犬のしつけがQ&Aで分かる!

子犬が激しく遊んでくる理由・しつけ方

質問内容こんにちは、子犬のしつけに一喜一憂しています。先住犬と子犬は、あいかわらず子犬が何回も先住犬に近寄り、先住犬が威嚇してますが、前よりはましになってきたように思います。

今回は子犬の相談ですが、娘たちにはじゃれたりペロペロしたりするのですが、私には飛びついたり服を噛んでふりまわりしたりしてあまり舐めたりしません。

その度にダメといって口をつかんだり、あおむけにしたりしますが、よけい噛んできます。そのくせ、ご飯の用意や用事をしてると、足元で骨ガムを噛んだりしてじっと側にいたり、部屋を出るとドアの前でクンクン泣いています。

リードをつけるとリードを噛んで歩きませんし、しまいにはリードをちぎってしまいます。

私が厳しくしてるので娘たちに甘えるんでしょうか?

子犬のしつけにこんなに苦労したことないので、大変さをしみじみ感じています。

 

返答内容

今の時点では、子犬は○○様を母犬のように感じています。

子犬は、親犬の動くシッポをしきりに追いかけて噛んだり、遊び相手として大胆に振る舞います。

これが、子犬流の心を許して甘えている証拠なのです。犬は、心を許していない相手にはそういうことはしません。どこかで本能で抑えています。(それでも人間から見たら大胆ですが)

人間の幼子も同じ対応をしますね。自分の親には激しく飛びついておんぶしたり、キックしたり、ペチペチ叩いたり、つねったり、髪の毛を引っ張ってみたりしますね。でも友達にはそこまでしませんよね。

子供なりに気を遣うラインがあるのです。

だから子犬は、子供さん達には少し慎重に対応しています。犬が相手を舐めるのは、挨拶であったり、自分の緊張を和らげる行為でもあります。つまり、まだちょっと気を使っている遊び方なわけです。

まだ信頼関係が出来ていない証拠です。

前回もお話いたしましたが、今の子犬の月齢はあまりにも幼すぎるんです。

この時期にやるべき事は、チヤホヤの甘やかしだけしないこと、相手を噛むなどの悪い行為は、ルールとして一貫して注意することです。

今はそれくらいで良いんです。結果も求めないで、「注意勧告」というくらいの意識でいてください。

リードに対しても、遊びの対象くらいにしか今は理解できないのです。

知能が低すぎますので、何も求めてはいけない時期なのです。今は「与える時期」です。

しかし、犬としての本能は持っていて、そういう視点で相手を見て感じています。チヤホヤの甘やかしだけしないことです。

(5・6か月の反抗期に入ってきての飛びつきやマウンティング、唸りをともなう吠えや噛み付きは主従関係の崩れですので、厳しく対応しなければいけません。今はそういう意味合いはまだないです)

今は、子犬の知能の発達と経験の積み上げを待ってあげないといけない時期なのです。知能の高い人間の子育てよりも、ある意味、子犬のしつけの方が難しいのです・・・

 

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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
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