犬のしつけでハウスとトイレマットの間のスペースで排泄する場合
それと、犬の気になる行動があります。現在、6ヶ月です。
もともとはトイレトレーで排泄出来ていたのに、最近はハウスとマットの間のスペースで排泄します。
最初は失敗かなと思ったのですが、もしかしたらここで排泄すれば、出してくれると知恵がついてきてしまったのかなと...
排泄しても、すぐには拭かずしばらくほっといてます。外に一度出して、排泄した所に連れて行き、「○○NO!」と言いました。
このやり方は、どうなんでしょうか?
後、甘噛みしなかったのに昨日、甘噛みしてきました。息子にも、成犬になるまでの犬との関わり方を伝えました。
>外に一度出して、排泄した所に連れて行き、「○○NO!」と言いました・・
↑これは絶対にいけません。
まず、どんな内容の教えもそうですが、現行犯以外では絶対に叱らないことです。数秒前以前のことは、叱ることも褒めることもそうですが、犬には何のことかさっぱり理解できません。
分からないならまだ良いのですが、今その瞬間にしている別の事と結びつけて誤解してしまいます。また、意味も分からず叱られてしまうので、イライラ噛んだり吠えたくもなりますし、犬の防衛本能を刺激してしまいます。
それと、もう一つの注意点ですが、犬のトイレのしつけ(食糞含む)では、現行犯であっても絶対に叱ってはいけません。
叱ると「排泄の行為そのもの」と叱られたことを結び付けてしまい、ますます隠れてするようになってしまいます。また人前で排泄をガマンし、膀胱炎になったりすることもあります。
やるべき事は、まずは環境を整えて、排泄の行為と「チチチチ」などの指示音(効果音)を関連付けておき、そうしてから、遊びやリーダーウォークで興奮刺激を少し与えてゲージに入れて、指示音ジェスチャーで排泄させて褒める・・・
ということを、コツコツ続けていただきたいのです。
身体で覚える習慣付けをしていただきたいのです。
良い習慣が定着するまでは、できるだけフリースペースを広くしないようにつぶしていただきたいのと、この月齢になって成犬としての権勢本能が出てきた面もあります。
あちこちマーキングしてみたいのです。オスもメスもマーキングします。
それと最初にお話した、犬が理解しにくい叱り方もイライラ興奮させる要因です。たまたま外すことはあります。人間だってオシッコが外れてしまうこともあります。また、たまたま何か別の興奮要因があってオシッコを漏らしたかもしれません。
そこで間違った叱り方をされて、犬が余計に興奮したり、オシッコを隠すためにわざと変な場所にするようになることがあります。
そして大前提は、「教えられて聞きたくなる関係、褒められて嬉しくなる関係作り」が大切です。
毅然さと主導性を常に一貫し、でも単なる無視ではなく、遊びながらそれを示してあげることです。
さて、叱り方・褒め方も本書やQ&Aサイトで解説しております。トイレのしつけは絶対に叱ってはいけないこと、時間差をつけて教えてはいけないことも何度もお話しております。
もう一度、必ず本書とQ&Aサイトを熟読されてください。
情報のつまみ食いは一番危険です。
効果が出ないだけでなく、マイナス・悪循環になってしまいます。要注意です。
それでは、教材の熟読と並行して犬のしつけを頑張って続けてください(^_^)