スワレ・マテの指示を出します。少し離れてから、すぐ戻ります。ここではまだ犬は吠えないはずです。戻ったらケージに手を入れ、「シ~!」の指示音を連呼しながら犬の口を手で閉じ、犬の肩をポンポンして褒めます。
次に、またスワレ・マテの指示を出して、今度は先ほどよりもほんの少し遠くまで離れて、また時間も少し置きます。そして戻り、先ほどと同じように音と型と褒めの関連付けを行います。
もし戻るまでに吠えたら、「ダメ!」と厳しく伝えながら犬の口を手で閉じます。これで悪い型は止まり良い型になったので、同じように口閉じしながら「シ~!」音を関連付けながらポンポンで褒めます。
これを繰り返しながら、少しずつ少しずつ一人で待てる時間を長くしていきます。
部屋に居て吠えなくなったら、今度は部屋を一瞬出てみます。一瞬出てすぐ戻って、先ほどと同じことをします。そして段々、部屋から出ている時間・離れる距離を長くしていきます。
そういう「クレートトレーニング」もしてください。指示音の関連付けと関係作りが出来てくれば、もし離れた場所で犬が吠えても「シ~!」の指示ですぐ止めるようになります。
ただし、何を教えるにしても叱っても褒めても、結局は普段の関係しだいでその効果がまったく変わってきます。ですので、普段の何気ない犬との接し方すべてが関わっているのです。
犬は放し飼いにしないで、メリハリを付けて遊ぶ時・散歩・家族の団らんの時に出してください。
では、上記をしばらく続けてください。知能が高くなり始めていますが、まだ反抗期の症状が残る月齢ですし幼く経験も乏しいです。それと、犬のしつけが本格的に始まると、犬は当然面白くないので反発したり、ふてくされたりもします。
でもそれも自然な犬の反応ですので、あせらず淡々と毅然と続けることです。
では、頑張ってください(^-^)