犬が外で飼い主の靴を噛もうとしたりジャンプする場合のしつけ
堀川さん。お久しぶりです。1ヶ月前に自分で犬の散髪をしましたので写真を送ります。
ケンネルコフは治りました。犬のしつけの近況をご報告させていただきます。(外国在住の生後6か月の秋田犬オス)
いまのところできすぎでしょうか?
大きな問題なく順調ですが、うまくいっているのか行っていないのか、いまいち分りませんので、Adviseをいただけたらと思います。
毎日2回は犬を外へつれてでかけます。朝は6時に起きて40-50分公園を歩きます。朝露の芝生の上に行くと犬が興奮をして紐を加えて、私の靴を噛もうとしたり、ジャンプをします。
しばらくするとおさまりますが、犬が何を言いたいのか、いまいちわかりません。
Potty訓練は、ほとんどが外でします。Peeだけは一定の場所Verandaでします。Pooはほとんど外です。夜は8時ごろから、寝むくなり、夜はPeeもPooもがまんできます。
Condoですので、犬小屋はありませんで、家のなかです。夜は時々私の部屋の中で寝かせますが、それ以外はLiving Roomの狭いところをみつけて、眠っています。
いま一番感じるのは、友人を見ると(最初の2-3分、興奮をしてジャンプするのとそのときに相変わらず、咬む癖(英語ではBaby Bite)です。
2-3分後には落ち着きます。散歩中に他の犬がとおりすぎるときも、興奮してジャンプしそうになるので押さえるが大変です。家ではお座り(Sit)、待て(Stay)、お手(Paw)、うつぶせ(Down)来い(Come)、ごろん(日本語で一指し指でまわして、ごろんと発音して教えました)はできます。
外に出ると、やはり、気が散るのでしょうか、お座り、待て、が一回で聞かず、4-5回しないとしません。よそ見をして、私を見ないで耳を動かしながら、無視をしている感じですが、私が4-5回言い続けると、すわります。もちろんそのときは褒めます。
犬がHappyそうになる様子がありません。私をOwnerをは認めるようですが、VideoのようにHappy Dogの感じはありませんが、Unhappyでもありません。
週に1回Dog Parkへ連れて行きます。普段はいつも私と部屋におりますが、私も自分のすることがたくさんあるので、四六時中かまってはおれませんが、その間静かにしております。
犬のジャンプと咬み癖は成長すると消滅するのですかね?
Leader Walkは、毎日やっているつもりですが、なかなか堀川さんの言うような、Walkはできません。散歩中は相変わらず、匂いかみにいそがしく、引っ張ったり、ひっぱられたりです。
首から紐を10-20cmに持てば、Heel Walkをします。6Feetにすると引っ張ったり、ひっぱられたりです。
という感じで、まとまりのない書き方ですが、何か感じることがありましたらご一報ください。いつもAdviseありがとうございます。
秋田君は月齢が反抗期に入りましたね。知能も高くなってきてズル賢くなってきますし、成犬としての権勢本能・自我・独立心が強く出てきます。
一番難しい時期ですので、そのおつもりで理解してあげて、やるべきことを続けていきましょう。
>朝露の芝生の上に行くと興奮をして紐をくわえて私の靴をかもうとしたりジャンプをします。
↑「紐をくわえて」←これはリードのことでしょうか。だとしたら、「ここで好きに遊ばせてよ!」という意志表示です。
そういう時は靴やズボンも噛みますし、とにかく、飼い主さんがドンドン進んでいくのが気に入らないので、それを阻止しようとします。知能が高くなってきた証拠でもあります。
これは、「そうしてあげたい」と思うかもしれませんが、すぐに悪い癖が付いたり主従関係を誤解しますので、放さないことです。
遊ばせるのであれば、ロングリードにして時々呼び戻しもしながら、主従関係を保つ遊び方にすることです。
そうしないと、いつでもリードを付けて家の外に出た瞬間、犬が面白くないのでそう反応します。
「外=好きにしていい」という感覚や習慣・癖を犬に持たせないことです。
>ジャンプと咬み癖は成長すると消滅するのですかね?・・
↑成長にともなって徐々に消えてはいきますが、それは「ちゃんと教え続けたならば」のお話です。
とにかく「良い型」を作らせ、体現でシンプルに教えるように心掛けてください。興奮している時は、声の指示だけでは機能しません。
「スワレ」の指示音ジェスチャーと同時に、犬の首輪をガッチリつかみ、犬におんぶするようにしてスワレ・マテの型をガッチリ作ってあげてください。
そして、その良い型と指示音ジェスチャーをセットでポンポン褒めてあげるのです。
そこまでしたら、はじめてご友人からもスワレ・マテでポンポン褒めてもらいましょう。
良い型ができるまでは、お願いして犬を無視してもらうことです。
それを繰り返すことで、犬は「良い子にしてスワレしたら褒めてもらえる」ということを理解していきます。
まだ犬が幼く、指示行動が定着していないので、少し興奮が入ると何もできなくなります。その時には、無理に指示だけで結果を得ようとしないで、「何をどうすれば良いのか」をシンプルに体現させてあげることを意識されてください。
怒ったり否定してもあまり意味はなく、かえって犬の興奮をあおる場合が多いです。
Leader Walkもあせらないでください。お話したように、成犬に移行する変化が一番大きい時期で、不安定なのです。
あせったり動揺しないで、リーダーとしての態度を一貫して示し続けてください。
キレイに歩く形は気にしなくて良いのです。とにかくご自分の主導性と毅然さを犬に示し続けることなのです。
それを一貫するから、「この人にはワガママは通用しない」と犬が認めるようになっていくのです。
普段家で過ごすなかでも、なるべく犬にリードを付けて持っておくようにしましょう。あるいは、リードを自分の腰に一周縛っておけば楽で良いです。
>Living Roomの狭いところを見つけて眠っています・・
↑ですので、クレートハウスを決った位置に置いてあげてほしいのです。犬は暗くて狭い場所が、巣穴感覚で落ち着くのです。性格形成にも影響します。ストレスは健康にも影響します。(木の板で簡易的に作っても良いです)
では今日は以上ですが、ここから1歳くらいまで本当に大変です。一番難しく、一番大事な時期です。
感情的にならず、主導性と毅然さを犬に示し続けることを強く意識しておすごしください。それを乗り越えて成犬になったら、想像以上の素晴らしい犬との生活が待っています・・・