気性が激しく噛み癖が強い子犬のしつけ
堀川様の犬のしつけHPと本、Q&A集を見て勉強させていただいています。とても参考になりますが、やはり不安でメールさせていただきました。
現在、我が家には9才になる牝と二か月半(来てもうじき一か月です)の牡の秋田犬がおります。室内飼いです。二か月半の牡の噛み癖に手を焼いております。オモチャやガムの噛み方もすごいのですが、人間の手足も同じように噛むのでたまりません。
首輪を持って制止させようとすると、唸り声をあげ、ますます噛みつきます。頭や首を触られるのを嫌い、正面から頭をさわろうとすると噛みついてきます。日に数回、遊びの最中にあおむけ固めをしますが、やはり抵抗が激しくなかなかおとなしくなりません。私の手は噛み傷だらけです。
あおむけ固めは犬があきらめておとなしくなるまでは解放してはいけないのですよね? 首を押さえ目をみつめ、強い口調で「いけない!」と言いますが、なかなかひるみません。一瞬おとなしくなってもすぐにまた暴れだすので、「よし、よし」と褒めてやる隙がありません。私の気迫が足りないのでしょうか?
何かを噛んで遊んでいるときに、自分からお腹を見せることがあるのでお腹を触ってやりますが、噛む物がなくなると唸って手に噛みついてきます。(そういう時にあおむけ固めを行っています)
ホールドスチールは、三回に一回くらいはおとなしくさせるようになりました。首輪やリードにはすぐに慣れ、外に出せば何にも物怖じせずに歩きます。体の小さな今のうちにあおむけ固めをマスターしてもらいたいのですが、こんな調子でおとなしく頭をなでさせるようになるんでしょうか?
9才になる牝が小さいころから問題もなく育てることができたせいか、この子の気性の激しさに戸惑っております。まるで猛獣のようです。この先もっと攻撃的になるんではと心配でなりません。三か月を過ぎたら社会化の為に犬の幼稚園に入れようと思っていますが、このような状態では無理でしょうか?アドバイスをいただければ幸いです。
我が家の家族構成
父・母(70代) 私(50代)
・日に数回ケージから出して遊ばせています。その時にスキンシップをしています。
・現在もそうですが、記述したように首輪をつかんで体を固定した時に唸って噛みついてきます。その時にあおむけ固めで叱ります。
・おやつは時折、遊びの中で与えますが、遊び以外の時の抱っこ、ナデナデ、声掛けはしません。
・まだ散歩らしい散歩ではありませんが、天気の良い日には一回、家の周りをあるかせます。
・朝5時、昼11時、夕6時半が大体の食餌の時間です。間に遊びや散歩が入ります。
>私の気迫が足りないのでしょうか?・・
>この子の気性の激しさ・・
↑いえいえ、今の月齢ではこれが普通なんです。小さな猛獣状態はしばらく続きます。9才の牝の子は特別良い子だったのです。牡の秋田君が悪い子なのではありません。絶対に比較しないで、過去の楽だったイメージは全て捨ててください。
それとブリーダーやショップでの環境も全て関わっています。本来は、数か月かけて親犬のしつけを受けたり兄弟ゲンカの中で学んでいくのですが、それがされる前に人間家族のもとに来た場合は、必ず噛み癖の問題が残っています。
子犬の噛み癖は普通の事で、成長過程で親犬のしつけを受けたりケンカで学んで消えていきます。ですので、私たちが親犬の代わりになって、毅然と淡々と続けていかないといけません。かといっても、今の月齢では知能があまりにも低すぎるので、結果を求めてはいけません。ムキになったり体罰的に強引もいけません。
本書の子犬編にも書きましたが、最初は遊びの中で一瞬仰向けして褒めてすぐ解放・・また遊び・・の繰り返しで少しずつ慣らしていき、徐々に仰向け時間を長くできるように・・指示音とジェスチャーの関連付けで定着できるようにしていけば良いです。指示でスムーズにできるようになるのは、まだまだ先のお話です。
そして、個々の手法のみにとらわれないで、接し方全体を意識してください。仰向けもリーダーウォークも、あくまで主導性と毅然さを示すための一つの手段でしかないのです。
噛み癖の強い犬には、距離が保てるリーダーウォークをしていただきたいですが、まだ幼くて骨格もしっかりしていませんので、3か月過ぎるまでは、導入期間として慣れを目標にしてください。
もう首輪とリードには慣れているということですので、リードを付けながら主導型のコング遊びをしてください。その遊びの流れの中で、時々リードを持って一緒に歩いてみる・・また遊び・・を繰り返しながら、徐々にリーダーウォークに近づけていくと良いです。
それと、噛み癖が強い犬には、頭を無理に触ろうとしないでください。上から近づいてくる手を嫌がるので、犬の目線よりも下からゆっくり近づけ、最初は足の付け根や肩付近をポンポンしてください。ナデナデは従属的だったり、イライラする犬がいますので、ポンポンで軽く接触しながら少しずつ触れて慣れさせていけば良いです。
また、子犬の乳歯はとがっていて噛まれると痛いです。ビクビクしていると、犬にも緊張興奮が伝播して悪循環になりますので、犬と接触する時は作業用の革手袋をしてください。ホームセンターに行けば500円くらいで売っています。リラックスできる準備はしてください。
とにかく今の月齢は、知能が低すぎて結果は出ませんので、無理して関係を崩す方がいけませんので、あせらず遊びから入って徐々に慣らす程度で十分の月齢なのです。
>社会化の為に犬の幼稚園に入れよう・・
↑これそのものは良い事なのですが、犬は相手を一人一人見て判断していますので、もし預けている時間があるのならば、ご自分との関係作りに注力していただきたいです。
もし犬との時間があまりにも無くて、金銭的に余裕がおありであれば、私にそれを止める権利はございません。
もし私であれば、しばらくは期待しないで淡々と続け、何気ない接し方の徹底と、主導型の遊びの中で少しずつ慣らし、徐々にリーダーウォークと仰向けを展開していきながら、犬の知能の成長を待ちます。
それと、せっかく9歳の良い犬がいますので、少し一緒に居させてみて教育係が出来るかテストされてはいかがでしょうか。子犬から噛まれれば叱ってくれるはずです。幼稚園に出すよりは、私ならそうします。
日中ご両親がいらっしゃれば、危険がないか監督も出来るはずです。どちらかにリードを付けておけば、緊急時にはすぐ引き離せます。
とにかくしばらくは、結果が出ないのが当たり前の月齢ですので、あせらず大きな気持ちで淡々と続けることです。
では、頑張ってください(^-^)
現在、我が家には9才になる牝と二か月半(来てもうじき一か月です)の牡の秋田犬がおります。室内飼いです。二か月半の牡の噛み癖に手を焼いております。オモチャやガムの噛み方もすごいのですが、人間の手足も同じように噛むのでたまりません。
首輪を持って制止させようとすると、唸り声をあげ、ますます噛みつきます。頭や首を触られるのを嫌い、正面から頭をさわろうとすると噛みついてきます。日に数回、遊びの最中にあおむけ固めをしますが、やはり抵抗が激しくなかなかおとなしくなりません。私の手は噛み傷だらけです。
あおむけ固めは犬があきらめておとなしくなるまでは解放してはいけないのですよね? 首を押さえ目をみつめ、強い口調で「いけない!」と言いますが、なかなかひるみません。一瞬おとなしくなってもすぐにまた暴れだすので、「よし、よし」と褒めてやる隙がありません。私の気迫が足りないのでしょうか?
何かを噛んで遊んでいるときに、自分からお腹を見せることがあるのでお腹を触ってやりますが、噛む物がなくなると唸って手に噛みついてきます。(そういう時にあおむけ固めを行っています)
ホールドスチールは、三回に一回くらいはおとなしくさせるようになりました。首輪やリードにはすぐに慣れ、外に出せば何にも物怖じせずに歩きます。体の小さな今のうちにあおむけ固めをマスターしてもらいたいのですが、こんな調子でおとなしく頭をなでさせるようになるんでしょうか?
9才になる牝が小さいころから問題もなく育てることができたせいか、この子の気性の激しさに戸惑っております。まるで猛獣のようです。この先もっと攻撃的になるんではと心配でなりません。三か月を過ぎたら社会化の為に犬の幼稚園に入れようと思っていますが、このような状態では無理でしょうか?アドバイスをいただければ幸いです。
我が家の家族構成
父・母(70代) 私(50代)
・日に数回ケージから出して遊ばせています。その時にスキンシップをしています。
・現在もそうですが、記述したように首輪をつかんで体を固定した時に唸って噛みついてきます。その時にあおむけ固めで叱ります。
・おやつは時折、遊びの中で与えますが、遊び以外の時の抱っこ、ナデナデ、声掛けはしません。
・まだ散歩らしい散歩ではありませんが、天気の良い日には一回、家の周りをあるかせます。
・朝5時、昼11時、夕6時半が大体の食餌の時間です。間に遊びや散歩が入ります。
>私の気迫が足りないのでしょうか?・・
>この子の気性の激しさ・・
↑いえいえ、今の月齢ではこれが普通なんです。小さな猛獣状態はしばらく続きます。9才の牝の子は特別良い子だったのです。牡の秋田君が悪い子なのではありません。絶対に比較しないで、過去の楽だったイメージは全て捨ててください。
それとブリーダーやショップでの環境も全て関わっています。本来は、数か月かけて親犬のしつけを受けたり兄弟ゲンカの中で学んでいくのですが、それがされる前に人間家族のもとに来た場合は、必ず噛み癖の問題が残っています。
子犬の噛み癖は普通の事で、成長過程で親犬のしつけを受けたりケンカで学んで消えていきます。ですので、私たちが親犬の代わりになって、毅然と淡々と続けていかないといけません。かといっても、今の月齢では知能があまりにも低すぎるので、結果を求めてはいけません。ムキになったり体罰的に強引もいけません。
本書の子犬編にも書きましたが、最初は遊びの中で一瞬仰向けして褒めてすぐ解放・・また遊び・・の繰り返しで少しずつ慣らしていき、徐々に仰向け時間を長くできるように・・指示音とジェスチャーの関連付けで定着できるようにしていけば良いです。指示でスムーズにできるようになるのは、まだまだ先のお話です。
そして、個々の手法のみにとらわれないで、接し方全体を意識してください。仰向けもリーダーウォークも、あくまで主導性と毅然さを示すための一つの手段でしかないのです。
噛み癖の強い犬には、距離が保てるリーダーウォークをしていただきたいですが、まだ幼くて骨格もしっかりしていませんので、3か月過ぎるまでは、導入期間として慣れを目標にしてください。
もう首輪とリードには慣れているということですので、リードを付けながら主導型のコング遊びをしてください。その遊びの流れの中で、時々リードを持って一緒に歩いてみる・・また遊び・・を繰り返しながら、徐々にリーダーウォークに近づけていくと良いです。
それと、噛み癖が強い犬には、頭を無理に触ろうとしないでください。上から近づいてくる手を嫌がるので、犬の目線よりも下からゆっくり近づけ、最初は足の付け根や肩付近をポンポンしてください。ナデナデは従属的だったり、イライラする犬がいますので、ポンポンで軽く接触しながら少しずつ触れて慣れさせていけば良いです。
また、子犬の乳歯はとがっていて噛まれると痛いです。ビクビクしていると、犬にも緊張興奮が伝播して悪循環になりますので、犬と接触する時は作業用の革手袋をしてください。ホームセンターに行けば500円くらいで売っています。リラックスできる準備はしてください。
とにかく今の月齢は、知能が低すぎて結果は出ませんので、無理して関係を崩す方がいけませんので、あせらず遊びから入って徐々に慣らす程度で十分の月齢なのです。
>社会化の為に犬の幼稚園に入れよう・・
↑これそのものは良い事なのですが、犬は相手を一人一人見て判断していますので、もし預けている時間があるのならば、ご自分との関係作りに注力していただきたいです。
もし犬との時間があまりにも無くて、金銭的に余裕がおありであれば、私にそれを止める権利はございません。
もし私であれば、しばらくは期待しないで淡々と続け、何気ない接し方の徹底と、主導型の遊びの中で少しずつ慣らし、徐々にリーダーウォークと仰向けを展開していきながら、犬の知能の成長を待ちます。
それと、せっかく9歳の良い犬がいますので、少し一緒に居させてみて教育係が出来るかテストされてはいかがでしょうか。子犬から噛まれれば叱ってくれるはずです。幼稚園に出すよりは、私ならそうします。
日中ご両親がいらっしゃれば、危険がないか監督も出来るはずです。どちらかにリードを付けておけば、緊急時にはすぐ引き離せます。
とにかくしばらくは、結果が出ないのが当たり前の月齢ですので、あせらず大きな気持ちで淡々と続けることです。
では、頑張ってください(^-^)