子犬の飼い方しつけ・特にケージとトイレの環境について
先日は子犬のアドバイスありがとうございました。我が家に来た、ゴールデンレトリーバーについて少し質問させて下さい。毎日沢山のメールでお忙しい事と思いますが、よろしくお願い致します。
二週間前に我が家に来た子犬は、生後46日でした。譲り受けた子犬は、ブリーダーさんからではなく、ゴールデンのペアを飼っている知り合いで、今回父親6才、母親4才のゴールデンの間に9匹の赤ちゃんが生まれたとのことでした。
子犬はずっと親と9匹の兄弟達と過ごし、引き渡しの1週間ほど前から昼も夜も母親と別に寝るようにしてきた、とおっしゃっていました。
引き取った時は生後46日で、まだあどけない表情をする事が多かったですが、日に日に子供のようなやんちゃな表情が多くなって来ています。
後で、早すぎたかな?と少し後悔したのですが、我が家は外で飼う事を決めていたので、最初から庭に面したテラスに扉付きのクレートを置き、夜は扉を閉めて寝かしていました。
2日間だけ一度寝た後夜中の12時頃、「きゃいん、きゃいん」と鳴きましたが、それ以降は朝まで鳴いたりする事はありません。要求吠えには応えないを徹底して無視していたので、あきらめたようです。
子供たちが夏休み(南半球なので)に入り、日中私も子供たちもいるので、出来るだけテラスで過ごすようにして、お留守番や人の目が届かない時だけクレートの扉を閉め中にいさせるようにしていました。(最初の3日ほど)
でも、すぐに庭が自分のテリトリーのようにあちこちマーキングし始め、呼んでも来なくなかったり、こちらが遊ばれているような態度を示す事があったり、芝生に落ちているいろいろなものを口に入れてしまうので、やっぱり野放しじゃいけないんだと思い、慌てて即席の囲いを作り、今はクレートにフェンスで1畳ほどのスペースをしきり、その中に手作りトイレを置いています。クレートの扉はトイレの片付け時以外はずっと解放した状態で、自由にケージとクレートを行ったり来たりできます。
子犬は、遊びの後にケージに戻されると「なんで?」といじけて、ぬいぐるみにかぶりついたり、荒れ狂っていましたが、吠えても目を合わせず、声もかけず、無視しているので今は落ち着いています。
Q1:ただ、囲いは専用の物ではないので、扉はなく、毎回上から救い上げるような形で出したり、囲いを持ち上げて、下から出すようにしていますが、戻す時は自分からは入らないので、いつも子犬を抱き上げて上から入れるようになっています。
早く扉で開閉でき、子犬が自分で入れるフェンスにした方がいいですよね?
また、仰向けは毎日、できるだけ何回もやるようにしていますが、興奮している時は一度静かになっても、解放するとすぐに起き上がって「がるる・・」とやればやるほど凶暴になって行く感じがしていました。子犬がまだ小さいのですぐに抑えられるのですが、このままだと性格が悪くなるのではないかと少々不安でした。
HPを何度も見直して、間違っているのではないかと確認したら、「仰向けの時に嫌がる所を触ってやる」とあり、反省しました。
Q2:今までは、仰向けでシッポが「だらん」となるまで、、、に意識が行っていて、体を触ったり、さすったりしていなかったので、早速体中をさすっていますが、「なでる」感じになる場合もありますが、大丈夫でしょうか?
仰向けでなでたり、さすったりする事を始めてからは、凶暴になる時と、ならないで遊ぼ♪遊ぼ♪みたいに手に絡み付いて来る時が、半々位になっています。
子犬が落ち着いている時は「気持ちいいな♪」ってリラックスしているのが分ったので、とっても嬉しかったのですが、まだまだ回数はそんなに多くありません。まだ小さくて、兄弟達とともに過ごしたかったでしょうし、スキンシップを沢山取ってあげたいのですが、甘やかしにならないように、日々試行錯誤です。
こんな感じでいいのでしょうか?
クリスマス(南半球)でやっと2ヶ月になったばかりなので、46日目から一人(一犬?)で寝かせちゃって可哀想だったなと思ったりしますが、日中頻繁に、でも短い時間、外に出して「sit」「stay」「仰向け固め」「ちょこっとボール遊び」をくり返すことで、だんだん満たされていくだろう、、、と考えていますが、もっと遊びたいのに、自由に走り回りたいのに、ケージに戻されると、子犬は「がるるるぅ、がるるるぅ」と、与えている小さなぬいぐるみにかぶりついて、振り回して荒れ狂ったりするので、このままで大丈夫かな?精神的に不安定なわんちゃんになっちゃうのでは?(まだこの段階で、この対応は早すぎたのだろうか?)と少々不安に思ったりします。
Q3:↑この点はどう思われますか?
それから、今のところ要求吠えは殆どないのですが、ケージの中で「うんち」をした時に必ず「キャン、キャン」と呼んで知らせています。
今は、そんな時でも「吠えたらすぐ行く」形を取らずに、少ししてから(要求していない時に)行って、「ハウス」と誘導して扉を閉め、私がケージの中に入って片付けています。(そうでないと、回収しているトイレットペーパーに子犬がまとわりついて来て、回収できないからです)
Q4:この場合、トイレはすぐに教えてくれているから行ってすぐに子犬を褒め、トイレのしつけに繋げた方がいいのでしょうか?
今は、トイレの上にやっている事もありますが、ケージ内のタイルの上全てがトイレになっている状態です(笑)。
子犬を見ている時は「ピピピピ」の声かけをしていて、トイレの上で出来た時は「Good Girl!!」と体をポンポンして褒めています。まだまだ先は長そうですが、クレート内は寝床と決めているようで、今まで一度もクレート内に「おしっこ」「うんち」ともにした事がないので、それはとても親孝行な犬だと感謝して気長に何ヶ月か続けようと思っています。
Q5:実は日本のように便利なペットグッズはないので、トイレもバスタオルを3つ織にして、その上にバーベキュー用のがっしりして重い網を載せているだけなんです。足場が不安定な所にはやりたがらない、、とHPにあったので、今のトイレは子犬にとってはやりにくいでしょうか?改善した方がいいでしょうか?
一応ウンチもオシッコもその上でしてくれることもありますが、、、、。
バスタオルは毎日手洗いして取り替えています。初めトイレシートを使っていましたが、すぐにひっぱり出して引きちぎって粉々にしていました。分りにくいかもしれませんがトイレが写っている写真を貼付しますので、コメント頂けたらと思います。
ゴールデンレトリバー メス 生後57日(2ヶ月と1日)
家族構成:夫(43才)、私(40才)、娘(13才)、息子(10才)
夫:かわいいと思い声かけはしているが、普段殆ど接する事はない。
娘:ベタベタかわいがるのは、あまり好きではないのでしつけ係に徹している。
息子:犬を出す時はサッカーボールでよく遊んでいる。仰向けも一日に1・2回はできる。
長々とすみません。心が折れそうなほど、困っているという状況ではありませんので、お手すき時で結構ですので、ご回答頂けたらと思います。以上、よろしくお願い致します。
子犬を親兄弟と離したのは、少し早かったです。(外飼いの物理的な面でも)。
本来はまだまだ、親犬のしつけを受けたり兄弟ゲンカの中でたくさん経験・学ばせ、初期の社会化を果たしてから(生後3か月くらい)が望ましいです。
かと言って、早すぎることもありません。本来は親犬や群れの成犬がしつけをする時期なのですから、同じように今度は人間家族が子犬にしつけをしてあげれば良いのです。
ですので、「早すぎる・・」のは、「結果を求めるのが早すぎる」(笑い)です。
とにかく今の子犬の月齢では知能が低すぎます。小さな猛獣状態は、まだまだしばらく続きます(^-^)
かと言って躾をする時期が早すぎるのではありません。子犬が家に来た瞬間から、正しいしつけ接し方をしないといけません。
接し方全体の意識としては素晴らしいです。私のサイトを色々ご覧になられたようですね。普通は、初めて犬を飼う飼い主さんが生後2か月の子犬に毅然と対応するのは無理です。
でも、しっかり意識をお持ちなので、ぜひこのまま続けて、子供さん達にもその姿勢を見せ続けてください。(実際にお嬢さんはお母さんの態度を見て、もう理解しています)。
いつもはメールサポートでは、飼い主さんの意識改革からお話しますが、もうそれができていらっしゃいますので、ご質問にお答えしていくだけにします。
犬のしつけでは、手法にこだわらなくて良いです。意識をしっかりお持ちなので、子犬の成長と共に良くなっていきます。ご心配いりません。ただし、申し上げた通り今の子犬の月齢が低すぎますので、結果は期待しないで、淡々と続ける時期になります。
Q1、多少手間はかかりますが、添付ファイルの図解の通りに、柵の端に添え木を付け、蝶つがいとフックを追加すると良いです。それくらいは海外のホームセンターでも売っているはずです。
Q2、
>あお向けは・・こんな感じでいいのでしょうか?
↑良いですよ。そのように続けてください。従属的なナデナデにしないで、ポンポンとタッチしたり、足やシッポを軽く握ると良いです。「体罰ではない、ナデナデの甘やかしでもない」という意識があれば大丈夫です。
申し上げた通り、今の子犬の時期は小さな猛獣状態ですので、期待しないで続けることです。それと、ただ漠然としないで、「ゴロン」「マテ」などの指示音や「指先クルクル」などのジェスチャーを関連付けながら褒めて、指示で出来るように練習しましょう。
ボール遊びの流れの中で教えても良いです。
主従関係の確認挨拶にできますし、グルーミング・雨具を着せる・外傷や腫瘍のチェックなどにも有効です。
Q3、
>ケージに戻されると、「がるるるぅ、がるるるぅ」と・・
↑犬も人間の子も要求に際限がなくなります。10分の遊びで満足しないので20分にした・・それに慣れたらまた満足しなくなった・・今度は30分・1時間・2時間・・と際限がなくなっていきます。
「サークルから出せ、散歩連れて行け、エサ食べさせろ」・・際限がなくなります。人間家族のルールに犬を適応させないといけません。また、従属的な意識があると、接し方全体に影響して関係が崩れます。気を付けないといけません。
それと、まだ骨格がしっかりしていない月齢ですので、全力疾走やジャンプなどの激しい遊び、長時間の遊びはいけません。子犬は脱臼や関節形成不全の原因になります。それと睡眠が頻繁に必要な時期です。
(ですのでリーダーウォークも3か月くらいからにしましょう。首輪とリードに慣れさせることは始めても良いです)。
ただし、まだ月齢が低すぎますので、体調管理などには十分注意してください。食事が気管に詰まったり、異物を誤飲したりしないか、せきをしていないか・・などさりげなく監視はします。
それと、お庭などで遊ぶ時も注意です。基本的に植物は毒物と思ってください。興奮した犬はウンチでも腐葉土でも小石でも、何でも飲み込もうとします。
Q4、
>褒めてトイレのしつけに繋げた方がいいのでしょうか?
↑このケースではいけません。現行犯ではないからです。褒めるのも叱るのも現行犯です。犬が行為をしている、その瞬間でないと効果がないばかりか、別の行動と結びつけて誤解されます。
吠えた時も、ウンチ・オシッコした時も、その場面を見つけたら一貫して教えてください。その現場をおさえるのが難しいことが、外飼いのデメリットです。従属的にならないように何気なく監視することが重要です。
現行犯を見逃したら、良い事も悪い事も無視して忘れてください。
トイレは本書の条件を作って、とにかく現場をおさえること、指示音と指差しで場所の関連付けをたくさんすることです。
>一度もクレートハウス内に「おしっこ」「うんち」ともにした事がない・・
↑犬はもともとキレイ好きですので、自分の寝床にはしたくないのです。ただ、興奮してジタバタして、オシッコ・ウンチを踏んで、ウンチまみれ(笑い)になってしまいます。
>ケージ内のタイルの上全てがトイレ・・
↑Q5のお話も一緒にいたしますが、余分なスペースが広すぎるのです。今の子犬の大きさなら、今の広さの半分くらいでも良いです。成長にともなって、柵の組み合わせで広くしていきましょう。
それとトイレがすでに小さすぎます。犬はクルクル回って足場を確認してトイレしますので、今の月齢の大きさでもすでにトイレが小さいです。今の2倍くらいが理想です。成犬になったら、もうその2倍です。
犬の普段の居場所に広い遊び場は要りません。メリハリを付けて飼い主さん主導で、遊び・運動・散歩(全部しつけの要素)、を主導でしてください。
>足場が不安定な所にはやりたがらない・・
↑「しなる・ずれる・滑る・高い」という要素が無ければ大丈夫です。今は、①外飼いで教える機会が少ない、②余分なスペースが大きい、③トイレが小さい、④知能が低い月齢、⑤関係作りが出来ていない、という要素で覚えられない状況です。
成長も待ちながら、できることは淡々と一貫してやり続けましょう。
では、頑張って続けてください(^-^)
二週間前に我が家に来た子犬は、生後46日でした。譲り受けた子犬は、ブリーダーさんからではなく、ゴールデンのペアを飼っている知り合いで、今回父親6才、母親4才のゴールデンの間に9匹の赤ちゃんが生まれたとのことでした。
子犬はずっと親と9匹の兄弟達と過ごし、引き渡しの1週間ほど前から昼も夜も母親と別に寝るようにしてきた、とおっしゃっていました。
引き取った時は生後46日で、まだあどけない表情をする事が多かったですが、日に日に子供のようなやんちゃな表情が多くなって来ています。
後で、早すぎたかな?と少し後悔したのですが、我が家は外で飼う事を決めていたので、最初から庭に面したテラスに扉付きのクレートを置き、夜は扉を閉めて寝かしていました。
2日間だけ一度寝た後夜中の12時頃、「きゃいん、きゃいん」と鳴きましたが、それ以降は朝まで鳴いたりする事はありません。要求吠えには応えないを徹底して無視していたので、あきらめたようです。
子供たちが夏休み(南半球なので)に入り、日中私も子供たちもいるので、出来るだけテラスで過ごすようにして、お留守番や人の目が届かない時だけクレートの扉を閉め中にいさせるようにしていました。(最初の3日ほど)
でも、すぐに庭が自分のテリトリーのようにあちこちマーキングし始め、呼んでも来なくなかったり、こちらが遊ばれているような態度を示す事があったり、芝生に落ちているいろいろなものを口に入れてしまうので、やっぱり野放しじゃいけないんだと思い、慌てて即席の囲いを作り、今はクレートにフェンスで1畳ほどのスペースをしきり、その中に手作りトイレを置いています。クレートの扉はトイレの片付け時以外はずっと解放した状態で、自由にケージとクレートを行ったり来たりできます。
子犬は、遊びの後にケージに戻されると「なんで?」といじけて、ぬいぐるみにかぶりついたり、荒れ狂っていましたが、吠えても目を合わせず、声もかけず、無視しているので今は落ち着いています。
Q1:ただ、囲いは専用の物ではないので、扉はなく、毎回上から救い上げるような形で出したり、囲いを持ち上げて、下から出すようにしていますが、戻す時は自分からは入らないので、いつも子犬を抱き上げて上から入れるようになっています。
早く扉で開閉でき、子犬が自分で入れるフェンスにした方がいいですよね?
また、仰向けは毎日、できるだけ何回もやるようにしていますが、興奮している時は一度静かになっても、解放するとすぐに起き上がって「がるる・・」とやればやるほど凶暴になって行く感じがしていました。子犬がまだ小さいのですぐに抑えられるのですが、このままだと性格が悪くなるのではないかと少々不安でした。
HPを何度も見直して、間違っているのではないかと確認したら、「仰向けの時に嫌がる所を触ってやる」とあり、反省しました。
Q2:今までは、仰向けでシッポが「だらん」となるまで、、、に意識が行っていて、体を触ったり、さすったりしていなかったので、早速体中をさすっていますが、「なでる」感じになる場合もありますが、大丈夫でしょうか?
仰向けでなでたり、さすったりする事を始めてからは、凶暴になる時と、ならないで遊ぼ♪遊ぼ♪みたいに手に絡み付いて来る時が、半々位になっています。
子犬が落ち着いている時は「気持ちいいな♪」ってリラックスしているのが分ったので、とっても嬉しかったのですが、まだまだ回数はそんなに多くありません。まだ小さくて、兄弟達とともに過ごしたかったでしょうし、スキンシップを沢山取ってあげたいのですが、甘やかしにならないように、日々試行錯誤です。
こんな感じでいいのでしょうか?
クリスマス(南半球)でやっと2ヶ月になったばかりなので、46日目から一人(一犬?)で寝かせちゃって可哀想だったなと思ったりしますが、日中頻繁に、でも短い時間、外に出して「sit」「stay」「仰向け固め」「ちょこっとボール遊び」をくり返すことで、だんだん満たされていくだろう、、、と考えていますが、もっと遊びたいのに、自由に走り回りたいのに、ケージに戻されると、子犬は「がるるるぅ、がるるるぅ」と、与えている小さなぬいぐるみにかぶりついて、振り回して荒れ狂ったりするので、このままで大丈夫かな?精神的に不安定なわんちゃんになっちゃうのでは?(まだこの段階で、この対応は早すぎたのだろうか?)と少々不安に思ったりします。
Q3:↑この点はどう思われますか?
それから、今のところ要求吠えは殆どないのですが、ケージの中で「うんち」をした時に必ず「キャン、キャン」と呼んで知らせています。
今は、そんな時でも「吠えたらすぐ行く」形を取らずに、少ししてから(要求していない時に)行って、「ハウス」と誘導して扉を閉め、私がケージの中に入って片付けています。(そうでないと、回収しているトイレットペーパーに子犬がまとわりついて来て、回収できないからです)
Q4:この場合、トイレはすぐに教えてくれているから行ってすぐに子犬を褒め、トイレのしつけに繋げた方がいいのでしょうか?
今は、トイレの上にやっている事もありますが、ケージ内のタイルの上全てがトイレになっている状態です(笑)。
子犬を見ている時は「ピピピピ」の声かけをしていて、トイレの上で出来た時は「Good Girl!!」と体をポンポンして褒めています。まだまだ先は長そうですが、クレート内は寝床と決めているようで、今まで一度もクレート内に「おしっこ」「うんち」ともにした事がないので、それはとても親孝行な犬だと感謝して気長に何ヶ月か続けようと思っています。
Q5:実は日本のように便利なペットグッズはないので、トイレもバスタオルを3つ織にして、その上にバーベキュー用のがっしりして重い網を載せているだけなんです。足場が不安定な所にはやりたがらない、、とHPにあったので、今のトイレは子犬にとってはやりにくいでしょうか?改善した方がいいでしょうか?
一応ウンチもオシッコもその上でしてくれることもありますが、、、、。
バスタオルは毎日手洗いして取り替えています。初めトイレシートを使っていましたが、すぐにひっぱり出して引きちぎって粉々にしていました。分りにくいかもしれませんがトイレが写っている写真を貼付しますので、コメント頂けたらと思います。
ゴールデンレトリバー メス 生後57日(2ヶ月と1日)
家族構成:夫(43才)、私(40才)、娘(13才)、息子(10才)
夫:かわいいと思い声かけはしているが、普段殆ど接する事はない。
娘:ベタベタかわいがるのは、あまり好きではないのでしつけ係に徹している。
息子:犬を出す時はサッカーボールでよく遊んでいる。仰向けも一日に1・2回はできる。
長々とすみません。心が折れそうなほど、困っているという状況ではありませんので、お手すき時で結構ですので、ご回答頂けたらと思います。以上、よろしくお願い致します。
子犬を親兄弟と離したのは、少し早かったです。(外飼いの物理的な面でも)。
本来はまだまだ、親犬のしつけを受けたり兄弟ゲンカの中でたくさん経験・学ばせ、初期の社会化を果たしてから(生後3か月くらい)が望ましいです。
かと言って、早すぎることもありません。本来は親犬や群れの成犬がしつけをする時期なのですから、同じように今度は人間家族が子犬にしつけをしてあげれば良いのです。
ですので、「早すぎる・・」のは、「結果を求めるのが早すぎる」(笑い)です。
とにかく今の子犬の月齢では知能が低すぎます。小さな猛獣状態は、まだまだしばらく続きます(^-^)
かと言って躾をする時期が早すぎるのではありません。子犬が家に来た瞬間から、正しいしつけ接し方をしないといけません。
接し方全体の意識としては素晴らしいです。私のサイトを色々ご覧になられたようですね。普通は、初めて犬を飼う飼い主さんが生後2か月の子犬に毅然と対応するのは無理です。
でも、しっかり意識をお持ちなので、ぜひこのまま続けて、子供さん達にもその姿勢を見せ続けてください。(実際にお嬢さんはお母さんの態度を見て、もう理解しています)。
いつもはメールサポートでは、飼い主さんの意識改革からお話しますが、もうそれができていらっしゃいますので、ご質問にお答えしていくだけにします。
犬のしつけでは、手法にこだわらなくて良いです。意識をしっかりお持ちなので、子犬の成長と共に良くなっていきます。ご心配いりません。ただし、申し上げた通り今の子犬の月齢が低すぎますので、結果は期待しないで、淡々と続ける時期になります。
Q1、多少手間はかかりますが、添付ファイルの図解の通りに、柵の端に添え木を付け、蝶つがいとフックを追加すると良いです。それくらいは海外のホームセンターでも売っているはずです。
Q2、
>あお向けは・・こんな感じでいいのでしょうか?
↑良いですよ。そのように続けてください。従属的なナデナデにしないで、ポンポンとタッチしたり、足やシッポを軽く握ると良いです。「体罰ではない、ナデナデの甘やかしでもない」という意識があれば大丈夫です。
申し上げた通り、今の子犬の時期は小さな猛獣状態ですので、期待しないで続けることです。それと、ただ漠然としないで、「ゴロン」「マテ」などの指示音や「指先クルクル」などのジェスチャーを関連付けながら褒めて、指示で出来るように練習しましょう。
ボール遊びの流れの中で教えても良いです。
主従関係の確認挨拶にできますし、グルーミング・雨具を着せる・外傷や腫瘍のチェックなどにも有効です。
Q3、
>ケージに戻されると、「がるるるぅ、がるるるぅ」と・・
↑犬も人間の子も要求に際限がなくなります。10分の遊びで満足しないので20分にした・・それに慣れたらまた満足しなくなった・・今度は30分・1時間・2時間・・と際限がなくなっていきます。
「サークルから出せ、散歩連れて行け、エサ食べさせろ」・・際限がなくなります。人間家族のルールに犬を適応させないといけません。また、従属的な意識があると、接し方全体に影響して関係が崩れます。気を付けないといけません。
それと、まだ骨格がしっかりしていない月齢ですので、全力疾走やジャンプなどの激しい遊び、長時間の遊びはいけません。子犬は脱臼や関節形成不全の原因になります。それと睡眠が頻繁に必要な時期です。
(ですのでリーダーウォークも3か月くらいからにしましょう。首輪とリードに慣れさせることは始めても良いです)。
ただし、まだ月齢が低すぎますので、体調管理などには十分注意してください。食事が気管に詰まったり、異物を誤飲したりしないか、せきをしていないか・・などさりげなく監視はします。
それと、お庭などで遊ぶ時も注意です。基本的に植物は毒物と思ってください。興奮した犬はウンチでも腐葉土でも小石でも、何でも飲み込もうとします。
Q4、
>褒めてトイレのしつけに繋げた方がいいのでしょうか?
↑このケースではいけません。現行犯ではないからです。褒めるのも叱るのも現行犯です。犬が行為をしている、その瞬間でないと効果がないばかりか、別の行動と結びつけて誤解されます。
吠えた時も、ウンチ・オシッコした時も、その場面を見つけたら一貫して教えてください。その現場をおさえるのが難しいことが、外飼いのデメリットです。従属的にならないように何気なく監視することが重要です。
現行犯を見逃したら、良い事も悪い事も無視して忘れてください。
トイレは本書の条件を作って、とにかく現場をおさえること、指示音と指差しで場所の関連付けをたくさんすることです。
>一度もクレートハウス内に「おしっこ」「うんち」ともにした事がない・・
↑犬はもともとキレイ好きですので、自分の寝床にはしたくないのです。ただ、興奮してジタバタして、オシッコ・ウンチを踏んで、ウンチまみれ(笑い)になってしまいます。
>ケージ内のタイルの上全てがトイレ・・
↑Q5のお話も一緒にいたしますが、余分なスペースが広すぎるのです。今の子犬の大きさなら、今の広さの半分くらいでも良いです。成長にともなって、柵の組み合わせで広くしていきましょう。
それとトイレがすでに小さすぎます。犬はクルクル回って足場を確認してトイレしますので、今の月齢の大きさでもすでにトイレが小さいです。今の2倍くらいが理想です。成犬になったら、もうその2倍です。
犬の普段の居場所に広い遊び場は要りません。メリハリを付けて飼い主さん主導で、遊び・運動・散歩(全部しつけの要素)、を主導でしてください。
>足場が不安定な所にはやりたがらない・・
↑「しなる・ずれる・滑る・高い」という要素が無ければ大丈夫です。今は、①外飼いで教える機会が少ない、②余分なスペースが大きい、③トイレが小さい、④知能が低い月齢、⑤関係作りが出来ていない、という要素で覚えられない状況です。
成長も待ちながら、できることは淡々と一貫してやり続けましょう。
では、頑張って続けてください(^-^)