ご飯を用意している時の犬の叫び声に参っている
トイプードル(オスとメス生後2カ月)2匹を同時にショップで2週間前に迎えました。家族は夫と私(40代)
私は用事や仕事(週1程度)意外は家事をしています。夫は仕事が遅いため朝夜合わせて1時間程。
しつけの問題ですが、ご飯を用意している時の犬の叫び声に参っています。ものすごい大きな甲高い叫び声×2でノイローゼ気味です。オスは夜寝る前もやります。
どうしても「うるさい!静かにしなさい!」と怒鳴ってしまいます。
それ以外は静かに寝ているので家事が出来ます。食事の準備に敏感に気づき泣き叫ぶのです。1日4回の食事です。
普段はケージにしきりをして入れ、10日経った頃から時間がある日は1日10分ぐらい出して遊ばせたり、二人で遊ばせたりしています。オスが身体が大きく、やんちゃで激しいので程よい所で別々にしています。
それと目やにを取ったり身体をなぜたりする時間を1人10分程度取っています。どうかアドバイスをお願いいたします。
今回アドバイスの前に、何点か確認させていただきたいことがございます。お時間あります時に、下記の内容をお知らせいただけますと幸いでございます。
①「ご飯を用意している時の・・」「1日4回の食事です・・」
↑吠えるのは人間の食事時ですか? それとも犬の食事時ですか? 両方ですか?
②「10日経った頃から時間がある日は1日10分ぐらい出して遊ばせたり・・」
↑家に来て最初の10日間の間に、ケージから出したり声掛けしたりナデナデ抱っこされたことはありましたか?
③現在の症状は何日目から出てきましたか?
④本日ご購入されたばかりですが、Q&Aサイトでお調べになられましたか?
それでは以上、お待ち申し上げております。
堀川様メールありがとうございます。
1.犬の食事を用意している時です。また、朝は私達が起きてくるとすぐ始まります。あまりのうるささで私達の食事を用意する前に犬にあげてしまっていました。
2.やってました。膝に乗せて身体をふいたりなでたりしていました。
3.オスは3日目ぐらいから、メスは10日目ぐらいからです。
4.はい。さらに熟読をすすめます。精神的に辛くなってすぐメールしてしまいました。
まずご理解いただきたいことは、情報のつまみ食いは危険だということです。
犬にとっては矛盾になり、理解できないどころかギャップに苦しみ反発することになります。
根本からしっかり学んで、土台を作らなければいけません。それが無いまま表面上のテクニックだけでは、犬は見抜いてしまいます。
犬のしつけは全てがつながっています。特に私のしつけ法はそうです。
情報のつまみ食いにならないように、全体的に学んでいただいて、根本から自己改革していただき、その上でテクニックを使うから有効になります。
では今回の応急的な対処法のお話です。(怒鳴るのは犬の興奮をあおるだけなので止めましょう。犬には意味は理解できません。)
まず、ドッグフードの準備に関しては、犬の興奮を少なくする工夫はできます。
ドッグフードの保管場所は、犬の居る部屋から遠い場所で、扉を閉めておける部屋が良いです。
例としては洗面所です。出入り口の戸を閉めて、さらに浴室の換気扇をONにしてから、浴室にエサ皿にフードを入れ持っていき、熱湯を注いでふやかします。
洗面所の戸を閉めて、浴室の換気扇ONもしくは窓開けで、臭いと音は犬には届きにくいですので、興奮は少なく抑えられます。
フードがふやけたころ(20~30分後)、取りに行って犬の所へ持ってきます。
マテは無理に長くさせなくて良いです。今は2秒でも3秒でも出来れば十分ですし、吠えの興奮癖が強すぎる今は、マテさせないですぐに食べさせても良いです。マテの教えは他の場面でもいくらでも教えられます。
また、朝一や寝る前の吠えでは、『布掛け目隠し』をしましょう。エサを持って来る時にも使っても良いです。
犬をクレートに入れて扉を閉めて、そこに毛布などの厚手の布を掛けて、暗く目隠しします。巣穴感覚で落ち着ける犬が多いです。(夏場はエアコンをつけて熱中症に注意)
夜に明かりを消しても意味はありません。犬の暗視力は高いですので、人間には真っ暗でも犬には普通に見えています。
他には、注意音と同時に口閉じする方法やリーダーウォークや仰向けもありますが、まだあまりにも子犬が幼すぎて知能がありませんので、甘くやっても意味が理解できず「吠えればかまってもらえる」とさらに誤解したり、逆に強くやりすぎると防衛本能を刺激するだけになってしまいます。
口閉じ、仰向け、首輪をチョンと引き上げる注意法は3か月以降、そしてリーダーウォークは4か月以降にしましょう。
>膝に乗せて身体をふいたりなでたり・・
↑犬の本能には従属的に映ってしまう接し方があります。Q&Aの熟読で、知識と意識を高めてください。接触が悪いのではなく、「接し方」の問題なのです。
グルーミングは、高い台を確保すると良いです。
犬は「高い・すべる・しなる・ずれる」ような不安定な足場が怖いので嫌がります。そこに高い台に乗せると怖がってジッとする傾向が多いですので、それを利用しましょう。
それでは、まずは教材全体を熟読いただき、知識と意識を深めてください。これから頑張って続けていきましょう(^_^)