犬のしつけがQ&Aで分かる!

犬の3ヶ月は赤ちゃんではなく学習としつけができる時期

m1.png我が家には3カ月になるジャックラッセルテリアがおります。
家にやってきて1か月ちょっと経ちます。

いろいろ犬のしつけ本を読んで実践してみましたが、なかなかうまくいかないのが現実です。

しつけ本の多くには「とにかく褒めて、できたらご褒美(おやつなど)をあげる。良い子だね~と声を掛ける。主従関係は関係ない。」と書いてありますが、なんとなく違和感を覚えていました。

現に、おやつがあるときは言うことを聞いているように思いますが、それ以外では聞く耳も持たないと言った感じです。

帰宅したらワンワン吠える、トイレシーツはビリビリに破いてしまう、サークルの中にいるときは85%の確率でトイレは成功しますがサークルから出すとあちこちにオシッコをしてしまう有様です。

リーダーウォークやあおむけ固めは3カ月くらいの子犬にも効果はあるのでしょうか?

早すぎることはないですか?また今の問題行動も解決するでしょうか?


m2.pngまず3ヶ月という事ですが、早すぎるのではなく今が一番良い時期です。3~4ヶ月が一番吸収力が高く、家族との関係が出来上がる時期です。もちろん、それ以降もしつけは継続が必要ですが、1歳や2歳を過ぎていくと、なかなかしつけが身に付かなくなっていきます。(年を重ねるごとに落ち着きは出ていきますが)。
 
ですので今が一番良い時期です。ただし、あせらないでください。「早くしなければ」と思い無理をさせたり長時間は禁物です。そして犬の知能の限界も理解してあげてください。
 
「あお向け」ですが、実際には子犬が歩き回るころ、すでに母犬が子犬に対するしつけとして使っています。例えば野生では、子犬が頻繁に巣穴から出たり、吠えたりすれば天敵に見つかり家族全員が命を奪われてしまいます。また兄弟の遊びのなかでも自然に「あお向け」による順位確認をしています。
 
あまりにも激しく暴れるようなら、無理せずリーダーウォークから始めてください。「あお向け」は少しずつ実践してください。最初は一瞬でもひっくり返ったらすぐ止めて褒めてください。そして1秒、2秒・・・と少しずつ長く出来るようにしてください。
 
「主従関係・リーダーシップ・信頼関係」これがもっとも大切です。これが出来ていないと、トイレや吠えなど、何を教えてもどんな方法を使っても覚えてくれません。(しつけグッズは一時的な即効性はありますが)。
 
まずは犬にとって「言う事を聞きたくなる存在」になることが重要です。それが出来たなら、犬はちゃんと吸収してくれます。問題行動はおのずと消えていきます。また、「要求吠え」などであれば教えずとも、しなくなります。
 
「型」と「音」の組み合わせで教えてあげてください。何が良くて、何が悪いことなのか、ハッキリ教えてあげないと犬の知能では理解できないのです。褒める事、叱る事、両方ともハッキリ教える必要がありますが極端にするのは良くありません。犬にとってみると、従属的な態度に映ってしまうからです。
 
その他、余談になりますが
・毎日の運動は30分から1時間は必ずさせてください。(させすぎも良くないですが)。散歩は必ずリーダーウォークで。運動不足→ストレス→問題行動にもなりえます。
 
・ケージ内で骨ガムを与えてください。これから歯が生え変わる時期で、ムズかゆいので何でも噛んで壊して、ちぎります。固めのオモチャが良いです。骨ガムは歯やアゴに良く、食べても良いですし、安価です。骨ガムが最適です。


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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