反抗期のポメラニアン犬のしつけ

甘噛み、吠えが飼い始めより多くなりました。まだ小さいので時間が遅いのでしょうか、眠いので言うこと聞かないのでしょうか。何かアドバイスでもいただければ幸いです。

7ヶ月はもうそろそろ大人の仲間入りです。子犬ではありません。反抗期の真っ盛りでもありますので1歳までは特に気が抜けません。
さて、あお向けですが、ホームページにも書きましたが急に無理強いしてはいけません。最初はジャレ合いの流れの中でコロンっとひっくり返してみる・・そんなところから始めてください。一瞬でもひっくり返ったらすぐ開放して褒めます。そして徐々に静止時間が長くできるようにしていきます。
また普段の同居時間が短く、ご主人を怖がっているようでしたら、ヒモ付ボール遊びなどで楽しい時間を共有して信頼関係を深めてください。その遊びの流れの中でコロンとひっくり返してみると良いです。徐々にその回数を増やし、静止時間を長くしていきます。
リーダーウォークも最初から無理せず、まずは首輪やリードで遊んであげ、慣れる事から始めてください。慣れてきたら「ツケ」を練習しましょう。
今回は具体的な接し方はお知らせいただけませんでしたが、主従関係は崩れ始めているようです。甘噛み&吠えは、「要求吠え&要求噛み」です。体罰は論外ですが、かまい過ぎや甘やかしがなかったでしょうか。
意味なく見つめる、意味なくかまう・・オヤツをあげ抱っこでナデナデ・・小型犬を飼うとそうしたくなりますが、現実的にはそれらの行為は犬から見ると明らかに従属的な態度に映ってしまうのです。
それが続くと、犬は主従関係を誤認し優位性を感じます。眠い・・つまらない・・少しでも気に入らないことがあれば、吠え噛みます。それがいずれ本気噛みに発展し、手に負えなくなるのです。小さなチワワでもポメちゃんでも同じ事です。
まず大前提は態度の徹底です。犬は相手の精神性をとても敏感に感じます。犬のご機嫌を伺うような従属的な態度を一切見せてはいけません。
触りたい、声をかけたい・・と思われたら、必ず何か指示を出す事です。スワレ、マテ、コイ、ゴロン・・何でも良いので指示を出して出来たら褒める・・それならスキンシップと主従関係の両方が保てます。
褒めすぎはいけません。「良い子」とハッキリ伝え、ポンポン軽くたたいてあげるだけで十分です。かん高い声で「ヨシヨシ、良い子良い子」、ナデナデ・・という褒め方は従属的に映ってしまいます。
そして物事の良し悪しは、具体的に型と音で体現させてあげないと犬の知能では理解できません。吠えも噛みつきも同じです。首輪を軽く引くか口を軽く閉じて「ダメ」・・そこですかさず「良い子」で褒める・・開放するとまた噛みますので再び口を閉じて「ダメ」・・この繰り返しです。そして手を見せても噛まなくなる時があったら、しっかり褒め、反復します。それによってやっと良い事と悪い事を覚えていきます。犬の知能ではそうしないと覚えられないのです。
そして主従関係が出来ていないと覚えようともしないのです。
寝る時間、起きる時間は家族のルールです。犬に合わせることは考えてはいけません。そこで吠えても無視するか、型と音で教える・・あお向け・・です。
まずは無理せず、態度を徹底してください。それだけでも犬は変わります。ヒモ付ボール遊びで信頼を得て、遊びを主導する事によって主従関係を深めます。そこから、あお向け、リーダーウォークに移行してください。
大丈夫です(^-^)必ず結果に出ますから、無理せずあせらず少しずつ毎日積み重ねることです。
では頑張ってください(^-^)