犬のしつけがQ&Aで分かる!

散歩で犬を見るとフセで待ち伏せる子犬のしつけ

質問内容
どうしても質問したくてメールしました。(ミックス犬6か月)

犬が散歩中に他の犬と出会うとき、自らフセの姿勢をとり、じっと相手が近づくのを待つのです。まるでハンターのように。
射程圏内?に入ると、勢いよく走って犬のところや飼い主さんのところへ行き、お互いのおしりを嗅ぎあったりお辞儀みたいにして遊びの催促をするとき、時々その姿勢のまま待って相手の方が匂いを嗅ぎにくるときがあります。

これはこの時期の子犬にはよくある行動なのでしょうか?

今日出合った犬の飼い主さんに「いつもこうやって待つの?この行動がいいのか悪いのか分からないわねぇ。」と言われたのでちょっと気になって。。。

この行動自体に問題がないのならいいのですが、何か今後問題行動につながるとなるとどうしたらいいのかと思ってしまいました。

前回のメールで犬に攻撃的だったことですが、あの後は全くそういう行動を見せておらず、却ってとても友好的に振舞っています(^-^)

よろしくお願いします。


返答内容前回の威嚇反応も含めて、これは成長期特有の不安定さからきています。

例えば人間の子供でも同じですね。あまりに幼い時は、まだ知能が低すぎて警戒する能力がないので、色んな人に笑顔でのん気に接しますが、3・4歳になってくると知恵がついてきて警戒心も出てきますので、物音がすると「誰かいるの?」と言ってみたり雷が怖かったりしますし、他人がいると親の後ろに隠れたりするようになります。

そして、そこからまた成長していくと、経験の中で「怖くない・・」ということを覚えていき、他人と上手く接したり怖いものも少なくなっていきます。

これは子犬も同じです。まだ生まれて間もないころは、人に抱え上げられたり、他人や犬がいてものん気ですが、成長に伴って段々知恵と警戒心が出てくると、姿・物音・臭いに反応して吠えてみたり、散歩中は飼い主さんの後ろに隠れたりもします。

そしてこれもまた、経験の中で「怖くない・・」ということを覚えていきますし、飼い主さんに教えられ吠えてはいけないことも覚えていきます。

今はそういう変化が激しい成長期です。色々経験して学んでいる段階ですので、心配はされないで、子犬に経験を積ませることと、マナーを教え続けることが必要です。

ただし例外としては、鎖で直接繋ぎ飼いをしたり飼い主さんが体罰で犬のしつけをすれば攻撃的になりますし、散歩中に他の犬や人から怖い思いをさせられた経験を持つと、トラウマになります。

それらがなければ、心配はないです。

また、犬が頭を低くし、おじぎのようなポーズをする時は、遊びの誘いのサインです。吠えて気を引こうとする場合もあります。(唸りが混じると威嚇ですが)

ですので、今回は半分遊び・・半分警戒・・のような、複雑な心境だったわけです(笑い)

人間で言う20歳は、犬の2歳くらいです。まだまだこれから色んな変化があります。成長して落ち着くのは、まだ先のお話です。正しい事・やるべき事を淡々と続けて、子犬の成長も待ちましょう。

では、また頑張って続けてください(^-^)


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【著者:運営責任者】
犬のしつけアドバイザー
堀川春広
株式会社ホリページ代表取締役
https://www.horipage.com/
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