泥棒して逃げ回るのが面白いと感じている犬のしつけ
堀川様お世話になります。お久しぶりです。(スパニエル犬8か月)
その後、愛犬とは「良好な主従関係」を構築してきたと思われます。コンテストには遠く及びませんが、娘共々「リーダーウォーク」は出来てきましたし、1日に一回は仰向け固めして(私たちは「ゴロン」とよんでいますが) 撫でてあげると「絶対服従のポース」のまま寝てしまうほどです。
外で妙な音がすると1,2度吠えますが私が「ウェイト」と命令し部屋の奥で待たせ、窓の外に向かって私が1,2度「ワン」と吠えると安心してもうそれっきり吠えません。
いつぞやは夜また外に向かって吠えたので、私が窓を開けワンと吠えると、そこには隣のご主人がベランダで煙草を吸っていて、私は吹き出しそうになりつつも「すいません」と頭を下げる笑い話にもなっています(笑)
「良好な主従関係」ができれば「人」も「犬」も幸せになれますが、できないと「人」も「犬」も不幸になる、と痛感しております。ただ一つ問題が「ウンチ袋泥棒」です。
ほぼ毎朝近くの代々木公園にある「ドッグラン」へ行っていますが、他のワンコのウンチの入った袋(ウンチそのものではなく袋)を正にかっさらって逃げ回り挙句食べてしまいます。
そのほかには手袋や帽子などカシャカシャしたりヒラヒラしたものをみると「かっさらって」逃げ回るのが面白くてしょうがないみたいです。
このことでドッグランでは「ウンチ泥棒の○○」ですっかり有名になってしまいました。
獣医さんに相談してみいましたが「ビニール袋」は気管支にはいらなければすぐには問題ないけど宿便で腸に残るし食べたウンチが全く問題なしとは言い切れない、とのこと。
対策としてはお腹が減っているから食べてしまうのでエサをあげてから散歩、との事でしたが食べた後で走り回って戻してしまったことが重なり、この方法も止めました。
現在はドッグランの中では目をみはって悪さしないか付いて回っているところです。なにかアドバイスがあったらお願いいたします。
犬との関係作りは上手くいっているようで良かったです。まだもう少し成長期が残っているのと、生涯に渡って犬は環境に適応しますので、主従関係を崩さない接し方にお気を付けください。
拾い食いですが、一番良いのは、その現場状況に近づけて練習することです。
例えば、ビニール袋にフードを入れて、ドッグランの地面に置きます。そこでリーダーウォークをしたり、犬が袋に口をつけそうになった瞬間、「シ!」の注意音でリードを引いて厳しく注意します。
これを毎日毎日、何度も反復で練習することです。
他にも、犬が興味を引きそうな物を置いて練習しましょう。
今回のスパニエルちゃんは、食糞もイタズラも、興奮の要素が入っています。ドッグランや外の世界という場所も影響していますので、そこで現場で練習することです。結果はこれに比例します。
そして、褒めても叱っても教えても、何をするにも犬との関係が大前提です。
犬が言うことを聞きたくなる関係、褒められて嬉しい関係、叱られて気まずい関係、これからもっと強化していってください。(まだ成長期なので求め過ぎないこと)
本書とQ&Aサイトを何度も読み返していただいて、その二点(現場練習・関係作り)を続けていきましょう・・・