犬のしつけがQ&Aで分かる!

ピンポンと他の犬に吠える・散歩で引っ張る犬のしつけ

質問内容・犬種など:オーストラリアンシェパード 8か月 雌 飼いはじめて6か月と11日
・家族年齢層:40代 男親3時間 女親24時間 20代長男6時間 10代次女6時間

①スキンシップは、朝起きたとき、出先から戻ったとき、ケージの外に出てるときほとんどなので、いつも。

②一緒に遊ぶことはなく、犬用のぬいぐるみなどで一人遊び。

③犬のしつけは、家具や手をかんだ時に鼻先をたたく。来客、ピンポン、ケージから出たとき、吠えたとき鼻先をたたく。おすわり、マテができたとき頭をなでる。

④おやつはオスワリ、マテを教えてるとき。抱っこは出勤時ケージから門まで。なでなで・声掛はいつも。

⑤犬の散歩は朝夕1時間。ひたすら引っ張り続け1時間。人、犬が近づくと狂ったように吠えるので、それを押さえつけながらの散歩。

⑥一日のタイムスケジュール
5:30 起床 ケージから出す
6:30 朝食 ケージへ入れる
7:30 散歩
8:30 散歩から帰ってきたら リビングで遊びソファーで寝る
10:00 買い物に出るためケージへ入れる
1:00 昼食が終わったらケージから出す
3:30 散歩
4:30 散歩から帰ってきてリビング
7:00 夕飯 ケージへ入れる
9:00 家族の食事が終わりケージから出す
10:30 ケージへ入れ 就寝

以上になります。ケージ画像送ります。ご教授のほどよろしくお願いいたします。

 

返答内容

今回、過去の状況はお知らせいただいたのですが、「問題の内容」がご記載ありませんでしたので、お知らせいただいた中からの判断で、アドバイスさせていただきます。

現在は、主従関係の崩れと吠え・引っ張りの問題があるようにお見受けいたしました。

吠えのしつけの手法もお話いたしますが、絶対に主従関係を大前提にしてください。それができていないと、何をどのように教えても犬は聞く耳を持ちませんので、それだけお忘れなく意識していきましょう。

まず、意味の無い声掛けナデナデ抱っこを止めましょう。

ジロジロ見つめ、猫なで声でナデナデは従属的です。下位の犬は上位やリーダーにすり寄ってナメナメ挨拶しますが、それと同じことをしてしまっています。

抱っこも同じです。犬同士では体位で優位性を示すことがあります。飛びつきやマウンティングもそうですが、相手の体の上に乗ろうとするのです。抱っこされたり、相手の体の上に乗ると誤解する犬がいます。

かと言って、接することが悪いのではありません。ちょっとした接触でも、スワレやオテなど何でも良いので何か指示を出し行動させ褒める・・指示で出来なかった型を作ってあげて褒めて教える・・という接し方を意識してください。褒める時は犬の肩付近をポンポンすると良いです。

いつでもどこでも毅然さと主導性を一貫してください。主導型のコング遊びも良いです。

散歩での引っ張りですが、まずは家の中や敷地内でリーダーウォークをたっぷりやりましょう。

そして、犬の体格もあるので引っ張る力はけっこう強いはずです。リードを手だけで持たないで、いったん腰に一周縛ってから、余った部分を手でコントロールすると楽です。

特に外では、安全性も含めてそうされてください。

吠えですが、これもまずは家で練習しましょう。

家族で協力して役割分担します。誰かにピンポンを鳴らしてもらいます。もう一人は、犬にリードを付けて持っておきます。

吠えた瞬間、「シ!」の注意音と同時にリードをチョンと引き上げてください。ゆるめてまた吠えたら、再度「シ!」+チョン引きです。他にも、「シ!」+口閉じもやってみてください。

集中的に何度も何度も繰り返して練習してください。ピンポンしても吠えなくなった瞬間がきたら、「シ!・・○○良い子!」でポンポン褒めてください。

なかなか吠え止まない時は、ちょっとずつチョン引きの強さを変えたり、「シ!・・シ!・・シ!・・」でリーダーウォークをしても良いです。

そして外で犬と会った場合も同じ教え方です。急に無理に他の犬と対面させないようにしましょう。最初は、家でパソコンの動画(ユーチューブなど)でも見せて、少しずつ慣らしていってください。

ユーチューブで、「犬」や「吠える犬」などで検索すると出てきます。それを見せながら練習してください。

家で吠えなくなってきたら、外でも練習しましょう。これも、最初から他の犬と間近で対面させないようにして、始めは遠目から犬を見せることです。

他の犬が散歩でよく通りそうな場所で待ち受けて、犬が見えてきたら距離を置きながら先ほどの練習をします。

打撃のような体罰は止めましょう。犬には、受ける体罰と自分のした行為を結び付けて反省する知能はありません。

嫌悪刺激と吠えることが結びついて、よけいに威嚇性・攻撃性や防衛本能が強化されてしまいます。

吠える必要がないんだと理解できるような慣れ、そして悪い型を止めて良い型を作り指示音ジェスチャーで褒める・・という教え方を意識しましょう。

そして、その効果が出るかどうかは、普段の関係次第でまったく違ってきます。

また、放し飼いに近いようですが、団らんや遊び以外の時間帯はケージ内に居させましょう。テリトリーが広いと、それを守ろうとする犬のストレスも大きくなりますので、吠える要素に加わります。

8か月ということで、まだホルモンバランスの変化があってイライラしやすいのと、成犬本来の権勢本能や感知力が強くなってくる時期です。吠えや威嚇性が出やすい時期なんです。

ただ、同時に知能が高くなる時期でもありますので、経験による慣れ・主従関係の構築と一貫した教えで、犬も学んでくれます。

まだまだ成長期が続きますので、あせらずジックリ続けてください・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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