犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬が私以外の人を怖がる場合のしつけ方

質問内容初めまして、大阪府在住の中学年です。ホームページを見てメールしました。

相談なんですが、今8ヶ月の女の子(ペキニーズ)を2週間くらい前に人から半ば強引に譲られたんですが、私以外の人に慣れてくれてなくて、普段は本当に大人しく無駄吠えもないのですが、ちっさい子が苦手なのか兄弟や知らない子などが近くに来て、下から手を出し慣れてもらおうとしても、私の後ろに隠れて唸ったり、たまに噛みつこうとするんです。(弟と妹は小学校低学年)

これまでも、3頭の柴犬を引き取り飼育経験はありますが、子犬というのが始めててどうしたらいいのか分かりません。

ビビりとは聞いていましたが、人にここまで怯えたりするのは何かあったのでしょうか‥。

引き取った理由ですが、飼ってた子達が亡くなってペットロスになってたときに、散歩の練習がてら自分も外に出る練習にもなるし、小さい頃からわんちゃんが居て、言い方悪いですが、居ないのが変な感じでどうしても飼いたいと言い犬を引き取りました。

私自身、どうして私以外に懐かないか少し心当たりはあります。

・私が責任持って飼うのが条件で、引き取った頃、私が1番犬と一緒に居て、お風呂・散歩・ご飯、全てを私がしていた。
・慣れるまでケージに居れて、時間を決めて出してたのですが、出してもずっと私にベッタリだった。
・お父さんは仕事が忙しく、私が寝た後に帰って来て早朝から仕事に行きます(私が寝ると必ず同じ部屋で寝るのでお父さんと犬は休日or早く帰ってきたときしか会いません)
お母さんも基本家に居ますが、夜仕事が入ると仕事に行って夜中に帰ってきますが、酔っていてその時に無理矢理に犬を抱っこしたりしようとして唸られてます。

お姉ちゃんも同じようで、やめてほしいと言っても後ろから走って追いかけたりします。お父さんは無口で静かなので、お父さんには唸りません。

弟と妹と部屋が一緒なのですが、弟達が寝たら近くにいって匂いをかいだりして普通に自分から近づいてます。

散歩中などは、しっかり横について前に行ったりせずにコンタクト取りながら散歩出来てます。

ご飯のときもマテを練習中ですが、お座りも出来ますし、犬が後ろ足でたったときの高さや少し高めの場所から、犬に手のひらを見せて名前を呼ぶと尻尾をふりながらタッチもしてくれます。

床やベッドを手でポンポンと叩いたりして遊ぶと、猫みたいに手を置いてとめようとしますし、猫が2匹、3歳の子がいるんですが、お出かけなどから帰ってきて覗いてみると3匹一緒に寝たりしてますし、他のわんちゃんも大丈夫なんですが、しつこいのが嫌らしく、しつこく匂いを嗅がれると唸ります。

犬が来たりしてるとこに連れて行って散歩したり、芝生や草むらが好きなのか公園などで草むらが見つけたら、人が近くにいない時だけ伸縮性のリードに付け替えてあげると飛んだり回ったりしてますが、おもちゃで遊んだことがないようで、おもちゃを音鳴らしながらゆっくり左右に動かしたりしても興味を持たず、私の横に来てお腹を上にしてクネクネしたりしてます。

どうしたら小さい子や他の人、家族に慣れてくれるんでしょうか?
乱文、長文ごめんなさいm(_ _)m

 

返答内容

ペキちゃんは良い子ですが、子犬のころ(今もまだ子供ですが)に色んな人に会ってこなかったと思います。

もともと犬は怖がりな面もありますし、特に今の月齢というのは、急に知能が高くなったり成犬の本能が強く出てきますので、反応が過敏になったりします。

でも同時に、知能が高くなってきていますので、経験を積むことで慣れて「別に怖くないんだ」と理解していきます。

今はそれを学んでいる途中ですので、何も心配することはありません。大丈夫ですよ。

犬も猫もそうですが、普通は小さな子供を怖がったり嫌がったりするものです。

幼稚園から小学校低学年の子供は、キャーキャー言ってジタバタ走り回ったりしますね。動物からしてみたら怖いんです。子犬の頃からそういう環境に居ないと、すぐ慣れることは出来ません。

まだ家に来たばかりですから、これからちゃんと慣れていきます。

ただし、気を付けなければいけない事が二つあります。

1つは、家族みんなで子犬を穏やかに過ごさせてあげることです。追いかけたり、キャーキャーかまってはいけません。

もう一つは、○○さんも犬をベタベタ甘やかさないことです。家族の中で接し方に差があると、犬は理解できませんし、他の人を嫌うようになってしまいます。

一番良いのは、人間側がジタバタしないでもいい遊びをすることです。

追いかけっこは、慣れていないと犬も怖いです。そうではなくて、コングを転がしてあげて追いかけさせて遊ぶことです。ヒモ付にしてチョコチョコ動かしてみてください。

まず、お部屋の中で犬にリードを付けて持っておきます。コングを転がす前にスワレ・マテをさせて(形を作ってあげて)、褒めて、「ヨシ」で転がします。犬がくわえたら「コイ」でリードも使いながら来させます。

来たら褒めて、またスワレ・マテ・・・この繰り返しで遊びます。

犬を制御する役目を○○さんがやって、コングを転がすのを子供たちにやらせれば良いです。そうやりながら少しずつ子供たちを遊びに参加させて、その中で時々一瞬、犬にポンポンして褒めてもらって、少しずつ子供たちに触られることに慣れさせていけば良いです。

普段の何気ない接し方や、散歩のしかた、環境なども全て影響します。犬のしつけは全てつながっていますので、部分的な対処だけでなく、全体的に学ぶようにしてください・・・

 

犬のしつけマニュアル&個別相談の案内ページへ

 


【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
運営者の写真
犬のしつけ方針