犬のしつけでオヤツ抱っこナデナデ意味の無い声掛けはダメ
犬のしつけ問題の内容:
(1)リーダーウォークがうまくできない。うちの犬は、小さいためか引っ張ることよりも座り込むことの方が多い。座り込んだらなかなか動かない。歩き出したと思ったら、すぐににおいを嗅ぐため立ち止まったり、座り込んだりする。
(2)食糞をする。
(3)オイデができない。
(4)インターフォンがなったり、来客があると吠える。時間が経つと吠えなくなる。外から子供の声がすると吠える。
愛犬の種類:チワワ7か月メス現在1.6㎏程度 ほかの動物は飼っていません。
家族構成:本人35歳/妻30歳
一日の愛犬との同居時間は妻が専業主婦なので家にいるが、買い物などで5時間程度留守番させている。
①私たちがサークルに入って、犬を膝にのせてなでる。または犬をサークルから抱っこして出して、ソファーの上で抱っこする。
②ケージの中にぬいぐるみや紐のオモチャなどを入れたままでした。たまにオモチャをなげたり、引っ張りっこをしていました。
③しつけの際にオヤツを使うことがよくありました。褒めるときは抱っこをしていました。叱るときは「ダメ」って大きな声で言っていました。
④ ③のようにオヤツ、抱っこ、ナデナデ、声掛けはよくしていました。
⑤散歩は、30分程度。犬がよく座り込むので声をかけて歩かせたり、時にはオヤツで釣ることもありました。
⑥6時半 起床
7時頃 犬のご飯
食後に体を拭いたりしながら30分程度、スキンシップ。その後、犬をサークルに戻すとケージの中で寝る。
11時頃 犬が起きて妻の存在に気付くと遊んでほしそうにするそうです。時間があるときは軽くスキンシップ。
12時頃~17時頃 妻が外出
17時頃~18時頃 雨の日以外は散歩へ行く。散歩の後、体を拭いたりスキンシップ後、犬のご飯。食後は、ケージの中でほぼ寝てる。
20時頃 私が帰宅。帰宅後、犬をサークルから出して30分位スキンシップ。スキンシップ後、犬はケージへ。
23時頃 引っ張りっこや紐で遊んだあと、歯磨きをさせてケージへ戻す。
24時頃 私たちが就寝。
飼育環境を添付してあります。広さはケージとサークル合わせて一畳分くらいです。基本的にケージとサークルの中で過ごしています。遊ぶ時だけ外に出します。
以上が現在の状況です。よろしくお願いします。
犬は生後7・8か月過ぎてくると、知能が急に高くなっていきます。成犬としての権勢本能も出てきます。ですので、それまでに犬が誤解するような接し方があると、この時期に関係が崩れたり問題が大きくなってきます。
知能が高くなると言っても、やっぱり犬ですし、まだ幼く経験も乏しいのでこれから意識を強化して、しっかり育てていきましょう。
お子様がいらっしゃらないようですので、どうしても犬を溺愛したくなります。お気持ちは大変良く分かりますし、愛情も必要なのですが、人間から見た愛情表現は犬には従属的でしかない場合が多いです。それはしっかり認識して、修正はしていかないといけません。
確かに、犬のしつけなど全くしていなくて、いつも抱っこや添い寝・・でも問題ない・・という犬もマレにいます。しかしやっぱりそれはマレで、大半の犬はそうはいきませんし、「隣の芝生は青く見える」のように、実は「抱っこしないと怒って噛みつく・・添い寝しないと吠えてどうしようもないから」・・というケースが少なくないのです。
大切な家族ですから、愛情は必要ですが、犬には犬の本能の視点がありますので誤解を与えないように接していきましょう。
>リーダーウォークがうまくできない・・
>座り込んだらなかなか動かない・・
>オイデができない・・
↑無理に引っ張ったりしないで、遊びの中で関係作りをしながら、教えを自然に混ぜ込んでいくと良いです。リードを付けたまま室内でボール遊びをしましょう。
(引っ張りっこは対面しての力比べで対抗心が強くなるのと人の服やリードを噛んで引っ張ることが区別が付かなくなる場合があります。また主導の要素もあまりないのでおすすめしていません)。
ボール遊びの流れの中で、時々リードとボールを持ったまま少し歩きます。またボール遊びを再開→時々リードを持って歩く→またボール遊び。それを繰り返しながら慣れさせていき、段々リーダーウォークに近づけていけば良いです。
その時にオイデを関連付けながら呼び寄せても良いです。あお向けもそうですが、いつも「ヨーシやるぞ」と意気込んでやっていると、パターン化してしまい、オイデと言われても犬が察知して来なくなります。そういう場合は、楽しい遊びを通して、「主導」を示し関係作りをしていくと良いです。
オヤツは止めましょう。栄養のバランスも崩れていますし、ドライフードを食べなくなります。知能がこれから高くなってくるので好き嫌いを覚えます。食べなければ別の好きな物を出してくれる・・ということも学習するのです。
そしてオヤツで釣っていると、なんとなく関係作りができているかのような錯覚になってしまうのです。これが最も怖いことなのです。
ジロジロ見つめ声掛けナデナデも止めましょう。下位の犬は、リーダーや上位の犬にすり寄って挨拶し、ペロペロします。まさしくそれをやってしまっているわけです。
抱っこも同じく従属的です。犬どうしでは、体を合せる時に必ず上位の犬が下位の犬の体の上に、自分の体の一部を乗せてきます。マウンティングもそうですが、体位が関係性を表しているのです。膝上抱っこも同じです。
スキンシップ自体は、主導型の遊びで大いにして良いのです。
褒め方も猫なで声でナデナデや大げさに褒めるのではなく、リーダーらしく毅然とハッキリ「○○良い子!」や、指示音とジェスチャーを関連付けながら、犬の肩をポンポンして褒めてください。
犬をかまいたければ、意味なくナデナデ抱っこではなく、オテでもスワレでも何でも良いので、何か「指示を出す→犬が行動→褒める」というパターンにすれば良いです。これなら楽しくスキンシップもできますし、動作も覚えますし、主従関係も深まっていきます。
「ダメ」で叱って終わりにしないことと、大声も犬の興奮を増長するだけです。「ダメ!」は静かに低い声で毅然と伝え「悪い型を注意するだけ」、にして、そこに必ず良い型をとらせ指示音とジェスチャーを褒めながら関連付ける・・ということまでをセットにしてください。
(4)のインターフォンと来客への吠えですが、積極的に機会を作って慣れさせ、直接の教えもしてください。
インターフォンはご夫婦で協力してできますね。どちらかがインターフォンを鳴らし、犬が吠えたらもうお一人が犬に「ダメ」で口閉じをして叱り型と音で関連付けして褒めます。またチャイムを鳴らし、吠えたら「ダメ」で・・・この繰り返しです。
そして、インターフォンを鳴らしても吠えなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて何度も反復してください。
また配達などのちょっとした来客にも、会わせるようにしましょう。犬にリードを付けて玄関まで連れて行き、会わせます。犬も慣れていきますし、そこで吠えたら口閉じで教えます。
そして、もっとも大事なことですが、何を教えるにしても叱っても褒めても、関係次第でその効果が全く違ってくる・・ということです。それは、リーダーウォークや仰向けなどの手法の上塗りではなく、普段の何気ない接し方や態度しぐさ全体が影響しています。
犬は常にそれを総合的に見て感じています。それを絶対に忘れてはいけません。
(2)の食糞ですが、これは犬のしつけの中で最も難しいです。飼い主の見ていない所で、犬の判断でできてしまい、練習する機会も教える機会もなかなか作れないからです。
まず、食糞防止のシロップなどは効かないので買わないことです。本書記載のトイレしやすいタイミングを作って促し、正しい場所で指差しと音出しの関連付けで褒めながら、根気よく覚えさせていくしかありません。とにかくウンチの監視を強化して、音出しを関連付けしておくことです。
もう少し成長するとゴハンの回数も少なくでき、ウンチの時間と回数もある程度決まってきますので、ウンチしやすいタイミングも分かりやすくなっていきます。
それとまだまだ成長期ですので、フードの量も少しずつ多くしてください。また、冬前は脂肪を付けたり冬毛の産生のために栄養もたくさんとる傾向があります。(逆に夏は少なめ)。
では、頑張って続けてください(^-^)
(1)リーダーウォークがうまくできない。うちの犬は、小さいためか引っ張ることよりも座り込むことの方が多い。座り込んだらなかなか動かない。歩き出したと思ったら、すぐににおいを嗅ぐため立ち止まったり、座り込んだりする。
(2)食糞をする。
(3)オイデができない。
(4)インターフォンがなったり、来客があると吠える。時間が経つと吠えなくなる。外から子供の声がすると吠える。
愛犬の種類:チワワ7か月メス現在1.6㎏程度 ほかの動物は飼っていません。
家族構成:本人35歳/妻30歳
一日の愛犬との同居時間は妻が専業主婦なので家にいるが、買い物などで5時間程度留守番させている。
①私たちがサークルに入って、犬を膝にのせてなでる。または犬をサークルから抱っこして出して、ソファーの上で抱っこする。
②ケージの中にぬいぐるみや紐のオモチャなどを入れたままでした。たまにオモチャをなげたり、引っ張りっこをしていました。
③しつけの際にオヤツを使うことがよくありました。褒めるときは抱っこをしていました。叱るときは「ダメ」って大きな声で言っていました。
④ ③のようにオヤツ、抱っこ、ナデナデ、声掛けはよくしていました。
⑤散歩は、30分程度。犬がよく座り込むので声をかけて歩かせたり、時にはオヤツで釣ることもありました。
⑥6時半 起床
7時頃 犬のご飯
食後に体を拭いたりしながら30分程度、スキンシップ。その後、犬をサークルに戻すとケージの中で寝る。
11時頃 犬が起きて妻の存在に気付くと遊んでほしそうにするそうです。時間があるときは軽くスキンシップ。
12時頃~17時頃 妻が外出
17時頃~18時頃 雨の日以外は散歩へ行く。散歩の後、体を拭いたりスキンシップ後、犬のご飯。食後は、ケージの中でほぼ寝てる。
20時頃 私が帰宅。帰宅後、犬をサークルから出して30分位スキンシップ。スキンシップ後、犬はケージへ。
23時頃 引っ張りっこや紐で遊んだあと、歯磨きをさせてケージへ戻す。
24時頃 私たちが就寝。
飼育環境を添付してあります。広さはケージとサークル合わせて一畳分くらいです。基本的にケージとサークルの中で過ごしています。遊ぶ時だけ外に出します。
以上が現在の状況です。よろしくお願いします。
犬は生後7・8か月過ぎてくると、知能が急に高くなっていきます。成犬としての権勢本能も出てきます。ですので、それまでに犬が誤解するような接し方があると、この時期に関係が崩れたり問題が大きくなってきます。
知能が高くなると言っても、やっぱり犬ですし、まだ幼く経験も乏しいのでこれから意識を強化して、しっかり育てていきましょう。
お子様がいらっしゃらないようですので、どうしても犬を溺愛したくなります。お気持ちは大変良く分かりますし、愛情も必要なのですが、人間から見た愛情表現は犬には従属的でしかない場合が多いです。それはしっかり認識して、修正はしていかないといけません。
確かに、犬のしつけなど全くしていなくて、いつも抱っこや添い寝・・でも問題ない・・という犬もマレにいます。しかしやっぱりそれはマレで、大半の犬はそうはいきませんし、「隣の芝生は青く見える」のように、実は「抱っこしないと怒って噛みつく・・添い寝しないと吠えてどうしようもないから」・・というケースが少なくないのです。
大切な家族ですから、愛情は必要ですが、犬には犬の本能の視点がありますので誤解を与えないように接していきましょう。
>リーダーウォークがうまくできない・・
>座り込んだらなかなか動かない・・
>オイデができない・・
↑無理に引っ張ったりしないで、遊びの中で関係作りをしながら、教えを自然に混ぜ込んでいくと良いです。リードを付けたまま室内でボール遊びをしましょう。
(引っ張りっこは対面しての力比べで対抗心が強くなるのと人の服やリードを噛んで引っ張ることが区別が付かなくなる場合があります。また主導の要素もあまりないのでおすすめしていません)。
ボール遊びの流れの中で、時々リードとボールを持ったまま少し歩きます。またボール遊びを再開→時々リードを持って歩く→またボール遊び。それを繰り返しながら慣れさせていき、段々リーダーウォークに近づけていけば良いです。
その時にオイデを関連付けながら呼び寄せても良いです。あお向けもそうですが、いつも「ヨーシやるぞ」と意気込んでやっていると、パターン化してしまい、オイデと言われても犬が察知して来なくなります。そういう場合は、楽しい遊びを通して、「主導」を示し関係作りをしていくと良いです。
オヤツは止めましょう。栄養のバランスも崩れていますし、ドライフードを食べなくなります。知能がこれから高くなってくるので好き嫌いを覚えます。食べなければ別の好きな物を出してくれる・・ということも学習するのです。
そしてオヤツで釣っていると、なんとなく関係作りができているかのような錯覚になってしまうのです。これが最も怖いことなのです。
ジロジロ見つめ声掛けナデナデも止めましょう。下位の犬は、リーダーや上位の犬にすり寄って挨拶し、ペロペロします。まさしくそれをやってしまっているわけです。
抱っこも同じく従属的です。犬どうしでは、体を合せる時に必ず上位の犬が下位の犬の体の上に、自分の体の一部を乗せてきます。マウンティングもそうですが、体位が関係性を表しているのです。膝上抱っこも同じです。
スキンシップ自体は、主導型の遊びで大いにして良いのです。
褒め方も猫なで声でナデナデや大げさに褒めるのではなく、リーダーらしく毅然とハッキリ「○○良い子!」や、指示音とジェスチャーを関連付けながら、犬の肩をポンポンして褒めてください。
犬をかまいたければ、意味なくナデナデ抱っこではなく、オテでもスワレでも何でも良いので、何か「指示を出す→犬が行動→褒める」というパターンにすれば良いです。これなら楽しくスキンシップもできますし、動作も覚えますし、主従関係も深まっていきます。
「ダメ」で叱って終わりにしないことと、大声も犬の興奮を増長するだけです。「ダメ!」は静かに低い声で毅然と伝え「悪い型を注意するだけ」、にして、そこに必ず良い型をとらせ指示音とジェスチャーを褒めながら関連付ける・・ということまでをセットにしてください。
(4)のインターフォンと来客への吠えですが、積極的に機会を作って慣れさせ、直接の教えもしてください。
インターフォンはご夫婦で協力してできますね。どちらかがインターフォンを鳴らし、犬が吠えたらもうお一人が犬に「ダメ」で口閉じをして叱り型と音で関連付けして褒めます。またチャイムを鳴らし、吠えたら「ダメ」で・・・この繰り返しです。
そして、インターフォンを鳴らしても吠えなくなる瞬間がきますので、そこでしっかり褒めて何度も反復してください。
また配達などのちょっとした来客にも、会わせるようにしましょう。犬にリードを付けて玄関まで連れて行き、会わせます。犬も慣れていきますし、そこで吠えたら口閉じで教えます。
そして、もっとも大事なことですが、何を教えるにしても叱っても褒めても、関係次第でその効果が全く違ってくる・・ということです。それは、リーダーウォークや仰向けなどの手法の上塗りではなく、普段の何気ない接し方や態度しぐさ全体が影響しています。
犬は常にそれを総合的に見て感じています。それを絶対に忘れてはいけません。
(2)の食糞ですが、これは犬のしつけの中で最も難しいです。飼い主の見ていない所で、犬の判断でできてしまい、練習する機会も教える機会もなかなか作れないからです。
まず、食糞防止のシロップなどは効かないので買わないことです。本書記載のトイレしやすいタイミングを作って促し、正しい場所で指差しと音出しの関連付けで褒めながら、根気よく覚えさせていくしかありません。とにかくウンチの監視を強化して、音出しを関連付けしておくことです。
もう少し成長するとゴハンの回数も少なくでき、ウンチの時間と回数もある程度決まってきますので、ウンチしやすいタイミングも分かりやすくなっていきます。
それとまだまだ成長期ですので、フードの量も少しずつ多くしてください。また、冬前は脂肪を付けたり冬毛の産生のために栄養もたくさんとる傾向があります。(逆に夏は少なめ)。
では、頑張って続けてください(^-^)