犬のしつけとは表面上の操作や調教ではないのです
あなたの愛犬は、しつけグッズやオヤツなどの「物」を使わなくても、あなたや家族に対し笑顔で目を見つめていますか?
それだけで信頼関係と主従関係がどれだけ出来ているのかが分かります・・
エサやオヤツ、オモチャで釣れば、それを見るだけで人間の目を見なくなります。普段は言う事をまったく聞かず、オヤツやオモチャを見せた時だけとりあえず行動する・・あるいはチョークチェーンや悪臭スプレーの効果が嫌でしかたなく行動する・・
そんな表面上の関係は正しいでしょうか?
もし、あなたがそれだけで満足しているのならば、あなたはその犬の本当の能力や愛情を知らないことになります。
犬はオヤツをくれたり甘やかしをする人が好きなわけではありません。むしろ従属的な人物と認識し、支配行動を見せ、気に入らないことがあれば要求吠えしたり噛み付くようになります。オヤツがないと言う事を聞こうともしません。
これが主従関係の逆転です。犬の自由なようですが実際はそうではなく、権勢本能が強化され犬に過大なストレスを与えてしまっている状況です。多くの飼い主さんはそれに気が付いていないのです。
時には厳しく毅然とした態度をとり、主従関係を犬が認識する・・頼れるリーダーに従い生きることが犬の本当の幸せであるということに早く気付いて欲しいのです。
犬を主導し、リーダーシップを見せ、愛犬を安心して穏やかに暮らせるように「犬のしつけ」をするべきなのです。