犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬の噛み癖・トイレのしつけ

質問内容
問題は噛みつきについてだったのですが、あれから毎日の様に堀川さんの本書を読み返し、Q&Aも毎日のぞいてうちの子犬と同じような悩みのところを読んで過ごしましたので、購入前に比べてずいぶんと気持ちが軽く、育犬ノイローゼも改善してきました。

犬は、トイプードル。2ヶ月と20日。メス。飼い始めてもうすぐ1ヶ月になります。家族は私46歳と息子16歳。私は8時半から夕方6時過ぎまで仕事で不在。息子は学校で夕方4時過ぎに帰ります。

①飼い始めてしばらくは、目にはいると なでたり、だっこをしたり、していました。
②ひもつきの(10センチくらい)のぬいぐるみをかませたり、ひっぱったり。
③トイレトレーでトイレをする時は「シーシー」と声かけ、噛んだら奥に手を突っ込むようにして叱る。
④おやつを使っておすわり、見て、つけなど。だっこはもちろんなでなでも・・・
⑤散歩はまだ。だっこをして町内をすこし歩く。
⑥平日は夜、少し出して遊ぶ。休日はほぼ出したまま。

・・・で、噛む事が多くなり、あるドックトレーナーのDVDをネットで購入したあと、堀川さんのHPを見て、DVD購入を後悔しつつ、とりあえずはDVDを見てからにしようと・・・で、結果、素人にドックトレーナーのしつけ加減ができるか不安になり、DVDは勉強代とあきらめました。

購入してから、今までの悪しき習慣を改め、未だに噛んではきますが、ときどき手を噛むふりで終わることも多く、少しは進歩しているのかな・・と思う日々です。

気になることと言えば、ケージをリビングダイニングに置いているのですが、ご飯の支度をすると(しっかり自分のご飯だと認識しています)もらえるまでケージの中を飛び回り、クンクンワンワン吠える事です。先日15分から20分なき続け、その間無視していたのでそれ以降はそこまで吠え続け無いのですが、ふやかす時間も少しいるし・・・柵に飛びつくのをやめさせるにはどうしたらいいのかと、思ってます。

今後も小さいことばかりかもしれませんが、色々行き詰まったときにご指導いただければと思います。お返事お待ちしております。


返答内容>トイレトレーでトイレをする時は「シーシー」と声かけ、噛んだら奥に手を突っ込むようにして叱る・・

↑これで良いですよ。また、噛みつきは「ダメ」とハッキリ伝え、同時に犬の口を軽く手で閉じます。そして、手を突っ込むのも同じですが、「叱って終わり・・」にしない事です。感情的に怒らないで「ダメ」で促しだけして、必ずすぐに良い型を作ってあげて、「シ~」などの指示音で褒めてください。

褒めたらすぐ口を解放します。解放したらまたすぐに、あえて子犬に手を見せてください。また噛んできますので、再度「ダメ」と・・・ひたすらこれを繰り返していくと、手を見せても噛まなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて反復してください。

噛まれるのをビクビクしていると、子犬が面白がったり余計に興奮したり見下す場合がありますので、リラックスしてできるように、ホームセンターで作業用の革手袋を買ってください。500円くらいです。

ケージ柵への飛びつきも、同じです。「ダメ」で促したら、スワレ・マテの指示を出しながら、子犬の首輪をつかんで型を作ってあげて褒めます。

解放するとまた飛びついてきますので、再度「ダメ」で・・・ひたすらこの繰り返しです。繰り返しで、指示を出し、最初はほんの少しでも良いので、指示だけでマテたら褒めて、「ヨシ」でゴハンを食べさせてください。

トイレは、

>「シーシー」と声かけ・・

↑これだけではなく、場所の指差しも見せながらポンポン褒めながら、音出ししてください。


・・と、お話してきましたが、ここで大事なお話です。

今の子犬の月齢は、あまりに幼すぎるのです。知能はなく、ひたすら本能と感覚のまま生きているだけなんです。しばらくは結果が出にくく、定着しません。

絶対に結果を期待せず、求めず、与える(教える)ことに重点を置いてください。良くなったり、また元に戻ったり・・「三歩進んで二歩下がる・・」の繰り返しが、1歳くらいまで続くと思われた方が、気が楽です。

特に今回は、噛みつきに関しては時間がかかります。

逆算すると、親犬・兄弟犬から引き離されたのは、生後1か月前後だったはずです。本来なら、そのくらいから親犬のしつけが本格的に始まり、兄弟ゲンカもしながら、物事の良し悪しを学んでいくのですが、その時期に引き離されているわけですから、今度は人間家族がそれを教え続けないといけないのです。

これはとても根気のいることです。結果はまだまだ出ませんので、やるべきことを淡々と続けながら、子犬の知能の成長を待たないといけないのです。

それは理解してあげてください。それが当たり前の時期なのです。これを受け入れないと、とてもこれから犬との生活は続けられません。反抗期もきます、知能が高くなればなったでズル賢くもなります(笑い)。

では、あせらず大きな気持ちで、頑張って続けましょう(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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