犬のしつけがQ&Aで分かる!

近づくと飛びついてきて手に反応して噛んでくる7か月の柴犬のしつけ

質問内容
早速なのですが、マニュアルを読んで、質問なのですが、現在、7ケ月になる柴犬オスを飼っています。

まだ小さい頃にパピークラスと言う幼稚園に通ったときにお座りを覚えるに当たって、フードでお座りをする方法で学習した為に、私の手を見ると何か出てくると思って、お座りと言う合図(指を立てる)しぐさにも、反応して手を噛んだりして、言うことを聞きません。

とにかく、近づくと、飛びついてきて、手に反応して噛んでくるというパターンなのです。

それと、仰向けを行っているですが、いくら抑えてもものすごく反応してきて、暴れてじっとすることがありません。

しばらくして解放すると、余計手に反応してきて、興奮するばかりです。

このような状態からでも、マニュアル通り進んでいくのでしょうか?

柴犬は気が強すぎて、言うことを聞くのか不安なのですが、アドバイスお願いします。


返答内容
まず、昨日お買いいただいたばかりですので、まだQ&Aサイトを熟読されておられない段階だと思います。

今回のようなケースもたくさん事例があります。

記事がたくさんありますので読破まで多少時間がかかりますが、情報のつまみ食いよりは断然良いです。

あせって少し読んだだけで部分的に始めたりされないようにお願いいたします。

あせらなくても大丈夫ですので、ご熟読いただいて、知識と意識を深めてから取り組まれるのが良いです。

今日はポイントだけお話いたします。

現状では、接触系のしつけ方よりも、少し距離を置けるやり方が良いです。

まずは、犬をケージから出す時に、犬にリードを付けてそれを持った状態で団らんしたり主導型コング遊びをする癖にしてください。

これによって、自然とご自分の主導性と毅然さを示すことができますのと、噛まれたときに効果的に注意することができます。

噛まれた時に(噛まれそうになった時も)、「シ!」の注意音でリードをチョンと引き上げて注意します。

噛まれる前に制御もできます。

そうしたら、また手をわざと見せて、犬が噛もうとしたらまた注意音でリードを・・・

これを繰り返します。

繰り返していくと、手を見せても反応しなくなる時がきますので、そこで肩付近をポンポンポンして褒めてください。その手も噛もうとする場合がありますので、その時はまた同じように注意・・・。

これを繰り返します。

また、注意したあとすぐにリーダーウォークに移行するのもおすすです。

主従関係の誤解やオヤツの催促をしていますので、主従関係をビシッと示してください。

時間をおかずに、すぐにお部屋でその場でリーダーウォークを始めてください。

またリーダーウォークは、ひまを見ながらお部屋や廊下でマメにやっていただきたいです。


仰向けですが、まだしばらくはやらないで、先ほどの教え方で噛み癖が落ち着いてきたら、コング遊びの中にまぎれて一瞬だけやってみる・・また遊び・・また一瞬だけやってみる・・・

というふうに、少しずつ慣らしていけばいいです。


オヤツですが、徐々に減らして最後は止めてください。

栄養バランスが崩れますし、食べ物の好き嫌いも覚えますし、食べ物で釣って行動させてしまうことで本当の関係が見えなくなってしまいます。これが一番怖いことなのです。

スワレでもフセでもマテでもコイでも、食べ物などなくても犬はちゃんと覚えてくれます。

『教えを聞きたくなる関係、褒められて嬉しくなる関係』があれば、型を作ってあげて指示音ジェスチャーで褒めることで、オヤツなどなくてもすぐに覚えます。子犬でも覚えます。


さて、いま柴君7か月ですね。

反抗期のピークで、犬のしつけで最も難しい時期です。10か月くらいまではかなり大変だと思われてください。

それでも、この月齢まで深刻な問題がなかったようですので、素性は良い子のはずです。

まだまだ根気が要る時期が続きますが、今が分岐点です。この時期にきちんと主従関係ができないと、後で取り返すのがとても大変になります。

まずはご家族皆さんでQ&Aをご熟読いただいて、知識と意識を深めていきましょう。

飼い主さんからのお返事.png

早速のアドバイスありがとうございます。

再度、熟読してみます。

飼育環境なのですが、うちの犬のは初めから外で飼っているのですが、外飼い場合も同じでいいのでしょうか?

5ケ月くらいからゲージなしの外で飼っております。

よろしくお願いします。


返答内容
本来は、犬の外飼いはおすすめいたしません。

心身共にストレスが大きいですので、寿命も短くなりますし、吠え癖・噛み癖のストレス行動も多いです。

さらに、ケージ無しで鎖やワイヤーの直接の繋ぎ飼いは、ストレスが倍増します。


かといって、それを気遣ってちょこちょこ様子を見に行ったり、声掛けナデナデでは主従関係が崩れますし要求吠えの原因になります。

遊びや団らんの時間を、メリハリを持って作ってください。

遊びとお散歩による発散・運動をしっかりしてあげてください。

接する時は、毅然さと主導性を一貫してください。

遊び方や接し方は、前回お話した内容と同じで良いです。詳しくはQ&Aサイトも必ず熟読されてください。

それでは、これから頑張って続けていきましょう(^_^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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